PR
ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 魔法レンズシステム
- 日時: 2011/11/06 15:39
- 名前: ザク (ID: .SXp3Aa2)
「どうしよう・・・完全に迷った・・・」
ひと気のない校舎の廊下で一人の少女が佇んでいた。
「というか、なんでこんなに暗いのよー?!」
バキッ!ドドドドドッ!!
「・・・!!な、なに?!」
煙とともに上の階から落ちてきたらしい人影がこちらを覗いた。そして、煙が消えかけお互いを認識した時に目の前にいる少年が・・・
「あれ?こんなところに人がいる・・・君誰?」
現状に付いて行けてない自分の代わりに前の少年が話を続けた。
「あぁそうか、転校生か。始めまして僕は千裕。満陰 千裕です。」
不思議な雰囲気の彼は、そういって立ち上げり私の前に手を差し伸べた。
「あっ私は綾津里 未虎。よろしくね」
「へ〜綾津里 未虎ちゃんか。面白い名前だね。でも、なんで転校生の君がここにいるの?」
「えっと、じつは迷っちゃって・・・」
「あ〜やっぱり。ここはもう使われていない旧校舎だからいても意味ないよ。 ほら、こっちに来て。高校校舎まで連れて行ったあげる。」
その時、私は少しの違和感をもちつつも、彼のあとに続いた。
Page:1
PR