ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 僕等は檻の中。 【実はバトルもの(ぇ】
- 日時: 2011/11/19 22:14
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: PMzvo2iV)
えっと、この度こんふき。スレ立て直しという事で…更新頻度が格段に落ちてしまいます。
なのでこちらで短編の話を上げようかと思います。
これは、奇妙な共通点を持つ隔離された者たちのお話。
オリキャラ募集終了しました。
@あらすじ
気が付けば僕等はここにいた。
僕等の共通点は『自分の名以外の事をすべて覚えてない』という事。
僕等はそんな奇妙な共通点を持ちながら、この地下施設で出会った。
そして僕等は気が付いたんだ、
——ここは僕等を閉じ込める『檻』だって。
だから僕等は、その檻を破る事にした。
僕等の家族が待つ地上へと帰るために——————
@登場人物
〆永嶋 唯人/ナガシマ ユイト ♂
身に覚えのない刀を持つ17歳の少年、この物語の主人公。
真面目で少しだけカタいが、ひたむきな向上心を持っている?
『不思議な目』を持っている。自分に対して激しい戸惑いを抱えている。
〆紫園 薫/シエン カオル ♀
2丁のハンドガンを顔色一つ変えずに使用する無邪気(!?)な女の子。10歳。
可愛い見た目とは裏腹に恐ろしい事を言うのがまた怖い。
〆軛堂 蓮馬/アクドウ レンマ ♂
背が高い赤毛の不良。唯人と同年代くらい。一見落ち着いてるがかなり強引で豪快。
武器は無く、本人は『素手』で戦うと言うが…
〆大佐 信之/オオサ ノブユキ ♂
くわえ煙草が似合うかっけーおっさん。気さくだが好戦的。
手榴弾を無数に持っている様子。あだ名は大佐。
〆ジャック ♂
燕尾服とマジシャンハット、極めつけには舞踏会の仮面姿の男。
一切喋らない。メスのような鋭利な刃物を持っている。
〆神田 シエル/カンダ シエル ♀
超ハイテンションで前向きなハーフさん。実は文学少女。
めちゃくちゃ大きなアタッシュケースに折り畳み式で小型のヴィッカース重機関銃を押し込んでいる。
〆御皐 柚子/ミサワ ユズ ♀
余計な事は話さない質で、みんなともあまり関わろうとしない。
薙刀を背負っている。
- Re: 僕等は檻の中。 【実はバトルもの(ぇ.。オリキャラ募集中←】 ( No.7 )
- 日時: 2011/11/19 18:00
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: PMzvo2iV)
>>6
急ぎ足御免!(殴
いらさーい♪です(`・ω・´)
オリキャラサンクスです!もちろん採用なんですけど、性別が分からぬ状態ですっ(
どうがご記入おおおぉぉ…orz
- Re: 僕等は檻の中。 【実はバトルもの(ぇ.。オリキャラ募集中←】 ( No.8 )
- 日時: 2011/11/19 19:54
- 名前: 更紗蓮華 (ID: 9uhgIwvd)
わわっ! すみません!
修正しました。
- Re: 僕等は檻の中。 【実はバトルもの(ぇ.。オリキャラ募集中←】 ( No.9 )
- 日時: 2011/11/20 09:49
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: PMzvo2iV)
- 参照: 読みにくくてすいません…
【序章】
少年は途切れ途切れの意識の中、右肩を押さえ足を引きずりながらも懸命に前進していた。
凄まじい激痛が少年の全身を蝕んでいるのにもかかわらず、それでも少年は乱れる息を整わせる暇さえ惜しんで、一歩一歩遅くも確実に進んでいる。そんな少年の右腕には、血だらけになった日本刀がしっかりと握られていた。その血はおそらく少年の肩から滴り落ちる自分の血であろう、元々錆浅葱の色をしていた下緒も血の色と混じり鈍い色へと変色している有様だ。そして、黒い鞘の先からは不定期に赤黒い血が地面へと落ちては来た道に赤い斑点模様を残している。
少年は、ゆっくりと顔を上げ…そして、視界に広がる壊滅した街を見て絶望した。建物はそのほとんどが瓦礫の山と化し、かろうじて形を残している建物ですら半壊状態である。少し目線を落とすと、道は所々赤く汚れ、そしてその建物の瓦礫が散乱しているだけだった。そう、それ以外のものは特にいって見受けられない。しいて何か目に着くものがあると言うならば、どこか遠くの所で火が上がり、黒煙が空に昇っていっているものくらいだ。
…人の、屍はどこにもない。
いや、それは人に限らず鳥も、犬も、猫も、何もかも———あらゆる『生物』はどこにも存在していないのだ。生きている姿ならまだしも、その屍さえもないという奇妙な光景が広がっているのである。
もう、ここには少年以外の『生物』は存在していなかった。
つまり、少年の“探しもの”はどこにもないのである。少年はその“探しもの”を見つける為、今の今までボロボロな体を引きずってまでここに来たのだ。しかし、少年はある瓦礫の山の前でここぞとばかりに目を開き、動けない状態でいた。少年の足元には石でできた『永嶋』という表札が転がっている。少年の瞳には、瓦礫の下にあるボロボロになったセーラー服の袖が映っていた。“ソレ”は確かに、人の絶命を意味していた。
少年の“探しもの”は———無かったが、見つかった。それも、それは少年の望むものとは違う形で。
少年の精神を支えていた何かが完全に粉砕され、少年はあえなくその場に崩れ去った。少年には、もう叫ぶ気力も、体を支える気力も存在していなかった。少年が固く握っていた刀でさえ、今は少年の手から離れ地面に落ちている。
そして、途切れ途切れになっていた意識も、“ソレ”を目の当たりにした時だけ完全に覚醒し、そしてゆっくりと薄らいでいった。
——しかし不意にその時、少年の背後で大きな衝撃が起こった。
「………、?」
薄らいでいっていた筈の意識は、再びその衝撃によって呼び起される。少年はありったけの力を絞り、上半身を起こしてゆっくりと振り返る。いや、少年には振り返えらずとも、それが何なのか分っていた。
『奴等が来た…?』
少年の耳に確かに聞こえた音…生足を引きずるような音に、人の唸り声な様なもの。
そして完全に少年が振り返った時に、少年の考えていたものは確信へと変わった。
『追手か…もうここまでだな』
少年の言う追手、彼等にただ言える事は少年の敵であり————命を奪いにきた死神の様なものである。
そして少年は…そんな彼等に命を奪われてしまうのだと言う事を悟った。しかし、体はもう一寸たりとも動かない。いや、少年には動かす気すらなかった。少年はもう…“ソレ”を見た瞬間に、彼等を目の当たりにした瞬間に諦めていたのだ、生き延びる事を。
そして少年はゆっくりと呼吸を整わせ、眠るように瞳を閉じようとした————
…その時だった。
その時、少年は再びその目を見開く事となった。
彼はすぐそこまで来ている追手に殺されるとばかり思っていたせいで、余計にそのイレギュラーな物音に違和感を覚える事とのなったのだ。そう、彼はそのイレギュラーな物音を聞き、再び目を開いたのだ。しかし、その上そのイレギュラーな物音とは、決して彼に希望を抱かせるような音ではなかった。
何と言えばいいのだろうか…言葉では言い表しようの無い、気持ち悪い音。いや、少年はその音を知っていた。
その音は——人の肉を裂く音だと。
少年は目を見開いた。すると、ブレる視界の中に、地を這う何かの姿と、それを踏み押さえる一人の男の姿が見えた。少年がその男の足を辿るようにして目線をゆっくりと上げると、その男の手には————細いナイフ。その瞬間、少年の体は強張った。思わず声にならない悲鳴をあげると、少年の事に気がついた男が振り返り…顔が見えた。
———ズキッ…
「!」
いいや、少年には見えなかった。その男が振り返ろうとした瞬間、何の前触れも無く———少年の頭に激痛が走ったのだ。そんな少年の異変に気が付き、その男がゆっくりと歩み寄る足音が聞こえる。しかし、その足音はあまりにも淡々とし過ぎている。
少年はその瞬間…男がナイフを持っていた事に気がつくと、生き延びる事を先程諦めてしまったと言うのに、その男から逃れようと体を引きずっていた。それでもその足音は淡々と、確実に近づいて来ている。
ヤバイ———そう少年が思った瞬間、視界が大きく揺らいだ。その男は、容赦なく少年の首を強く押さえつけたのだ。ほとんど力の残っていない少年はその力に抗う事すらできず、そしてその男と死に恐怖した。
———ズキンッ!
「ッ!!?」
だがその瞬間、また———少年を激痛が襲った。先ほどとは比べようの無い程の痛み…ハッキリと鋭い痛みは、少年の意識を一気に飲み込んでゆく。少年はあえなく、死の恐怖の中意識を失った。本当にあっけない程、あっさりと。
そしてその少年——永嶋 唯人は、もうその場で意識を戻す事は無かった。
- Re: 僕等は檻の中。 【実はバトルもの(ぇ.。オリキャラ募集中←】 ( No.10 )
- 日時: 2011/11/19 21:36
- 名前: rarara ◆4Z7ZaTVOX2 (ID: sb4c5jj4)
名前「城之内」
性別「14 男」
容姿「黒髪 スポーツ刈り」
武器「木の棒」
性格「明るい、マイペース」
備考「よく崖からジャンプして自殺します」
サンボイ「めでてえwwwwwwww」
「今日は僕の日」
「やらないか」
- Re: 僕等は檻の中。 【実はバトルもの(ぇ.。オリキャラ募集中←】 ( No.11 )
- 日時: 2011/11/20 20:08
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: PMzvo2iV)
- 参照: 読みにくくてすいません…
寝る前なのでかなり駆け足です(つω-`)
>>8
修正ありがとうございます^^
クールな女の子かっこいいから嫌いじゃないですw
有り難く使わせていただきますのぜ!
>>10
お初ですかね、こんばんは。
下の名前が無いのでこちらで勝手に決めさせていただきますねー
ちょ、サンボイが荒ぶってらっしゃる…
あと備考どうりにするとすぐ死んでしまう事になります。
なので備考に関しては参考程度にさせていただきます、ご了承ください
とりまありでした!
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