ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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逸脱の世界deviation worlds 
日時: 2011/11/16 20:29
名前: 未来 (ID: HhjtY6GF)

※パソコンの不具合?かどうか不明ですが、パスワード入力しても操作効かずの日々……。
 作り直させてもらいました。ご了承ください。



一応、初心者です。なので、コメントやアドバイスを厚かましいですがお願いします。
内容は“超能力”やら“非現実的”なものが中心です。
ではでは、楽しんで読んでくれたら幸い( 一一)……。








【逸脱/deviation…中心、決められた範囲からそれること】

    その目で、現実を見極めろ─────。


 ─ Casting ─
  <人/human>
    第2班>>002
    日本政府防衛対策本部>>007
 
    
  <ダークマター/darkmatter>
    トレス部隊>>005




 ─ Words ─
  >>003

  ─A chapter`1´ Deviation world / 第1章 逸脱の世界─
     >>001 >>004 >>006

Page:1 2



Re: 逸脱の世界deviation worlds 作り直し ( No.1 )
日時: 2011/11/03 20:02
名前: 未来 (ID: HhjtY6GF)

世界が逸脱して、何日が経つだろうか─────。


地から空へと延びる幾多の黒煙。
人が住む地は紅蓮の炎に包まれ、蒼かったはずの空は黒煙の影響で黒ずんでいる。
当たり前のように歩いていたアスファルトは、罅割れ断層が歪んで地層の断面図が露となり、簡単に歩ける状態ではない。
家々はほぼ崩れ、高層ビルは倒れ、毎日歩いていた商店街は炎の道と姿を変えていた。
港は船が派手に乗り越えて魚市場を破壊し、太平洋には無人の船が何艘も浮いている。
車道には何台もの車がミニカーのように並び、ひっくり返り、見渡す限り現実ではありえない光景となっている。
そして、日本の象徴ともいえる富士山の山肌には、旅客機や戦闘機が何機も墜落し、白と青のグラデーションを崩していた。

どうして、こんな事態に陥ったのだろう。


我々人間が、背徳的な行動を起こしたからか。いや、違うだろう。


地球の寿命か。いや、違うだろう。


神の悪戯か。いや、違うだろう。


『理由はない。』それが答えだ。今はそうしておこう。
この未曾有の事態で各国は防衛対策を練ったが、ほとんど意味のない行為であった。
どこが始点かさえ分からない。どうやって防衛しろというのだ。
やがて、時間が経つにつれて国々は崩壊の道を進んで行き、地球は姿を腐へと遂げて行く。






























せめて、それだけで終わってほしかった。































なのに、逸脱の連鎖はそれだけでは収まらなかった。


  ******


罅割れたアスファルトから噴き出す高温の熱風。
『逸脱の日』を迎えて1日が経ち、東京も光景が変貌していた。
すでに一般市民は逃げたのか、街の周囲を見渡しても人影一つ見当たらない。
しかし、そんなゴーストタウンと化した東京渋谷のスクランブル交差点を横切る複数の人影が見えた。

「右OK、左OK。直進して、目の前の建物に入れ、そこで休息するぞ。」

深緑のヘルメット、迷彩柄の防弾服の上から防弾チョッキを着て、片手にはライフル。腰には種類様々の手榴弾。そして、真剣の日本刀。
そんな服装の4人は、ライフルを構えながら辺りを警戒しつつ、目の前の高層ビルに入った。
エントランスのガラス扉は割れ、地面のガラスを音をたてながら進んでいく。
建物内に入り、ライフルに搭載されているランプを付けて辺りを見渡す。
“危険物”がいないことを確認すると、4人は安堵の息を漏らしてライフルを握る手から力を抜かした。
「今日はここで一夜を過ごすぞ。」
隊長格と思われる年配の男性は3人に言うと、ガラスの破片に砂が塗れたソファーに座りこんだ。
と、その直後に隊員の一人である高校生ぐらいの年齢と思われる若い男性が、隊長格の男性に駆け寄ってきた。
「石嶋隊長、僕の自宅がこの付近なんです…その……もし、良ければ寄りたいのですが……少し!!少しだけでいいので。」
「駄目だ。そんな質問するんじゃない、お前も身に染みているだろう?そうやって私情を持ち込み、仲間たちが死んだ。」
日本精鋭防衛特殊進撃部隊第2班の隊長、石嶋真一郎は穴だらけの朽ちた天井を見つめながら言う。




           ━日本精鋭防衛特殊進撃部隊━




それは、「逸脱の日」を迎えて構成された自衛隊の上をいく特殊自衛隊。
国内で選ばれた人間たちが政府に招集をかけられ、その部隊は出来上がった。全部で5部隊。
しかし、その内4部隊はすでに通信が途絶えて生死不明。
唯一、彼ら第2班だけの生死が衛星写真を通して確認されている。
彼ら第2班の目的は、この状況の根源の捜査と残った市民の救出。そして、“敵”となる存在を殲滅すること。


だが、彼らが顔を合して、まだ約1日半しか経っていない。


人々の絆や信頼は、そんな短時間で深まり強くなるものではない。
でも、そんなことは言ってられない。
待つのは“非現実的な現実”と“絶望と闇に埋もれた世界”だけ。







        その目で、現実を見極めろ─────。












  そして、生き延びろ─────。

Re: 逸脱の世界deviation worlds ( No.2 )
日時: 2011/11/05 21:20
名前: 未来 (ID: HhjtY6GF)

日本精鋭防衛特殊進撃部隊第2班……「逸脱の日」に備えて“特殊な人間”で構成された自衛隊の上をいく軍隊。



【石嶋 真一郎 / イシジマ シンイチロウ】
 能力:精神会話…相手と心の中で会話ができる。
  日本精鋭防衛特殊進撃部隊第2班隊長。元は警視庁刑事課捜査一課に勤務していた警部。年齢40歳。
  年齢を忘れさせる別格の戦闘能力を持つ。厳しくも仲間思いの一面もある。
  「逸脱の日」の前日、警視庁で事件のファイルを処理中に政府から強制招集をかけられた。
  妻と娘、息子がいるが安否は不明。家族を見つけ出すため、世界を救うために隊長として前向きに進んで行く。


【箱丸 優 / ハコマル ユウ】
 能力:未来視…1分後の未来を見ることができる。
  主人公。日本精鋭防衛特殊進撃部隊第2班戦闘隊員。元は都内の都立陵駕高等学校2年生。年齢17歳。
  戦闘隊員だが、暴力を嫌う平和主義者。優しすぎる性格から、石嶋から「一番悪に堕ちやすい」と言われている。
  「逸脱の日」前日、学校で授業を受けているところを政府から強制招集をかけられた。
  両親、弟、姉がいるが安否は不明。班内で最年少の隊員。


【西沢 洋子 / ニシサワ ヨウコ】
 能力:超聴覚…人並みよりも優れた聴覚を持つ。
  日本精鋭防衛特殊進撃部隊第2班副隊長。元は海上自衛隊軍艦‘英雄’の副艦長並びに少佐。年齢30歳。
  長身で見た目はモデルに並ぶほどであり、戦闘能力は石嶋と並ぶほど。
  「逸脱の日」の詳細や存在は3年前から知っており、班内では誰よりも前からこの状況になることを知っていた。
  そのせいか、行動中は冷静で無駄のない動きをする。両親はすでに政府の用意した安全区域に避難している。
  安全区域への避難を許されなかった彼氏を捜すために奮闘する。大地とは仲が悪く、優のことは弟のように慕う。


【若森 大地 / ワカモリ ダイチ】
 能力:電波解読…飛び交う電波を読み、情報を収集する。
  日本精鋭防衛特殊進撃部隊第2班通信士。元はニートで毎日家でパソコン生活を繰り返すダメな男性。年齢25歳。
  年齢が一番近い優と仲が良く、「逸脱の日」の存在を知っていた西沢とはよく喧嘩する。
  「逸脱の日」前日、秋葉原の漫画喫茶で漫画を読んでいるところを政府から強制招集をかけられた。
  両親はともに5年前に他界。兄は政府で働いているが、両親が死んでから一度も会話を交えたことがない。
  ダメな自分を変えるため、ダルそうにも積極的に戦闘に参加する。



Re: 逸脱の世界deviation worlds ( No.3 )
日時: 2011/11/06 12:02
名前: 未来 (ID: HhjtY6GF)

物語を先に更新しようと思った今日此の頃。
用語がかなり出てくるので先に説明しちゃいます( ^^) _U~~♪
時間がある時に読んでくれたら良い程度なので、とりあえずスルーしても結構です。


【 ダークマター / darkmatter 】
またの名を暗黒物質。今作の敵となる要因の一つ。現在の世界では解明されていない存在であったが、正体は地球外生命体の一種。
姿は黒い煙の集合体で、その姿のままだと会話は可能だが、自身が攻撃することはできず、また攻撃されてもすべて無効となる。
主に地球に落下してきて以来、人間などの生命を持つ存在に憑いて行動する。憑いた後は攻撃も可能となり、傷やダメージも負う。
自我を持ち、またそれぞれが特殊な能力を持っている。特殊能力は憑いた後にしか発動できない(例外以外)。
憑かれた人間は皮膚が荒れて黒く変色し、時間が経つにつれて意識が薄れ、最後は完全に意識が消滅して乗っ取られる。
ダークマターの中では階級が存在し、以下の通り。
 <階級図>
   マーシャル/marshall 1名で構成される最高クラスの階級。
             ↓
   アドミラル/admiralu 7名で構成される現場指揮官の階級。
             ↓
   シェリアル/syeliaru 多数存在。小グループの班長の階級。
             ↓
   リベガ− /libegars 上記以外の全てに与えられる最下階級。


【 逸脱の日 / deviation days 】
ダークマターが襲来した日、2011年12月1日のことを称して言う。
この日を境に世界は壊滅状態に陥り、ダークマターに地球を支配された。
日本政府や国々のトップの人間たちは、理由は不明だが逸脱の日を正確に割り出していた。


【 日本精鋭防衛特殊進撃部隊 / ─ 】
逸脱の日前日に結成された日本を防衛する軍隊。構成員は全員が特殊能力を持つ者。班式で振り分けられてある(人数は異なる)。
逸脱の日を迎えてダークマターと交戦するが、交戦後の連絡は数時間で途絶えた。しかし第2班だけが、衛星写真で確認されてある。


【 特殊能力 / special ability 】
細胞を構成する微小繊維、微細繊維等が異常発達し、細胞の構造が変化したことによって生まれた特殊能力。
能力の生まれの詳細な理由は不明。構造は無数に存在し、並行して能力も複数存在する。
能力者は血液検査で一般では公開されていない“Z型”であり、日本政府は検査結果を利用して能力者を探しだした。


【 能力者 / ability human】
特殊能力を持つ者の総称。


【 日本政府防衛対策本部 /  ─ 】
沖縄の南大東島を拠点とする「逸脱の日」のために立ち上げられた組織。全指揮の権限は内閣総理大臣が持つ。
主に日本精鋭防衛特殊進撃部隊の小隊構成や指示をする。
本部は安全を考慮して島の地下にできており、本部全体が核シェルターで囲まれている。約2000人を収納可能。


【 スーパーエージェント / super agent 】
日本政府の代行者。2人1組で行動することが原則であり、そのうちの1人は必ず能力者でなければならない。
日本精鋭防衛特殊進撃部隊に選ばれない理由は、政府内の知り合いの要望、政府内に家族がいる等の理由から。
仕事内容は主に能力者の確保、政府の役人の護衛。拳銃型スタンガンと警棒を常備している。


【 落下隕石消失事故 / ─ 】
物語設定2011年から1年前に起きた自然事故。小隕石が太平洋に浮かぶ‘環礁島’に落下したが、隕石は見つからなかった。


【 環礁島 / ─ 】
太平洋に位置する人口100名程度の島。島の周囲は岩が露出しているため、上陸が極めて困難。
島の中央には隕石落下の影響で出来た湖があり、湖の中央には小さな浮島がある。浮島にはなぜか木造平屋があるが、住人はいない。
隕石が落下した頃から“湖の化け物”が出るようになった。正体は不明。




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