ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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アリス ジャストナウ マッドランド
日時: 2011/09/08 15:30
名前: 嗚モ血ャ羽コ (ID: UxRM.rFT)

さぁ狂おう踊ろう

ここに来た者は、ミンナミンナ

さぁ隣の子の手を引いて

さぁ赤の女王も白の女王も

さぁ新しい自分が君を待っているよ−…


どうぞ女王様女王様私達に形を声を手足を命をあなたをください




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Re: アリス ジャストナウ マッドランド ( No.1 )
日時: 2011/09/08 15:29
名前: 嗚モ血ャ羽コ (ID: UxRM.rFT)

Ⅰ【始まり】

私は、ある放課後教室に残って掃除をしていた

この日クラスメイトからの掃除の押し付けを断っていれば
あんな事にはならなかったかもしれない…

「はぁ…」

深いため息をついて教室を見回してみる
まだ下ろしてない椅子に拭いてない机という仕事が残っている

見るだけじゃ何も始まらないのでまず雑巾を絞りに行くため
教室を出る

廊下の窓を覗くと空は、綺麗なオレンジ色に染まっていた

私は、トイレの真横にある水道に着くと雑巾を濡らした

「何やってんだろう…」

ボーっと窓を見ていると後ろからふと声がした

「アリス」

「え…」

一瞬先生かと思い振り返ったけど、そこに立っていたのはバスの運転手さんみたいな格好をした小学生ぐらいの男の子だった

「アリスッ探したんだよ!どこほっつき歩いてたのさ!
 シロウサギも心配してるよ!早く帰ろう!」

そう叫んで私の手をグイグイ引っ張る

「ちょ…あの、私っ…」

「早く!」

「はっ、はい!」

あまりにも真剣な目で言うから思わず返事しちゃった…
私はアリスじゃないのに…きっとこの子のお姉ちゃんか何かと勘違いしてるんだろう

どっちにしろ学校にこんな小さい子一人じゃ色々心配だからついててあげよう、掃除は…また後ででいいや


その謎の少年君は私を家庭科室に連れて行った

「あ…あの、そこ家庭科室だよ!入ったら怒られるよ!」

「早く早く!」

てっきり家庭科室に入るんだと思ったら少年は、家庭科室の隣にある
技術室に入った

中は、木の匂いに混じって紅茶のいい匂いが香っていた
…紅茶?

奥に入っていくたび紅茶の匂いがきつくなってきた

どうしよう…私…これ以上進んだら戻れない気がする…

少年は、私の気持ちなんてお構いなしにずんずん進んでいく

技術室…こんなに広かったっけ?
体育館をはるかに超える広さになっていく

「さぁアリス!早く飲んで!」

そう言って私に差し伸べたのは、赤い紅茶だった

あの匂いこれか、やけに赤い…ペンキみたいな赤色だ

「あの…」

「早く飲め!!!!」

いきなりの大声に思わずびくってしてしまった
うぅ…飲めばいいんでしょ、飲めば

私は思いっきり赤い紅茶を飲み干した
その瞬間急に体がムズムズし始める

「な…にこれ」

気がつくと私は、子猫サイズになっていた
最初校舎や少年が大きくなったのかと思ったけど
どう見てもこれは、私が小さくなってる

「なんだ夢かぁ」

こうゆう事はよくある
幸せや面白い出来事は全て夢だという事

だからこれもきっと夢

「さぁアリス」

そう言って少年は、さっきの紅茶が入っていたカップを私の目の前に置いた

「?」

きょとんとしていると苛立ち始めたのか少年が乱暴に私をカップの中に入れた

「ちょっきゃあっ!!」

こっ…こんな乱暴な夢は経験した事ないっ
ってゆうかもう経験したくないっ

「!?落ちる!落ちる!」

少年はカップを持ちティーポットの中に私を入れようとしている

「やめて!なんでこんな事するの!」

「アリス何をわけのわからない事言ってるんだい
 さぁ早く入れ」

…っ!!落ちる!
私は、必死にカップを掴んでた手を滑らせ
ティーポットの中に落ちていった…

Re: アリス ジャストナウ マッドランド ( No.2 )
日時: 2011/09/07 18:00
名前: 嗚モ血ャ羽コ (ID: UxRM.rFT)


Ⅱ【イン ティーポット】(短)

私は今ティーポットの中にいる

さっきからずっと落ちている
どこまで大きいのこのティーポット…

ずっと落ちている状況のせいでだんだんと落ち着いたけど
この高さだと落ちたとき絶対私死ぬ!

…あ、夢だから死なないか

「…ん?」

よく見るとティーポットの壁(?)に所々何かが張り付いている

私は、その何かを思い切って引っ張ってみた

「チラシか何か?暗くてよく見えない…」


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