ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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生存率0<ゼロ>PERCENT!!
日時: 2011/07/28 16:33
名前: リーナ (ID: q9W3Aa/j)

生存率0<ゼロ>PERCENT!! プロローグ

この学校は、世界でも有数な学校で有名である。名は、「ディーザ・デス聖総合学園」なんとも悪趣味な名前だ。そんな、悪趣味な名前の学校にこの春、新鮮で有望な1年生が世界各国から集まり、今日は入学式が開幕する。
「何だよっ。「デス」って・・・」
校門前に、ある一人の少女が立っていた。黒の制服—腰まであるジャケットには、腕と体をなぞるように赤いラインが刻まれている。男子は黒のズボン女子はスカートどちらも黒だが、男子はズボンにラインが一本ずつ、女子は等間隔で赤いラインが入っている。靴は、様々だが彼女は黒のニーハイに、膝までの黒のブーツを履いていた。—を身に纏い長い黒髪を腰まで降ろし、鞄を持ちながら学校の表札を見ていた。
「ここが・・・世界有数の学校ね・・・」
彼女は、皆が体育館に行くのを見ながら学校を見上げた。


ここから、彼女の学校生活が始まる。それは、吉か凶か・・・・それはまだ誰も知らない・・・・


生存率0<ゼロ>PERCENT!! ポロローグ 完


生存率0<ゼロ>PERCENT!! ポロローグ 完

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Re: 生存率0<ゼロ>PERCENT!! ( No.2 )
日時: 2011/07/31 14:41
名前: リーナ (ID: q9W3Aa/j)

生存率0<ゼロ>PERCENT!! 第1章 〜始まり〜

・・・—あれから入学式が終わり、一年生は皆教室へと移動した。まだ、席は出席番号順にはなってないらしく、皆自分の番号の席に座った。ちなみに、彼女は10番だった。
「何だか、暗いなこのクラス・・・」
席に着いた彼女は、教室を見ながら呟いた。そこに、先生が入ってきた。
「では、今日から皆さんを指導する、蓮條(れんじょう)と申します。よろしくお願いします。では、まず皆さん一人ずつ自己紹介してください。」
『蓮條』と名乗った男は、なんとも紳士的な男だった。背が高く、髪の毛が少し長い。声は透き通るような綺麗な声だった。そして、生徒達は先生の指示通り自己紹介を始めた。
「はい。ではー・・・次は貴女ですよ・・・」
「はいっ!えっえっとぉ・・・田中 桃子(たなかももこ)といいます・・・・」
今にも消えてしまいそうな声の持ち主は、髪をボブカットにして眼鏡をかけた少女だった。
「はい。では、次・・・どうぞ」
「はい!オレは、橘 蓮夜(たちばなれんや)といいます。よろしくお願いします。」
気づけば、自分の前まで来ていた。目の前の男は赤い髪をショートにし、キリッとした茶色い目をして背も高かった。ちょっとお茶目な一面もありそうだ。
「はい。では、次どうぞ・・・」
「!?あっはい。私は、朝霧 樺夜(あさぎりかや)といいます。」
なんだっ?今、一瞬だが蓮條先生から殺気を感じたような・・・。
樺夜は、不思議に思いつつも気のせいだと思うことにした。

・・・—クラスの自己紹介が終わると、先生は名簿と生徒の顔を見ながら、口を開きこう言った。
「今から、言う出席番号の方は私について来てください。いいですね。えーとぉ・・・5番、9番、10番、13番、18番、25番、27番、32番この8名の方は、来てください。」
そう言うと、先生は教室を出た。後に続いて樺夜達も教室を出た。そして、連れてこられたのは教室から離れた場所にある空き教室だった。そこには、人数分の椅子を机が並べられていた。
「先生、ここはなんですか?」
質問をしたのは、髪の毛をポニーテールにした気の強そうな少女だった。
「良い質問です。まぁ、皆さん好きなお席に座ってください。」
そう言うと、皆好きな席に座った。
「貴方達は、ご自分でお分かりのはずです。自分が、他の生徒とは“違う”ということを。」
『!!?』
皆、驚いた。そう、この8名は他の生徒とは違い各自能力を持っているのだ。
「そっそれがなんですか!?」
さっきの気の強そうな少女が口を開いた。
「はい。まず、この学校は貴方達8名の為に作られた学校です。今は、それしか言えません。」
「せっ先生!答えになってません!!」
「えぇ。答える必要はありません。いずれ分かることですから。」
と、先生は教室を出て行ってしまった。
「なっ何なのよっ!」
「少し・・・落ち着いたら?」
静かな声に振り向くと。ショートカットの物静かな少年が、気の強そうな少女を見ていた。
「フンっ!」
彼女は、言い返すでも無く席に着いた。
私達のために作られた学校・・・一体どいうことなの?「いずれ分かる」ってことは・・・何かが起こるのか?この学校で・・・
樺夜は、じっと考えた。彼女を見つめる橘 蓮夜の視線にも気づかず。

生存率0<ゼロ>PERCENT!! 第1章 〜始まり〜 完

Re: 生存率0<ゼロ>PERCENT!! ( No.3 )
日時: 2011/07/31 17:29
名前: 怨 貢 (ID: q9W3Aa/j)


 どーも、初めまして。
 我は怨 貢って言いやす……言います。

 面白いっすねー、これ。ワクワク、ドッキドキ☆
 ……しまーす。

 できれば我の小説も見て欲しいとか思ってる…訳ねぇだろおお!?((思ってますよ。作者は思ってます

 複雑とかの方なんで、できれば。
 
 面白かったですぜ。続き待ってやす。

Re: 生存率0<ゼロ>PERCENT!! ( No.4 )
日時: 2011/10/02 14:54
名前: リーナ (ID: q9W3Aa/j)

生存率0<ゼロ>PERCENT!! 第2章 〜開始〜

あれから、この教室に連れてこられた8名の自己紹介をした。
5番の少女は、田中 桃子、声が消えてしまいそうなあの、ボブカットの少女だ。9番は、橘 蓮夜という少年。赤髪のショートで、目つきがキリッとした奴だ。10番は私、朝霧 樺夜。そして、13番はあの、黒髪をポニーテールに縛り、ちょっとつり目で気の強そうな少女である、雛菊 彩(ひなぎく さや)だ。18番は、銀髪のストレートが特徴で物静かな少年の鈴季 悠(すずき ゆう)。25番目は、茶髪ショートで、いかにも「元気いっぱいです!」的な、オーラを放っている少女、日暮 真琴(ひぐらし まこと)。自己紹介の時も、コイツだけ異様に元気だったな。27番は、なんとも頼りなさそうな黒髪の少年だった、確か名前は…高橋 俊(たかはし すぐる)と言ったけ、そして、最後は32番の男、コイツは背が高く黒の髪を男のくせに、肩ぐらいまで伸ばし、「オレは偉いぜっ」って顔だ。名は、北条 拓海(ほうじょう たくみ)だったな。計、男4名、女4名の8名だ。
 そして、今はこいつら皆に朝届いたという、黒い手紙について話していた。
「この手紙によると、“開始時刻は正午だ。君らで、私の求めている物を差し出せ”って、書いてありますけど…どぉいう意味でしょう?」
俊が、手紙を読み上げながら疑問を呟いた。
「さぁな。君は、この手紙を読んでどぉ思う?」
悠は、手紙をじっと見た後樺夜に、質問した。樺夜は、手紙を見た後窓に背を預け腕を組み、静に口を開いた。
「知ってるか?この学園には、毎年数多くの生徒が入学している。だが、卒業し社会に出ているのは…わずかの人間だけだ。」
「そっそれって…どぉいう事?」
桃子が、震える声で聞いた。
「簡単なことさ。この学園は、政府によって建てられ、政府によって動いている。何故、倍率が超高いのに試験に受けに来た生徒が全員受かると思う?」
「…たまたま、全員頭が良かったんじゃねぇか?」
蓮夜は、半信半疑で言った。
「そりゃめでたいな。残念ながら、ハズレだ。」
ニッと笑いながら、樺夜は言った。「じゃぁ、どうして…?」また、桃子が質問した。
「言っただろ?政府によって、動いてるって。つまり、試験は受けてもこの学園に入学することは、決まってたんだ。この学園に、入学を希望した、時点でな。」
「そんな、ことが可能なの?何のため…」
彩は、信じられないという顔をした。当たり前だ、私だって信じたくないって。
「この、学園の生徒…私たち以外の“普通”の生徒は、材料だ。“ゲーム”のな。」
「げっゲーム?ゲームって、何の事ですか?」
震える声で、俊が聞いた。
「手紙に書いてあるように、正午からゲームが始まるんだよ。それも、命を賭けた、“デス・ゲーム”がな。」
「まっ待ってください!そんな事、どこにも書いてないじゃないですか!」
俊は、手紙を持ちながら言った。あぁ、面度くせ…。
「何故、卒業して社会に出ている生徒がわずかな、人間だと思う?何度も言うように、この学園は政府によって動いてるんだ。良いか?この学園は、政府の実験台みたいなもんなんだよ。」
「でっでも、それが何の意味なのよ!」
彩が、少し震えた声で言った。またかよっ…。
「だから、この学園に政府が作った“デス・ドール”を、送り生徒の戦闘能力を試してるんだ。そして、生き残り卒業出来た者は、政府の機関で働けるってことだ。」
「デス・ドール?つまり、死の人形?」
ガタガタ震えながら、桃子が聞いた。おいおい、大丈夫か?
「人形じゃない。この学園で死んでった生徒を、回収し何らかの実験で、人を襲う人間にしたんだ。そして、今回私達が、入学出来たのは私達の持つ能力を調べるためだ。」
「マジかよっ…でも、先生達は?普通の人間だろ?犠牲になるんじゃ…」
蓮夜は、引っかかる疑問をぶつけた。
「それは、無いな。先生は皆、政府の人間だ。今頃は、職員室はもぬけの殻だろうな。」
「あの…大体の事は分かりました。しかし、この手紙には“求めている物”とあります。それは、一体何ですか?」
俊が、一番の疑問を聞いた。皆も、樺夜を見た。
「それは、分からない。とにかく、その謎を解くにも“デス・ロール”と戦うんだ。それに、手紙には地図もある。これによると、“最上階の屋上へ行け”と書かれてる。だから、此処に行けば謎が解けるってことだ。」
「なぁ、何でそこまで知ってんだぁ?」
拓海は、口元を吊り上げながら言った。皆も、その事に疑問を持ったのか、首を縦に振った。
「もともと、この学園が気になっていろいろ、調べただけだ。それで?皆の能力って何だ?」
樺夜は、皆に近づきながら聞いた。
「わっ私は、呪文を唱えることで、防御が出来るんです。」
桃子は、守りか…。次に、蓮夜を見て言った。
「お前は?」
「オレは、このでけぇ剣だ。」
といと、刃がとてもでかい剣を出した。
「ふぅーん。で、お前は?」
「私は、弓よ。遠距離が得意なのよ。」
彩は、弓を見せた。確かに、得意そうな顔をしている。
「オレは、拳銃だ。」
悠は、静に言った。顔に似合わずすげぇな。
「私は、自分の拳!この、手袋をはめて戦うわ!」
真琴は、元気いっぱいに言った。こいつは、接近戦か。
「次、お前。」
「はっはい。僕は、この九尾の狐です。今は小さいですが、僕と共鳴することで、大きくなるんです。」
俊の、ポケットから狐が顔を出した。とても、愛くるしい顔をしている。
「あんたは?」
最後に、拓海を見て聞いた。
「オレは、この笛だ。この、笛を響かせ音波で攻撃するんだ。」
自身満々に、自前の笛を出した。笛は、細く50cmほどの長さだった。
「で?あなた?なんなの?」
「私は、言えない。だが、その内分かる。」
これで、能力は分かった。何故、こいつらが“普通”じゃないのか、それは、頭脳の良さ、身体能力のずば抜けた高さだ。
「で、これからどぉするんだ…?」
蓮夜は聞いた。
「まずは、時間になるのを待つんだ。それから、決める。」

これから、生と死を分けた戦いが幕を開ける。

生存率0<ゼロ>PERCENT!! 第2章 〜開始〜 完

Re: 生存率0<ゼロ>PERCENT!! ( No.5 )
日時: 2011/10/02 16:30
名前: リーナ (ID: q9W3Aa/j)

お待たせしました!!(誰もまってねぇよ)
第2章です!!
今回は、話しを考えるのに時間がかかりました;;

読んでくれたら幸いですww


コメント待ってますww

Re: 生存率0<ゼロ>PERCENT!! ( No.6 )
日時: 2011/10/02 21:22
名前: 狒牙 ◆nadZQ.XKhM (ID: 9nW7JjDH)

初めまして、この度初めてシリアスに進出してきた新参者の狒牙と申します。
主人公の能力だけ秘密なんですね。気になります。
後、いくつか誤字がありますよ。
>>4で一個だけ「デス・ロール」になってます。
後プロローグが二か所ポロローグになってます。
それで合っていた場合ははやとちりな人の戯言と思ってください。


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