ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 存在証明。
- 日時: 2011/11/15 19:36
- 名前: 妹 (ID: RRvZltlr)
小説五作目です!あ、でも全部完結してませんが。
更新速度がものすごく遅いです。よろしく御願いします!!
オリキャラ募集は受け付けていません・・すいません。
でも、キャラ絵は募集しております!
書きたい方はどうぞ遠慮なくいってくださいね
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- Re: 存在証明。 ( No.1 )
- 日時: 2011/11/15 20:24
- 名前: 妹 (ID: RRvZltlr)
第一章「一つ目の存在証明。」
——ねえ、私のこと、どう思う??
私が友達によく、聞くようになった台詞。
私は中学一年生。
千尋中学校に通っている、森田 玲。
六年生まで、腰まであった長いロングヘアだったが中一デビュー!とか意気込んでばっさり切って今は、肩につくかどうかぐらいのショートカットになった。
切った当時では耳より三センチしたぐらいの髪だったのに、もうすっかり伸びてしまった。
背は小さい方。小柄だと良く言われる。
いろんなことが入学当時と変わっていく。
皆も変わっていく。
最初仲良かった子だって離れていってしまう、そんな時期。
最初は遠慮して喧嘩なんてしないし、悪口だって言わない。
でも皆だんだん慣れていくんだ。
そしてお互い本音をぶつけあって、分かれていってしまう時期。
今は、10月28日。
「またリズムずれたよ!?」
「ごっ・・ごめん・・・」
私は一人の女の子の怒鳴り声にびくりと体を震わせた。
「これ、指揮者だって点がつくんだから!森田さんがちゃんとしてくれないと絶対優勝なんてできないから!!」
「わ・・わかってる。」
「本当に!?」
「うっ・・うん。大丈夫。」
私がうなずくと女の子が不機嫌そうな顔で私から目を背けた。
「絶対負けるよ・・・」
女の子はかすかに呟いたつもりかもしれなかったが、私にははっきりと聞こえた。
それから自分の位置へと戻ると、友達と楽しそうに話を始めた。
私達が今練習しているのは、文化祭の合唱コンクールのことだった。
指揮者なんて全くの初心者で、リズム感もない私が指揮者に選ばれたのはある理由があった。
それは一週間前のことだった。
この私達のクラスは一年F組で、体育会の時は一位をとった。
それで先生が燃えちゃって、「お前らはやればできる!」とかいって。
指揮者の締め切りを忘れていたとかで、お昼休みに教室にいる人だけで決めた。
私は外とかでないタイプだったから教室にいて友達と喋っていた。
でもその指揮者決めに興味なんてかけらもないので、勝手に適当に決めといてっていって話していたのに。
私のクラスの委員長がいきなり、私に指を指した。
「玲でいいやん!絶対いける!!」
- Re: 存在証明。 ( No.2 )
- 日時: 2011/11/15 20:26
- 名前: 妹 (ID: RRvZltlr)
途中ですが、また今度続きを書かせていただきます!!
では今日はここで!落ちます
- Re: 存在証明。 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/20 20:22
- 名前: 妹 (ID: RRvZltlr)
「ちょっ・・何いってんの!?無理、無理!!」
私が首を思いっきり横に振ると、委員長は笑って私に言う。
「皆、いいよな〜、もう時間もないし玲で!」
「別にいいよ〜^^」
「皆がよくてもこっちはよくないっっ!!!って、先生、決まりですか!?」
「どっちの曲がいい?」
文化祭では、課題曲と自由曲を歌う。
課題曲は最初から決まってる曲で、自由曲はいくつかの用意された曲から選ぶの。
私は自由曲が好きだから、自由曲歌いたいんだよね・・
「どっちかといえば・・課題曲なんだけど。」
「OK!じゃあ登録してくるわ!」
「あっ、OKしたわけじゃ・・!」
先生はもう、教室から消えていた。
「ど・・どうしよう、のせられた・・・・・」
「・・がんば。」
友達はにっこりと笑って肩を叩いた。
- Re: 存在証明。 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/01 18:12
- 名前: 妹 (ID: RRvZltlr)
そうして放課後。
文化祭の練習が始まった。
最初は、男子と女子にわかれて練習をすると聞いた。
男子は、教室。
女子は、廊下。
私はあたりまえのように女子なので、重たい体をひきずりながら、廊下へと歩いた。
そして、廊下へつくといきなり委員長の女の子、高島愛が私の肩を引っ張った。
「痛ッ!?何、愛ちゃん!痛いんだけど!?」
「もー、指揮者は早く来る!ほら、一回音にあわせてふってみ?練習や練習。」
- Re: 存在証明。 ( No.5 )
- 日時: 2011/12/14 20:13
- 名前: 妹 (ID: RRvZltlr)
(めんどくせー・・)
そう思いながら私は曲に合わせて手を振ってみた。
「いま、ずれたっ!ほら、ちゃんと見て!」
元委員長の坂陣 千(さじん せん)が叫ぶ。
(うるさいなぁ・・ちょっとぐらいのことなのに。)
「また、ずれた!玲、まじめにやってる〜?」
愛ちゃんも続けて叫ぶ。
(うるさいってば・・・・・)
「「もう、まじめにしてってば!!」」
「うるさーい!!!」
怒りが爆発した。
だって二人の声があわさってきたら、本当イライラするでしょ!!
あぁ、イライラする!
「顔、洗ってくる・・・・・」
そういってトイレにかけてく私に、親友の七瀬 澪が近づいてきた。
「玲・・・・、大丈夫??」
「うん、愚痴、聞いてくれる??」
「うん。」
すぅっと、息を吐いて、周りに誰もいないのを確認する。
「あぁ——————っっっっ!!!!!!!!うざいうざいうざい!なんなんだよ、あいつら、死ねっっ!自分でやれっつぅの!!おしつけたのはてめぇらだろうが———っっ!」
「落ち着いた?」
「うん」
私は短気らしい。
こうやってむかつくことがあるとトイレで叫ぶ。
澪がいないときは我慢してるけど。
澪は、私を支えてくれるし、こんな私のことを親友だといってくれた。
そのことが嬉しい・・・。
でも、やっぱ叫ばないとやってられないので。
澪に愚痴を聞いてもらってるというわけなのですが・・・・・
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