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グロテリア
日時: 2011/10/29 00:35
名前: はやて@ (ID: fiow63Ig)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/


改名しました。
朝倉疾風です。
朝倉は朝倉なので、改名はしたけど
朝倉って呼んでくれたら……
嬉しいです(*´∀`*)



執筆開始 10月 29日〜



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Re: グロテリア ( No.1 )
日時: 2011/10/29 01:34
名前: はやて@ (ID: fiow63Ig)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/


零.00



ルームメイトに、ウズラという女の子がいる。

彼女は少々、いやかなり、普通からかけ離れた変人だ。
天才的なオレの頭脳からしても、彼女のことを理解するのは難しい。

中性的に整った美形さんで、一目だと性別が判断しにくい。
引きこもりで男性恐怖症らしく、オレとは目も合わさない。 会話が成り立っているのが奇跡だ。

「天才的なオレからしても、アンタの行動はいまいち理解できない」
「僕チンに話しかけないでほしいです。 ただいま、ネットワークとコミュニケーションなうなので」

時刻は深夜2時。
就寝時間はとっくに過ぎているのに、同室のコイツはなかなかパソコンを閉じようとしない。 その明かりがまぶしすぎて、オレは未だに寝付けないでいる。

「寝れないんだけど」
「ネットワークは僕チンのために活動中。 だから、僕チンも起きておかないとならないのデス」
「────それ、アンタの都合だろ」


色々と最悪だ。


ここの孤児院に来て、はや3週間が経ったけど。
頭脳明晰なオレと同室の奴が、こんな変人だとは思わなかった。 さすがに、まだ慣れていない。

ウズラがガダガダとタイピングする音とか、パソコンの起動している音とか、なんかもう色々うるさい。

「────静かにして」
「僕チンの活動を邪魔しないでください。 これだから男の方は好きではないのです」
「性別カンケーないだろうが」

布団に潜り込んで、もうウズラの相手はしないことに決めた。
頭の中で方程式を解きながら、睡魔が訪れるのを待つ。

生まれてからまだ13年しか経っていないけれど、どうしてだか、頭の良さは誰よりもよかった。
天才だと、呼ばれていた。

「そんなオレが……こんな所で……こんな変人と……」

「シド」

名前を呼ばれたけど、無視することにした。
睡眠妨害もいい迷惑だ。 アンタのせいで、思考能力が低下したらどうしてくれる。

「僕チンももう寝ます。 おやすみなさい、シド」

言って。
ようやく部屋の明かりは消えて、真っ暗になった。


Re: グロテリア ( No.2 )
日時: 2011/10/30 21:54
名前: はやて@ (ID: fiow63Ig)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/



登場人物01


*シド

 13歳 160cm 一人称「オレ」 二人称「アンタ」
 
 幼くして天才的な頭脳を持つ。 ナルシスト。
 ウズラと同室。 彼女を変人扱いするが、興味もある。
 かなりの自信家で、子どもっぽくない子ども。


*ウズラ

 10歳 140cm 一人称「僕チン」 二人称「あなた」

 引きこもりで男性恐怖症。 社交性が皆無。
 中性的外見と内面。 本名を短縮して「ウズラ」となっている。
 常に敬語。 パソコンを愛している。



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