ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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黒の扉black-door オリキャラ募集
日時: 2011/10/15 21:59
名前: シロスケ (ID: HhjtY6GF)

ようこそ、非の聖地へ─────

選ばれた15人の皆様

王様を決めるために戦ってください

黒い扉を開けたその時、あなたは参加者と認められます


扉を開けるか否か


     夢を叶えるか否か


自分を変えたいか否か


扉の先に、さぁ、イコウ……─────。




【Me Message】
こんにちは、こんばんわ、おはようございます。初めて小説を書く&投稿するシロスケです。まあ、更新の頻度はボチボチですが、どうか最後まで見てやってください。誤字・脱字には注意を。
オリキャラの募集は多分……すると思いますので、その時はよろしくお願いします。



【Sub index】
 ↓オリキャラ関係↓
  募集用紙>>05

 ↓用語説明↓
  >>02
 ↓登場人物紹介↓
  >>04
【Story index】
 Prologue>>01
 Epilogue
『第一章 ようこそ、非の聖地へ─────。』
第一話「黒い扉と鍵」>>003
第二話「コード07」
第三話
第四話
第五話
第六話
第七話
第八話




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Re: 黒の扉black-door ( No.2 )
日時: 2011/10/15 15:31
名前: シロスケ (ID: HhjtY6GF)

【黒の扉 / Black Door】
鍵(コード)でしか開けることのできない扉。扉に鍵を差し込めば、どれでも黒の扉として活用が可能。しかし、引き出しやタンス等の扉以外は不可能。鍵を差し込むと、ドアノブまでが黒く染まり、染まりきった瞬間に扉が開く。扉,鍵には01〜15の番号が割り振られており、所有する番号以外の扉は開けることができない。
個々の扉には特殊能力が備え付けられており、開けた瞬間に所有者に能力が受け継がれる。
扉の先にはボロアパートの一室を思わせるような構造の部屋があり、壁一面が戸棚となり、火器銃器類,防弾チョッキ等の戦闘用品が置かれてある。また、部屋の中に元々黒の扉があるが、この扉が何なのかは不明。開けた者もいないらしい。
扉の所有者は、扉を開けた瞬間、鍵に触っていた者ということになる。所有者が他の鍵で第2者の黒の扉を開けることは不可能。万が一行った場合は、扉から赤い電撃は放出されて吹き飛ばされる。威力は気絶する程度。


【鍵 / Code】
黒の扉を開けるのに必要な鍵。見た目はありふれた銀鍵だが、鍵には黒い文字で01〜15の番号が書かれている。


【ミッドナイト・ブラックムーン(真夜中の黒月) / Midnight Blackmoon】
鍵所有者たちを狙う謎の集団。所有者達に似た特殊能力を持っており、人並み以上の運動神経を持っている。目的や詳細は不明。

Re: 黒の扉black-door ( No.3 )
日時: 2011/10/15 12:44
名前: シロスケ (ID: HhjtY6GF)

  第一話 黒い扉と鍵


─────快晴。


都立明星高等学校のブレザーを着た男子生徒が、大通りの道を前から来る人波を避けながら歩む。
柊天佑にとって、この光景はいつもと変わらぬものだった。
変わらぬ周囲、特に長けた能力も持っていない、成績も運動神経も普通、つまらない毎日の繰り返し。
ハッキリ言って、天佑は毎日に飽きていた。
いっそのこと、世界が引っくり返るようなことでも起きればいいのにと、たまに思う。

しかし、思ったところで何も変わらない。

ボーっとした表情で、天佑は自宅がある住宅街入口のアーチを潜る。
規則正しく並んだフランスの雰囲気が漂う住宅街。そこは世田谷区の奥地にある高級住宅街の密集地だった。
「あら、天佑君おかえりなさい。」
「ただいまです、元嶋さん。お腹の赤ちゃんは元気ですか。」
天佑が歩いていると、道を箒で掃除する若い妊婦が喋りかけてきた。
天佑と同じく高級住宅街に住む元嶋春香。彼女は23歳で新しい命を授かったが、夫を1年前に亡くしている。
「元気よ。元気すぎて困っちゃうけどね。もう4週間ぐらいで生まれるの。」
「確か女の子でしたよね。名前は決まったんですか?」
天佑が聞くと、元嶋は膨らんだお腹を優しく撫でながら言う。
「名前は……紅葉(くれは)。秋に授かったし、あの人は秋が好きだったしね。」
元嶋は笑顔を見せて言うが、その笑顔にはどこか寂しさもある。天佑はそれを感じ取っていた。
「あの飛行機事故から1年…………時間が経つのは早いね。妹さんは元気?」
「こっちも元気すぎて困ってますよ。生徒会長で毎日忙しそうだし、家事ぐらいは僕がやってます。」
「……頑張ってね。絶対に、道は間違わないでね。」
「大丈夫ですよ。それじゃあ、元嶋さんも頑張ってください。」
天佑は笑顔で元嶋に言うと、再び自宅に向かって歩き出した。

天佑には、両親がいない。

1年前に起きた不可解な事故のせいで、天佑の両親や元嶋の夫、そのほかにも約250名の尊い命が失われた。
あの事故の原因は、今でも詳細に分かっていない。
飛行機会社や警視庁は、「管制塔の情報伝達に誤りがあった」と説明しているが嘘である。
一般人でも分かるような嘘。天佑は、この時大人を嫌いになった。
しかし、全ての大人が嫌いというわけではない。
心優しい大人、自分と同じ境遇の大人、そういう大人は嫌いではない。
ただ、理不尽で横着な大人が嫌いであった。


   ━━━━━━



  同時刻。



「はぁはぁ……はぁ…………ちくしょ……んだよ…………」
川沿いの人気が少ない陸橋下、左肩から血を流しながら1人の中年男性が何かから逃げていた。
男性は右手で左肩の傷を押さえ止血しようとするが、傷が深すぎ血が止まる気配がない。

「逃げんな、おっさん。あんたは鍵の所有者に向いていない、俺に鍵をよこせ。」

陸橋の影から、上下黒ジャージの高校生ぐらいの男の子が出てきた。
男の子の眼は鋭く、千鳥足で逃げ行く男性を睨みつける。
「もう鬼ごっこは終わりだ。てめぇは何も分かっちゃいない。」
「あ……あぁぁぁ!!!!またあの意味の分からない力か!?」
男性は悲鳴を上げて陸橋の下を抜ける。と、抜けた瞬間だった。


「わ、わぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!」


男性の体が空を舞い、そのまま5メートルほど飛ばされて川中に叩きつけられた。
男性はすぐに川から顔を出したが、川岸に立つ男の子を見て表情を変える。
しかし、男の子は先ほどの鋭い目とは違い、優しい笑みを浮かべて男性に言った。
「鍵をよこせば見逃してやる。また、平々凡々の生活に戻れるぜ。」
「……か、鍵は今ので………川の中に…………」
男性のその言葉で、男の子の穏やかだった表情が一変する。
「じゃあ、用はない。じゃあな。」
男の子は右手をピストルの様な構えにし、不気味な笑みを浮かべた。
「ま、待て!!何も言わないから!!!黒い扉のことも!!!!鍵のことも!!!!!」
男性は必死に男の子に向かって叫ぶが、男の子の耳には入っていない。


「気砲(エアー・キャノン)」


男の子がひっそりと、そう呟いた。
その直後、男の子の人差し指から目にも見える空気の塊が男性に向かって飛んでいく。
「………あ、あぁぁぁぁ……───────。」
空気の塊が男性の腹部に当たった瞬間、男性は向こう岸まで吹っ飛んだ。
向こう岸の砂利の地面に男性は叩きつけられ、そして二度と動くことはなかった。
「鍵は川に……。この流れの速さだと、流れて行ったな。まぁ、そのうち誰か拾うだろ。」
男の子は死んだ男性に一瞥もせず、そのまま陸橋下にある関係者以外立ち入り禁止の扉の前へ向かう。
そして、ポケットの中から‘02’と書かれた銀鍵を鍵穴に差した。

『コード02 村形紫苑 入室許可します』

どこからか女性の声が聞こえたかと思うと、鉄製の扉が見る見るうちに黒く染まっていく。
扉はドアノブまで黒く染まり、扉全体が黒く染まった瞬間に「ガチャッ」と音をあげて勝手に開いた。



「ちゃっちゃと王様に成り上がってやるよ、黒い扉さんよ♪」



村形紫苑は黒く染まった扉をポンポンと叩きながら言い、そのまま扉の先へと足を踏み入れた。











これは、始まりではない───────。





















    もう、始まっている───────。

Re: 黒の扉black-door ( No.4 )
日時: 2011/10/15 15:32
名前: シロスケ (ID: HhjtY6GF)

─────登場人物

 柊 天佑 / Hiragi tensuke
  本作の主人公。都立明星高等学校に通う高校2年生。17歳
  コード07を拾ったことにより、黒い扉の王様を決める戦いに巻き込まれることになる。

 矢上 久太 / Yagami kyuta
  都立明星高等学校に通う高校2年生。17歳。天佑の小学校からの付き合いである友人。
  天佑同様、黒い扉の王様を決める戦いに巻き込まれることになる。

 村形 紫苑 / Murakata sion
  都内の中学校に通う中学3年生。15歳。目つきが鋭く、冷酷卑劣な性格の持ち主。
  コード02の所有者。黒い扉02から授かった能力、気砲(エアー・キャノン)が使用できる。

 青倉 未来 / Aokura mirai
  都内の高校に通う高校2年生。17歳。天佑と出会い、天佑に惹かれていく。
  コード06の所有者。黒い扉06から授かった能力、炎拳(フレイム・ナックル)が使用できる。

 作野 英志郎 / Sakuno eisiro
  都立明星高等学校の教諭。数学担当。天佑や久太の担任でもある。
  なぜか黒い扉の存在を知りえており、コードを所持する者の妨害をする。所有者の持つ能力に似た能力を持っている。

Re: 黒の扉black-door 登場人物うp ( No.5 )
日時: 2011/10/15 21:58
名前: シロスケ (ID: HhjtY6GF)

─○─○─○─折キャラ募集用紙─○─○─○─

【種類:1.人間 2.ミッドナイト・ブラックムーン関係者 3.悪魔 4.その他】
※番号を選んでください。詳細があれば、ご自由にどうぞ。



【名前/読み方】




【特殊能力/詳細】
例)黒障壁→クロウ・バリア
  双創剣→ダブル・メイド・ソード





【ご自身の小説紹介 OR 作者に一言】

Re: 黒の扉black-door オリキャラ募集 ( No.6 )
日時: 2011/10/16 16:03
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)


─○─○─○─折キャラ募集用紙─○─○─○─

【種類:1.人間】

【名前/読み方】神谷 紅狼/かみや べにおおかみ

【特殊能力/詳細】
黒くて耳より少し上にある髪の毛、紅い両方の不思議さを漂わせているような瞳。
顔は結構いいほうというよりかはカッコいいような感じなので男と間違えられてしまうこともある、そんなこんなでよく見知らぬ人に何度か告白されている。男っぽいけど女、甘党で良い人なんだけれどもキレたら怖いのであんまり敵にはまわしたくないような人。
ちなみに辛いものと酸っぱいものと男扱いする人が苦手らしい、運動は得意というか能力のようなものを秘めている感じがする。
コード02の所有者である、能力は『レッド・ナイトメア』で幻想を操ることが出来る』

【ご自身の小説紹介 OR 作者に一言】

こんなキャラですが、よろしくお願いします。


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