ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 錯視カレイドスコープ
- 日時: 2011/08/27 14:20
- 名前: QTA ◆p0pI047MJY (ID: /qYuqRuj)
カレイドスコープ=万華鏡
この物語はSFのようなファンタジーのようなふざけた物語です。
混ざりに混ざってこれはサイエンス・ファンタジーです。
そしてグロなどが所々にあります、苦手な人はごめんなさい。
それでは、魔法が科学によって解明されちまった世界を、ご賞味くださいな!
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- Re: 錯視カレイドスコープ ( No.1 )
- 日時: 2011/08/27 15:11
- 名前: QTA ◆p0pI047MJY (ID: /qYuqRuj)
プロローグ
飛行機の中。
成田空港を飛び立った飛行機は、『島』を目指して飛ぶ。
乗客は12歳程度の子供たちだけ。
その子供たちは、飛行機の機内放送を食い入るように見つめている。
ぐにゃりっ。
スプーンが曲がったのを表現する音だ。
画面の向こうで、まるで熱した金属か、それか萎れた植物のように、いとも簡単にスプーンが曲がる。
テレビで何回も見たことがある映像だ。もう飽き飽きしている。普通だったらインチキとしか思わない。
『みんなお馴染みのこの『スプーン曲げ』は超能力の一種です』
映像の中でスプーンを曲げた女性は、ニッコリと微笑んだ。張り付いたような笑顔でしゃべる。
『ここにいるみんなは、超能力者としての素質を持っています』
女性の首には『能力者ランクEガイド』と書かれたカードが下げられていた。
『『未来都市』ではその皆さんの持っている超能力を開花させて、それを使いこなすための訓練を行います』
映像が切り替わり、ある『島』が映される。
『元々『未来都市』は、科学の発展を目指し作られた場所です』
近未来的な街並みが映る。
『なのでここには超能力者のほかに、科学者や、科学の勉強を専門的に行う普通の学生がおり、その他にも都市の運営を行う理事会、治安を守る治安維持部隊、さらに国営の商業施設で働く労働者等もいます』
再び映像が切り替わり、先ほどの『スプーン曲げ』の女性の映像になる。
『それでは皆さん、今度は未来都市で会いましょう』
そう女性が言うと、ブツンッと音がして、映像が真っ暗になった。
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