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- だうんろーど
- 日時: 2011/12/03 09:29
- 名前: 蟹鹿王 (ID: vgnz77PS)
コメント、全然オッケーです
若干漫画調子ですがよろしくお願いします!!
アドバイス、待ってます!!
蟹鹿王です。
目次
>>1 >>2 >>3
Page:1
- Re: だうんろーど ( No.1 )
- 日時: 2011/12/01 17:06
- 名前: 蟹鹿王 (ID: vgnz77PS)
—深夜1:30分
—紅軍基地
[ダウンロード中です…]
「……」
「…はぁ」
[ダウンロード中です…]
「……まだか川口?」
「待て、もうすぐ終わる」
[ダウンロー、完了しました]
「いよし!!急ぐぞ!!」
「わ、わかった」
ヒヒッ!
「!!!」
「誰だ!!」
——
『今朝、紅軍基地の情報管理室で黒い目出し帽をした男2人組が遺体となって発見されました。目立った外傷は無いとのことです。この2人組紅軍所属の情報管理局の職員の木元容疑者と川口容疑者で、昨夜から明朝にかけて、情報管理室の担当となっていたとのことです』
「どうやって殺したんだ?イープル」
「ヒヒッ!軽くこうやって心臓を突いただけさ」
俺の胸に指を当ててるツンツンの紅髪
美男子のくせして変な笑い方する
こいつの名前はイープルといって
『外界』から俺が『ダウンロードした』使い魔
普通の人間には見えない、というより契約によって俺以外には姿を見せてはならない
「今ここでルークを殺すと契約で俺も死ぬからな、止めとく」
俺の目の前にいるこのボサボサの蒼髪のガキはG・ルークって言うんだ
俺を外界から呼び出した生意気な奴
『G』をどう読むか教えてくれないからまだ心は開けねぇ
今ここで殺してやってもいいが、契約で俺も道連れになる
「あの2人を誰が殺したなんて誰も分からない。ましてや、外界の奴が殺したなんて誰も分からないだろ」
「そうだな、契約書に『殺しに使ってはならない』なんて書いてないしな」
朝日がまだ昇って間もないころのニュースを横目で見ながら
この仲良しの2人はスーツを着ている
「お、報酬金が来てるぞイープル」
イープルは玄関の封筒を手に取って
下が透けているおしゃれなテーブルの上に置いた
「いくらだ?」
「まて、今開ける。ヒヒッ!!」
「…?」
「よく見ろよルーク、紙が入ってるぞ!」
「お!!」
ルークは封筒の中に指を入れ
指の腹で取り出す
紙幣が5枚出てきた
「ご、5万シノだ…」
*1シノ=10円
「やったなルーク!!ヒヒッ!」
「待て、どう分ける」
「ここは俺が3万シノだろ?実際に任務を遂行したんだから」
「お前、俺は主だぞ?契約では主の意見が優先されるぞ」
「くっ…こういうときだけ主面しやがって」
こいつは都合のいい時だけ主面してくるんだ
ヒヒッ!まったく、外界人扱いの荒い奴だ
ここで主が折れてイープルに3万シノでもやってみろ
今後の俺の主としての立場が無くなる
「…」
「…」
「なぁイープル」
「なんだ?」
「次の任務の結果次第で、残りの1万シノの行方を決めるぞ」
「ヒヒッ!のった」
「外界人だからって手加減なしだからな」
「あぁ」
[メールを受信しました]
「!!」
「ヒヒッ!」
- Re: だうんろーど ( No.2 )
- 日時: 2011/12/02 23:21
- 名前: 蟹鹿王 (ID: vgnz77PS)
「鳫府のアドレスだ…!!」
「カリフ?」
「あぁ鳫府というのは謎の多い会社だ、でも俺みたいなやつに依頼を、こうやってくれるのさ。しかも報酬は高いし」
「さっそく任務いくぞルーク。ヒヒッ!」
「まて、内容を読んでないから判断はそれから」
メールを開いた
どうか、簡単な任務であるように願いながら
[任務依頼→次の人物を破壊または殺害してください]
メールを読み終わった後に
一枚の写真が載っていた
「この人か…」
「女の子じゃねぇか、ヒヒッ!」
「テレジアって名前か」
金髪の長髪に小柄な体系
目の色が左右違っていて
右目が燃えるような赤色
左目は凍えるような青色
「いよし、探すぞ。イープル、能力を使うぞ」
「使ってくださいだろ?ヒヒッ!」
「はぁ…使ってください(めんどくせぇな…)」
「ヒジュラ!!」
イープルの目が歪な色に光り出した
「見つけた!!ヒヒッ!」
「その笑い方どうにかならないのか?」
「いくぞ、ヒヒッ!!」
「はいはい」
ルークはパソコンをいじりだした
イープルはディスプレイ上に映し出された地図に指を押しあてた
「たのむぞルーク」
「頼みます、だろ?」
「ヒヒッ!頼みます(後で殺す、でも止めとくか)」
「トランスアップ!!」
2人の体を取り囲むように
光が包み込んだ
—
とある街中
イープルのさっきの千里眼みたいなやつによれば
この街中に潜伏しているらしい
ジジッジジジ
空間が歪みだして亀裂が走った
するとその中から
スーツの2人組が出てきた
「ダウンロード完了」
「ヒヒッ!」
ルークは44口径マグナムをスーツの中に忍ばせながら
イープルは殺気を抑えながら
テレジアというターゲットを探すことにした
「イープル」
「分かってる」
またしてもイープルの目の色が変わった
「西に…アレ…」
「どうした?」
「力が使えんぞ…あ、使えた」
「なんだそれ、で、西のどっちなんだ」
「…ルーク、半径20メートル以内だ。ヒヒッ!」
「まじかっ!?」
ルークはスーツの中に手を忍ばせて殺気を張り巡らせた
金髪の女性、金髪の女性
左右違った目の色、左右違った目の色
一瞬俺の目に障害を送ったのは何だったんだ…
早く任務を済ませて、帰りたいぜ(よければ外界に)
「ルーク!後ろだ!ヒヒッ!」
「サンキュー」
ドン!!
街中に銃声が響いた
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