ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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僕と天使
日時: 2011/11/15 17:09
名前: シナ (ID: joPTjG.e)

prologue


ねぇ、どうして僕は生きているのか知っていますか?


わからないとあなたは言う。


どうして僕らは双子なの?


どうして僕は悪魔なの?





『そんな…如何してそんなこと言うの?』


君のせいだ。


『私たちは兄弟でしょう?どうしてそんな酷いこと言うの?』


お前がいなかったら


『仲良くしましょうよ。』


ふざけるな。


「全て、全てお前のせいなのにっ!」





ああ、泣いてる。


たった一人の姉が泣いてる。


そうだね。仲良くしなくちゃいけないのにね。


だけどずっと一緒にいた君だから。


傷つけるのも意外と簡単。


それに僕を見てよ?


ハハッ僕は悪魔だよ?


君の身代わりに悪魔になった。


ハハハハッ


復讐だよ。すべては復讐…。お前に復讐するんだ。


天使が嘆き、悪魔が笑う。


そんな世の中をつくろう。


善人気取りの天使たち


既にヴェールは壊された。






「…復讐だ。」


prologueend

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Re: 僕と天使 ( No.1 )
日時: 2011/11/15 17:11
名前: シナ (ID: joPTjG.e)

初めまして、こんにちは。シナです。
ん〜あんまり怖くないかもしれないけどちょっと大変なところがあるのでこっちにしました。
という訳でスタートです。

Re: 僕と天使 ( No.2 )
日時: 2011/11/15 18:33
名前: シナ (ID: joPTjG.e)

もくじ
prologue>>0
著者ご挨拶>>1
one>>2

Re: 僕と天使 ( No.3 )
日時: 2011/11/15 17:28
名前: シナ (ID: joPTjG.e)




「ねぇ、どうしてレイアンはあっちにいるの?」


暗がりの中できいたことのある声がした。


姿は見えない。


でも、『レイアン』って…


それは僕の名前だ。


ねぇ、僕の名前を知っているあなたは誰なんですか?


『私、リィヨン。』


リィヨン…。


偶然なのかな?僕が心の中で君に尋ねると、君はすぐに答えてくれたね。


その声の主、「リィヨン」の姿が暗がりの中にふわりとうかんできた。


綺麗な人だ。母の様にとても温かくて、とても優しい。


羽衣の白い髪をしたまだ若い女の子だ。


暗い闇の中でもリィヨンのその微笑みをたたえた顔はほのかに闇を照らしているような気がした。


「どうして僕の名前を知っているの?」


「だって、私とレイアンは…」


「リィヨン!そいつと話をしてはいけないよ。」


誰かが僕とリィヨンの前に立ちはだかった。


「そいつ」とは、僕の事だろう。


この人の事は見たことはない。


まるっきり初めての初対面なのに、どうしてそんなこと言うのか。


うすうす…その理由には気付いていたけど…。


「さぁ、リィヨン。そろそろ天界に帰ろうか。」


「天界?レイアンは?」


「そいつとリィヨンは一緒にいられない。そいつは置いて帰るよ。」


ああ、僕はどうやら一人ぼっちにされるらしい。


「そう…」


哀しげなリィヨンの顔。きっとあまり深くは理解していないんだろう。


「またね、レイアン。いつか会えたら遊びましょう。」


やっぱりあなたは深く理解していなかった。


リィヨンとその人は、天界へと飛び去ってしまった。





Re: 僕と天使 ( No.4 )
日時: 2011/11/16 16:11
名前: シナ (ID: joPTjG.e)



ぽつん…。


リィヨンが去って行ったあとのこの暗がり。


ここはどこなのか知らない。でも、このすべてをひきこむような黒さ…


ズブッ


「えっ?」


醜い音。


本当に僕はこの暗がりの中、何かにはまった。


ドボッズブスッ


だんだんそいつは僕の身体を飲み込んでいく


「だっ誰かっ!」


もう胸のあたりまで埋まっている


どうしよう…このままじゃ死んでしまう…。


「死んじまうじゃと?ばかじゃあ、こいつぅ!」


…ふぇ?


「やぁやぁ、あっさり沼にはまったおバカさん。」


な、なん?


声は聴こえど姿は見えず…。


でも、僕の目はじんわり二人の姿を映し出した。


保留。
ファジーの方に移転させようかしら。

Re: 僕と天使 ( No.5 )
日時: 2011/11/16 23:32
名前: シナ (ID: joPTjG.e)

なんか、明るい話題が少々出てきそうなのでファジーの方に移動させます。勝手にすみません。


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