ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

雨のち雨
日時: 2011/10/17 17:20
名前: 誘人 (ID: btsyIDbw)

こんばんは。
‘誘う人’と書いて‘ゆうと’と申します<(_ _)>
小説を書くのは今回が初めてです。
まだまだヘタですが、地球並みの大きい心で読んでいただけたら
幸いです(^^;;
是非アドバイスお願いします☆


でゎ、僕の世界をお楽しみください。。。

Page:1



Re: 雨のち雨 ( No.1 )
日時: 2011/08/17 22:59
名前: 誘人 (ID: m/RYF1.C)

「あなたって、不思議な人。冷たくて、優しくて。」


「まるで…雨みたい。」



以前、人間にこう言われた事がある。
いや、‘以前’という言葉には少し語弊があるかもしれない。
…失礼。どうも人間の使う言葉というのはムズカシイ。
なにより遠まわしな言い方が多すぎる。
もっと簡単に物事伝えればいいものを。



嗚呼、人間とは、どうしてこうも面倒くさい生き物なのだろうか。。。










Re: 雨のち雨 ( No.2 )
日時: 2011/08/18 20:25
名前: 誘人 (ID: m/RYF1.C)

ワタシの仕事はいたって簡単だ。

‘余命24時間の人間の死を見届けること’

ソレがワタシの仕事だ。
悪趣味だと思われるかもしれないが、最初に言っておく。


  別に好き好んでやっているわけではない


じゃあ辞めればいいじゃないか、と思うかもしれないが


…そうだな。ヤメレバイイのかもしれないな。
まったく、名案だ。

しかしそうなると、ワタシは1つ疑問を持つことになる。


  ワタシの‘代わり’はいるのだろうか


よく考えてみてほしい。この世の中に人間という生き物は
星の数ほどいる。
それほどの数の人間がみんな、安らかに、しかも眠るように
美しい死に方をするとお思いか?


…残念ながら答えはNoだ。


例えば交通事故、例えば殺人、例えば自殺


人間は、あらゆる形で‘最後’を迎える。
人間の死は、まさに十人十色なのだ。


そんな光景を、貴方は直視出来るか?
刃物を自分の手首に当て、血管をブチッとやり、
次の瞬間には全身を真っ赤に化粧している

そんな光景を、貴方は紙に書き留めることが出来るか?


ワタシの感が正しければおそらくこれらの答えも・・・Noだ


だからワタシはこの仕事をやり続ける。
ソレがワタシの、‘仕事’だからだ。。。



…なんだか最初から暗い雰囲気にしてしまったな。
まったく、申し訳ない。

そういえば、まだワタシの名を言っていなかった
気がする。。。


変な話かもしないが、ワタシは決まった名を持って
いなくてね。

しかしそれでは、これから貴方と話をする上でも
なにかと困るだろう。


したがって、これからワタシのことはこう呼んで
ほしい。


   ‘雨宮=あまみや’と。

    











Re: 雨のち雨 ( No.3 )
日時: 2011/08/29 11:32
名前: 誘人 (ID: m/RYF1.C)

       美しい  実に美しい

淡くとも、確かに桃色を纏い、はらはらと散りゆく、その姿
ふわりふわりと、ワタシの肩に舞い降りる

手のひらにのせ、その美しさをゆっくりと堪能する


「桜、好きなの?」
「優香も桜だぁーいすき!」

『桜…優香…なんだソレは。』
「えーっ!おじさん、桜知らないの?」
「桜は、おじさんの手の中にあるピンクのお花だよ!」
「んで、‘優香’はあたしの名前だよ!」


Re: 雨のち雨 ( No.4 )
日時: 2011/10/17 18:01
名前: 誘人 (ID: btsyIDbw)

‘優香’と名乗る彼女こそ、今回の実験対象となる…ことになる。



「優香ね、春が一番好き。」
「ぽかぽか〜って、ふわふわぁって!」

「…君は、よく口が動くな。」
思わず言葉が口をついて出た


‘彼女’というよりは‘少女’と呼ぶほうがふさわしく
ワタシの腰くらいまでの背しかない‘彼女’は、栗色のとても美しい髪と瞳を持ち合わせていた。


「おじさん、お名前なんてゆーの?」

「おじさんではなく、お兄さんだ。そしてワタシは雨宮だ」

「ふーん。ね、優香と遊ぼう!」








Re: 雨のち雨 ( No.5 )
日時: 2012/01/07 15:18
名前: 誘人 (ID: T4FXnLeQ)




優香という少女に振りまわされ…もとい、遊んでいるうちに少女の体にいくつかの傷があることに気が付いた。


それは新しいものから古いものまで

いくつも、いくつも、いくつもいくつもいくつも。
まるで少女の体を支配するかのように


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。