ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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BLOOD −血の契約者−
日時: 2011/09/12 12:25
名前: 39*(`・ω・´妹) (ID: 7Ptch8W6)
参照: http://ameblo.jp/030955-00/

−挨拶−
みく妹の小説第4弾突入!
今回はシリアス・ダーク小説初挑戦です!
飽きると思いますが温かい目でご観賞お願いします←

−登場人物−
◆名無しの少女◆
名前:?
性別:♀
年齢:高校1年生くらい
性格:ネガティヴ
容姿:黒髪でお尻まであるツインテールの少女。見てくれは可愛い。いつも紺のブレザーとチェックのミニスカートである。瞳に光がない。身長は164cm.くらい。体重は43kg.ぐらい。
役柄:主人公(ヒロイン)
備考:小さい頃親に捨てられたので自分の名前を知らない。馬鹿にされるのと、上から目線な奴が大嫌い。

−お知らせ−
◆オリキャラ募集◆
+++オリキャラ応募用紙+++
名前:
性別:
年齢:
性格:
容姿:
役柄:
備考:
+++++++++++++++
宜しくお願いします!
◇注意◇
◇明るいキャラにしないこと。
◇役柄には「主人公(ヒロイン)」、「主人公(ヒーロー)」、「主人公の昔の友達」、「主人公の母親」、などできるだけ簡潔に書いてください。

◆更新時間◆
更新は基本遅いので、1話をできるだけ長くするように気を配ってます。
更新時間はおよそ、毎週土曜日の午後、祝日です。
夜はあまり更新しません。

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#PROLOGUE【この世界は僕の手の中で動かされている】 ( No.1 )
日時: 2011/09/12 12:45
名前: 39*(`・ω・´妹) (ID: 7Ptch8W6)
参照: http://ameblo.jp/030955-00/

    「なんで命は大切なの—?」
 小さい頃、あの大嫌いな母親に聞いたことがある。
 すると、母親は決まってこう答える。

     人間1人の存在が大切なんて「綺麗事」。
     人1人消えたって、この世界の何かが変わるわけではない。
     それでも、生きていかなければならない。
     結局人間は「自分が1番だから」—・・・

 今思うと、夢のない母親だった。
 そして私は、人殺しの子供になった。
 母親が殺したのは、他人ではなかった。
 「私」だった—・・・
 産んでおいたくせに。
 結局育てられないで。
 捨てて。
 私は1人で生きて。
 こんな私に、これからどうしろと言うの?
 
 そう、結局この世界は、「自分が1番」なんだ—・・・

     私だって、1人で生きていけるわけがない。
     身内に引き取ってもらい、何事も無く生きている。
     だけど、生きていたって、何もすることがない。
     だから、私は死んだんだ。
     中3の春。
     学校の、屋上から。
     体が、ふわり、軽くなって—・・・
     そして、ぐちゃ、落ちて—・・・
     嗚呼、落ちて、落ちる、はずだった。
     確かに、落ちたのに。
     息も感じないのに。
     そうだ。
     あのとき、あの瞬間。
     君と、擦れ違って—・・・


  君に、触れた、その瞬間。
 
 
 
 
          僕は、2度と死ねなくなった。

#FAST【最初で最期のおトモダチ】 ( No.2 )
日時: 2011/09/14 19:52
名前: 39*(`・ω・´妹) (ID: 7Ptch8W6)
参照: http://ameblo.jp/030955-00/

         お母さん、こんな夜遅くにどこに行くの?
         お母さん?おかぁ・・・さ・・・


    僕ヲ置イテ、ドコ行クノ?


 僕を捨てた、あの母親が、今、僕の、娘の僕の目の前に、現れて。
 ごめんなさい、ごめんなさい、と泣きながら訴え続けている母親に、僕は何の言葉もかけてあげず、ただただ「なんて小さい母親なんだろう」と思っていた。

 駄目だよ。無理だよ。
 お母さん、そんなに謝られても、僕にはもう未来なんて無いんだから。
 でも・・・こんなに苦しんでいても、僕はもう死ねないんだ。
 もう2度と、死ねない身体になってしまったんだ。
 そう、あの少女に触れて、契約して。
 
 
 コンナ僕ニ、ドンナ夢ヲ見サセテクレルノ?

 
 未来が、もし、もしあるとしたら、聞きたい。
 

 ナンデ僕ハ、イツマデモ覚メルコトノ無イ夢ヲ見テルノ?

 
 そろそろ、目が覚める頃かな。
 
         でも、起きてみても、そこには何も無いんだ。
 

 この世界は、僕の手によって滅んだ。

         元といえば、あの「契約」が原因だった。


   落ちた。確かに、あの学校の屋上から落ちた。
   ふわり、って。ぐちゃ、って。
   落ちて、落ちた、のに。
   落ちた先にある、僕の教室の窓ガラスから見えたのは、黒と白が混ざった髪色のセミロングの少女だ。
   その子と、不意に目が合って、
   
 僕は、不意に手を伸ばした。
    一瞬、思ってしまったんだ。
       もう少し、生きたい、って。
          この世界に、遣り残した事があるって。
             そう、僕は、この世界に復讐しなければならない。
                僕を殺した、この世界を。
                   滅ぼすために。
    
   
         そして、契約を交わす。

            白だけの、世界の中で。
  
        
        —ねぇ、私たち、気が合うと思わない?
        
 —私たちの意志を交換しようよ。
        
        —私、死にたいけど、死ぬのが怖いの。・・・可笑しいでしょ?笑っちゃうでしょ?
        
 —だから・・・貴女の、強さを頂戴?
          
        —そのかわり、私の残りの命をあげる。
         
 —どうせ、短いだろうし。すぐ貴女も死ねるよ?
          
        —ねぇ、私をこの世界から助けてくれる?
          
 —・・・ありがとう。その目でちゃんと見届けてくれる?
          
        —本当に、本当にありがとう。
          
   
    —私の、【最初で最期のおトモダチ】—・・・
 

 
 そして僕は、かわりに少女の命を貰った。
   欲しくなんか無いのに。
     僕だって、死にたいのに。 
       もう、怖くて、死ねないじゃないか。
         少女は、最初から、こういうつもりだったんだと思う。


 まず最初に、死ねる強さの持った子を見つけ、その子と契約を交わす。
 上手くいった子には、自分の残り命をあげ、自分はそのまま死ぬ。
 その契約を交わした子には、世界を歪ませるような、そんな力をかわりにあげ、世界を、全ての人々を滅ぼさせる。

 
 でも少女・・・僕のトモダチは、もういない。
 だから、僕が少女の願いを叶えるの。
 みんな、僕と一緒に、死ぬの。
 ごめんなさい。
 
 これじゃ、僕もあの母親のことを悪くなんて言えないや。
 自分も結局、「自分が1番」なんだから。

お知らせ ( No.3 )
日時: 2011/09/17 15:38
名前: 39*(`・ω・´妹) (ID: 7Ptch8W6)
参照: http://ameblo.jp/030955-00/

◆オリキャラ募集◆
+++オリキャラ応募用紙+++
名前:
性別:
年齢:
性格:
容姿:
役柄:
備考:
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宜しくお願いします!
◇注意◇
◇明るいキャラにしないこと。
◇役柄には「主人公(ヒロイン)」、「主人公(ヒーロー)」、「主人公の昔の友達」、「主人公の母親」、などできるだけ簡潔に書いてください。


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ただいま男主人公を募集中です!!
男主人公いないと続きが書けないんです;;
宜しくお願いします!!


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