ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

スクール・オブ・ミッドナイト
日時: 2011/10/20 22:55
名前: 琺瑯 遊志 (ID: HhjtY6GF)

※作り直しました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

こんにちは。こんばんわ。おはようございます。小説に関して無知な琺瑯遊志というものです。
ちなみに…読み方は琺瑯 遊志(ほうろう ゆうし)です。
誤字や脱字の多いきったない小説になると思いますが、最後まで読んでもらえれば幸いです。

 

Page:1



Re: スクール・オブ・ミッドナイト ( No.1 )
日時: 2011/10/20 23:05
名前: 琺瑯 遊志 (ID: HhjtY6GF)

 深夜の学校で行われる





 金と夢を与えるサバイバルゲーム





 参加方法は簡単





 深夜の学校、12時ちょうどに体育館に来れば





 誰でも参加は可能








 
 
         ─稼ぐか─











     ─叶えるか─




















             ─死ぬか─




















今夜もまた、新たなプレイヤーがやってきた。

Re: スクール・オブ・ミッドナイト ( No.2 )
日時: 2011/10/21 20:57
名前: 琺瑯 遊志 (ID: HhjtY6GF)

 第0限目『エントリータイム』

静寂に包まれた深夜12時の都立南山高等学校。
東京都内で現役東大合格を毎年生み出し、日本各地で知らない人はいないほどの有名な高校である。
そして、その‘有名さ’で、この高校は選ばれてしまった。
平和で穏やかな楽しい学校生活も、深夜12時を回れば一変する。悪魔の遊技場に…………──────。


  *体育館*


南山高校の体育館は1階がバスケット並びにバレーのコート,2階が階段式の試合観覧席という構造。
有名な高校で国から評価もされており、それなりに校舎の構造やセキリュティは周りの高校と比にならない。
窓ガラスはすべて防音防弾、校舎の出入り口には不審者対策にシャッターが下りるように設計されてある。

現在の時刻 深夜0時00分

月明かりにボンヤリと照らされた館内には、数人の人影がチラホラと動いている。
館内の真ん中にジャージ姿で立っている本校の2年生、稲葉健は常に周りを見渡しながら、まるで誰かを探しているようだった。
「……あっ!!お、おい、夜坂!!」
健の声は静寂の体育館に響き渡る。周りにいた数人の視線が、一気に健に集まった。
しかし、健はそんなことを気にもせずに壁に寄り掛かって俯いている制服姿の男子生徒に駆け寄る。
健同様2年生であり、健のクラスメイトである夜坂一弥は、健の姿を見て鼻で笑った。
「お前、本当に来たんだな。」
「当たり前だ。それより、本当に賞金はもらえるんだろうな?」
健の質問に、一弥は無言で頷いた。
一弥は白カッターシャツに学生ズボンだが、ベルトに日本刀を2本持っていた。
健は日本刀と一弥の顔を何度も見直す。
「お前も時期に選ぶことになるよ。黙って待ってろ。……もうすぐだから。」
月明かりに照らされた一弥は、不気味に微笑みながら言う。
その直後だった。


『皆さん、こんばんわ。ようこそ、スクール・オブ・ミッドナイトへ。』


深夜12時をまわった頃、館内に設置されてあるスピーカーから女性の声が聞こえ始めた。
全員の視線が、ステージ斜め上に設置されてあるスピーカーに向く。
『新規プレイヤーの方が4名、これで現在のプレイヤー数は合計で15人ですね。それでは、新規プレイヤーの方は前へ。』
女性の声に誘われて、健はステージ付近まで歩く。他の新規プレイヤー3名も健同様にステージ付近まで歩いてきた。
『ステージ上に、必要となるツールが入ったボックスがあります。自分の名前が書かれたボックスを手に取り下がってください。』
健はステージの上に置かれてある4つの大きな段ボールを見つけた。
段ボールには雑にそれぞれの名前が書かれた紙が張られ、健は自分の名前が書かれた段ボールを手にとって一弥の元に戻る。
「箱開けてみな。ある程度の物はバックに入れて、拳銃はポッケにしまっとけ。」
一弥にそう言われながら、健はボックスを開いて呆然とする。

「け……拳銃………本物……?」

健は恐る恐る拳銃を手に取り、じっくりと観察する。
ボックスの中にはリュックサックに拳銃1丁、予備の銃弾8発の入った箱に懐中電灯、そして顔写真が貼られたカードキー。
カードキーには‘SCHOOL・OF・MIDNIGHT’と黒の背景に赤の文字でプリントされてある。
「そのキーはゲームで必要となる。それも肌身離さず持っとけ。」
一弥にそう言われ、健はカードキーを拳銃を入れた逆のポッケに入れる。
懐中電灯を持ち、空のリュックサックを背負う。

『新規プレイヤーの方のためにも、ゲームのルールを‘簡単’にお浚いします。』


『ゲームは1thステージから7thステージ、ファイナルステージの計8つのステージに分かれています。ステージ毎にミッションが出され、ミッションを成功したは賞金1億円。すなわち全てをクリアすれば最高8億円を手に入れることができます。なお、ゲーム中は法律が無効化され、ハッキリ言えば何をしても大丈夫です。ゲーム開始は0時から4時まで。ゲームの詳細をプレイヤー以外の人物に話した場合、聞かれた場合は賞金が0円にリセットされ、排除されます。クリア賞金は1億円ですが、その他にもボーナス賞金がありますのでご安心を。それでは、1thステージを始めましょうか。』


女性の最後の言葉で、体育館内は静寂からザワツキ声が漏れ始めた。
『1thステージ。ミッションは校舎内にいる敵を倒してください。4時間以内に一番多く倒していたプレイヤーに賞金1億円が贈られます。それでは、ゲームスタートです。』





館内にいたプレイヤーたちは、一気に体育館から飛び出した。

Re: スクール・オブ・ミッドナイト ( No.3 )
日時: 2011/10/22 18:28
名前: 琺瑯 遊志 (ID: HhjtY6GF)

〜ENTRY PLAYER〜
【稲葉 健 / イナバ タケル】
主人公。都立南山高等学校2年生。離婚して父親が残した借金を返済するためにゲームに参加した。ゲームの存在や詳細はクラスメイトである夜坂一弥のブログを見て知った。

【夜坂 一弥 / ヨルサカ イチヤ】
健が参加する以前から参加しており、ゲーム大半のルールを知る人物。都立南山高等学校2年生。普段は無口で寡黙家だが、初参加の健に対しては色々と教えてくれる優しい一面も持つ。腰に日本刀を2本持っている。ゲーム参加理由は不明。

【東 加織 / アズマ カオリ】
都立南山高等学校1年生。健の中学校の後輩で健に恋をしている。夜中にたまたま見かけた健の後を追い、成り行きでゲームに参加。

【六田 聖 / ロクタ セイ】
都立南山高等学校の教諭。2学年学年部長で数学科担当。プレイヤーの中で唯一スーツ姿であり、他のプレイヤーからは疑問の視線を向けられている。ゲーム参加理由は不明。一弥よりも以前に参加している。

【高橋 佑介 / タカハシ ユウスケ】
都立南山高等学校2年生。至って普通の男子生徒だが、人間不信で誰でも疑ったり、探ったりする癖を持つ。お金目的で参加。

【フード男子A / フードダンシエー】
ゲーム参加者。常にフードを被っており、素顔を見せない。一応喋るが、一言二言程度。

【緑川 晴香 / ミドリカワ ハルカ】
元人気アイドル。参加者の中では数少ない学校外のプレイヤー。本人曰く「整形手術の手術代の返済」と言っているが、真偽は不明。

【綾本 / アヤモト】
ホームレス。参加者の中では数少ない学校外のプレイヤー。人気の少ない体育館地下倉庫で生活していた。たまたまゲームに参加し、ホームレス生活を抜け出すために参加した。

【寺塚 茂男 / テラツカ シゲオ】
都立南山高等学校教頭。校長の座を奪うために、資金目当てで参加。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。