ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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紅緋色狂奏曲
日時: 2011/08/26 12:47
名前: 葵 ◆m75LyNJ4TQ (ID: 5Zruy792)
参照: 自爆するぞー、おー。

初めまして、いや、初めましてじゃない方もいらっしゃると思います。
以前から試してみたかった、シリアス・ダーク……初めてではないのですが、未熟です、じゅくじゅくです。



因みに、協奏曲の部分は間違っているのではないのです。
あえての狂奏曲なのです。
だからそこは突っ込まないで欲しいです。




気長に頑張って行きたいと思います。
今回も挫折したらすいません……orz←するな馬鹿





※注意事項

私はとてつもなく文才が無いです。
そして、過去に幾度となく書いて来てはいますが、完結させた覚えがありません。
一度ネタに詰まると、なかなか書き始めません。
暴言を吐かれたりしたらあっという間に止めます←メンタル弱いんです
多少のグロはご了承下さい。


以上です。
その他に言う事はありません。
以上を踏まえた上で来て下さる方…………神ですよね、そこの貴方。
ここからは是非楽しんで頂けると幸いです。




もう一度言います、私は文才ありません。
そこを踏まえた上で下へスクロールして下さる方は、神ですね。



ではどうぞご賞味下さいませ。









お客様

風猫(元:風様

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Re: 紅緋色狂奏曲 ( No.1 )
日時: 2011/08/23 21:34
名前: 葵 (ID: 6MOWHKAk)
参照: 自爆するぞー、おー。

オリキャラ


名前:清水 深夜/しみず しんや
性別:♂
年齢:17歳
外見:黒に限りなく近い青色のショートヘアに、赤い瞳。身長はやけに高く、細身。ひょろっとしてる。目付きがめちゃくちゃ悪い。だから常に不機嫌そうだけどそういう訳じゃない。無表情。
性格:冷静を通り越して最早厳しい。一匹狼。誰にでも厳しいし、自分にすら厳しい。人と関わり合いたがってるけど、無理だから諦めてる。
その他:ウルフイーターと呼ばれる、肉を食べなければいけないという人間。両親は死んでいる。



随時更新。

Re: 紅緋色狂奏曲 ( No.2 )
日時: 2011/08/23 21:52
名前: 葵 (ID: 6MOWHKAk)
参照: 自爆するぞー、おー。





 赤……俺の周りを、赤が支配する。
 視界に映る色はその色だけ。

————嫌いだ、この色は。
俺を、狂わせてしまうこの色は。
嫌いだ、嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ。










「……まただ」









 気付けば、見知らぬ女が目の前で絶命していた。
 どうやら、またしても俺は意識を失っている内に捕食してしまったらしい。




 俺は————ウルフイーターという、人肉を食べてしまう……人間の突然変異だ。
 噂によれば、遺伝子の突然変異により人間のDNAが狼に生まれ変わってしまったのだと聞いた。
 生まれて初めて食べた物は、両親の血肉。

 ウルフイーターは愛する者を食べてしまうという厄介な性質を持ってしまっている為に、一人でいるしかない。
 だが、何故狼を食べる訳でも無いのにウルフイーターと呼ぶのかは未だ謎だ。
 俺等ウルフイーターの食料は人肉だが……普段は普通の人間の様にそこら辺に紛れ込んでいるのだ。
 月に一度、無性に血が見たくなる日……その日に自分以外の人間に遭遇してしまうと、俺等は捕食してしまう。









 倒れている女に対し、俺は十字を切った。


「……すまない」



 すまない?
 十字を切る?
 俺をこんな体でこの世に産み落とした神を憎んでいるくせに、こんな時にだけ神を頼るのか、俺は。
 謝った所で、俺はどうせ天国に逝ける訳無いだろう。
 そもそも、神の存在も信じてもいないくせに、天国の存在は信じてるのか?
 俺は……本当に、反吐が出る程間抜けだ。







 誰でも良い。
 俺を、     。

Re: 紅緋色狂奏曲 ( No.3 )
日時: 2011/08/24 11:05
名前: 風猫(元:風  ◆jU80AwU6/. (ID: 68i0zNNK)
参照: 葵ってあの葵だよね??

はじめまして風猫と申します。
宜しくお願いします^^

うむ、苦悩が伝わってきますね。
何だか、愛する者を屠ると言う点においてルージェを思い出すのです。 あぁ、あちらも更新したいけど(汗
兎に角頑張って下さい。
最後に、何時もお世話になっている葵ですよね??

Re: 紅緋色狂奏曲 ( No.4 )
日時: 2011/08/25 23:22
名前: 葵 (ID: pzZocD64)

初めましてじゃないんだな、これが←


そう、一人にする為にはその能力(?)が必要だったからさ……

いつもお世話になっているのは私だよ?

Re: 紅緋色狂奏曲 ( No.5 )
日時: 2011/09/06 23:39
名前: 葵 (ID: 6MOWHKAk)
参照: 自爆するぞー、おー。

 足早にその場を去り、家までの道程を誰かに見られていないかどうか肝を冷やしながら家に着いた。
 鍵を開けようとして、鍵をポケットから取り出す。
 手に付着していた血が、ズボンにも鍵にも、べったりと付着した。
 まだ生暖かい……先程殺したばかりだからだ。
 落ち着け、と震える手で鍵を鍵穴に差し、鍵を回す。
 数秒の話である筈なのに、随分と長い時間だった様な気がして堪らなかった。
 中に入り扉を閉めるなり、床に膝から崩れ落ちた。


 安心感?
 虚無感?
 嗚呼、その両方なのだ。
 またやってしまったという気持ちと、今回も見付からずにやれたという気持ち。
 見付かりさえしなければ、俺のしている事は完全犯罪————。
 第一、あの女なんて、正直……顔すら見た事も無い女だ。
 警察も、俺とあの女の繋がりなんて、考えすらもしないだろう。


「————馬鹿な奴等」


 俺等が、捕食する為に殺すだなんて、想像すらもしていないだろう。
 それ以前に、警察はありもしない現実を打ち消す。
 非現実的な事は全て打ち消して、犯人逮捕に全精力を尽くすのだ。
 非現実的な、人肉捕食という現実から目を背けて————。


「へ〜ぇ、君は月一なんだ、人肉捕食日」


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