ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- お前に神が殺せるか？
- 日時： 2011/09/02 21:07
- 名前： ソロモン （ID: KjZyd1Q/）
どうもソロモンと申すものです。
特に書くことないのでかけてる人が羨ましいですｗ
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- Re: お前に神が殺せるか？ ( No.1 )
- 日時： 2011/09/03 23:43
- 名前： ソロモン （ID: KjZyd1Q/）
広く何もない薄暗い建物の中央に大きなガラスの箱に真っ赤で年季の入ったボロボロの槍が丁寧に納められていた。
「本当にこんな槍で神が殺せるのかね？ ただの人間すら刺し殺せそうにもないが……」
槍を見つめる老いた男がそう言った。
「こいつが【所有する者に世界を制する力を与える霊槍】ロンギヌスの槍だ。本来なら神の加護を受けた者……聖人か天使の類にしか扱う事はおろか見ることすらできない聖なる槍だ」
「ほう？ では我々が触れればどうなるのかね？」
「例外なく死ぬ、恐らく人々が生まれながらにして持つ【原罪】とやらのせいだと私は考えている」
「ふざけきった話だ……科学の時代に聖書に登場するモノを兵器として用いるとはな」
「残念だがそれは大きな勘違いだ。全ては我々人間の勝手な解釈にすぎん。オーパーツ、その時代にはあまりに行き過ぎたテクノロジーは魔法や奇跡と同じだ。そしてそれを使いこなすものは異端かもしくは……」
「救世主か？」
「その通りだ。全てはテクノロジーと解釈してもいい、つまりこの【ロンギヌスの槍】も我々には説明もつかない奇跡と呼べるテクノロジーの集大成という訳だ」
「成程な。それにしても解せん……何故神は自分を殺せる武器を生み出したのか……」
「神もまた不完全だと言う事だ……我々は神をも上回る存在となる。神には我々人間の新たな進化へのための仇敵として踏み台にでもなってもらおうか。さて……この【ロンギヌスの槍】を【加工】すれば７つそろう事となる、【エクスカリバー】、【デュランダル】、【干将莫耶】、【懺悔姫の刀】、【アルテシオン】、【シャルウル】。神を殺せる武器がそろった」
「さて……大天使ですら成し遂げる事が出来なかった偉業を我々が果たす時が来た」
- Re: お前に神が殺せるか？ ( No.2 )
- 日時： 2011/09/12 20:11
- 名前： ソロモン （ID: Rk/dP/2H）
「俺は【努力】という言葉が大嫌いだ。最善の努力？ やるだけやる？ 反吐が出る。確かに努力とは何ものにも代えがたい美しい財産だ。だがな、結果がともわなければ何の意味もない……少なくとも俺はそう思っている。だからハッキリと宣言しよう今日本は病んでいる。東北地方太平洋沖地震に端を発した福島原発事故、少子化に社会福祉、自殺者問題、デフレ……あげればキリがないほどだ。だがな、これらすべての問題を１０年……１０年で全て解決し国民の期待に答えよう、いや国民の期待以上の期待に答えよう。
日本は今日、この日を持って生まれ変わる。腐敗した政治家達は全て国民のために偉大な利益を生む。
諸君！ 今の時代を生きているのは俺達だ。
諸君たちにも俺達政治家と同じ果たすべき役割がある。その役割のためにある限りの精力を、信念を、注ぎ、俺と今を生きてもらう。
勿論、役割を果たすか果たさないかは自由だ、しかしこの日本に自分の役割を見出した有能な人間しかいないと俺は信じている。
最後に今回の総裁選でも他の政治家が言っていた。お決まりの台詞、使い古されたと言ってもいい【改革】という言葉をあえて俺は使わなかった。
俺が総理に当選して行うのは【改革】ではない【破壊】だ。
全てを【破壊】する！！！ 今の法を跡形もなく全てぶち壊しその上に新たな！ 諸君のためのひいては生まれ変わった新たな日本のための【法律】を建設する！ この腐りきった状況を破壊する為に法を破壊するのだ……。
今、俺の演説を聞いている全てのモノへ……こうして総理になれたのは貴方方のお陰です……本当にありがとうございました」
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