ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Dear.
- 日時: 2011/12/17 03:18
- 名前: ヵほ (ID: WRKciX17)
クリックありがとうございます^^
初投稿のヵほと申します。
小説の書き方がなってないかもしれませんので
アドバイス等をしてくださると、泣いて喚いて転んで泣いて喜びます←
以下注意書き等です。
・荒らし&中傷はNGです
・駄文ですので、生温い目で見守ってください
・果てしない程の亀更新です
・見て下さった方は「見たよ〜」だけでもいいので
コメントしていただけると嬉しいです
・内容は切甘&死ネタとなっております
・○○視点と書いていない場合
全て大瀬視点となります
それでは、そろそろ始めます。
皆さまどうぞよろしく
√プロローグ >>1
√登場人物紹介 >>2
√Part.1「その少女は美しかった」
>>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9 >>10
>>11
*-お客様-*
- —主な登場人物— ( No.2 )
- 日時: 2011/12/15 00:12
- 名前: ヵほ (ID: bKUz3PZj)
・葛城 桜—カツラギ サクラ—♀
年齢:高校2年
性格:暗い。常にマイナス思考
容姿:足の付け根までの黒髪(数年間伸ばしっぱなし)。普段はパジャマ
その他:重い病気にかかり闘病生活中。
・大瀬 泰斗—オオセ タイト—♂
年齢:高校2年
性格:いい加減。悩みが多々…。
容姿:肩までの茶髪。普段は制服
その他:交友関係等が上手くいかず不登校中。
・泉 亜理紗—イズミ アリサ—♀
年齢:小学5年
性格:元気っ子。病院内のムードメーカー
容姿:黒髪のボブ(毎朝ストレートアイロンを使い自分で髪型を決める)。基本はワンピース
その他:桜と同じ病気にかかっており、余命宣告もされている。
・坂本 和喜—サカモト カズキ—♂
年齢:不明(20後半)
性格:誰にでも優しく、評判が良い
容姿:耳下までの黒髪。基本は白衣服
その他:桜と亜理紗が入院している大東病院の医師。
・塚田 巳緒—ツカダ ミオ—♀
年齢:不明(10代後半)
性格:時に優しく、時に厳しく、人の事を一番に考える良い人
容姿:黒髪のポニーテール(前髪ぱっつん)。基本はエプロン姿
その他:泰斗の家で家政婦をやっている
後々増える可能性があります。
- Part.1「その少女は美しかった」 ( No.3 )
- 日時: 2011/12/15 00:13
- 名前: ヵほ (ID: bKUz3PZj)
in二階—自室—
「泰斗君、朝ですよ」
カーテンに手をかけて微笑みながら俺に声をかけるその人は
母親でもなく、父親でもなく、兄妹でもなく、家政婦の塚田さん。
「ん……もう朝……?」
「そうですよ。朝食が出来ているので、下に降りてきてください」
終始笑顔で部屋を出て行く塚田さんをボーっと見る
朝がとても弱い俺は
もう一度布団に顔を沈める。
「あら……眠いのは分かりますけど、ちゃんと食べなきゃ駄目ですよ」
そんな俺に気付いた塚田さんがすかさず声をかける
起きないと駄目か……。
「ふわぁ……おはようございます」
俺は部屋着のままリビングに顔を出す
「はい、おはようございます」
俺が椅子に座ると、テーブルには既にご飯とおかずが置いてあった。
塚田さんはその後直ぐに熱々の味噌汁と冷たいジュースを俺の目の前に置く。
「いただきます」
俺は小さな声でそう言ってから食事を口へ運んだ。
うん……美味い……。
おふくろの味って、こういうのを言うのか?
- Dear. ( No.4 )
- 日時: 2011/12/15 00:13
- 名前: ヵほ (ID: bKUz3PZj)
朝食を食べ終わった後、部屋に戻って制服に着替え、鞄を持って玄関を出た
そして塚田さんに聞こえる程度の声で
「行ってきます」と言う。
その後直ぐにリビングの方から玄関に駆け寄ってきた塚田さんが
いつもの笑顔のまま、行ってらっしゃいと言ってくれた。
塚田さんを家に雇うまで、俺はほぼ一日中一人だったから
家を出るときと帰ったときに、誰かが家にいるのといないのとでは
こんなにも違うんだと思い知らされた覚えがある。
さて、家を出たまではいいが
俺は学校に行かない。
多分塚田さんはそのことを知っている。
なにくわぬ顔で家を出て、なにくわぬ顔で家に帰ってくる俺を
笑顔で見届けてくれる塚田さんは、本当の母親よりも優しいと思う
本当の母親と会話することなんて殆どないけどな。
俺の両親は離婚しており、兄妹もいない。
母親にあずけられたまではよかったが
その母親も家計を支える為にバイトを掛け持ち。
家に帰ってきても、寝に帰ってくるだけ。
いつも酔っぱらってるから、きっとキャバ嬢かなんかをやってるのだろう
母親のルックスと年齢からして有り得ることだ。
「どこ行こうか……」
今日もまた、無駄な一日が始まる
- Dear. ( No.5 )
- 日時: 2011/12/15 00:13
- 名前: ヵほ (ID: bKUz3PZj)
とりあえず……と俺はゲームセンターに入った
途中数人の従業員が俺の横を通ったが、話しかけてこなかったから大丈夫だろう。
「喉渇いた……」
俺はポツリと呟き、ゲームセンター内の自販機の元へ向かう。
自販機の近くまできたときだった
「…………ぅ〜……よっと……むぅ……」
自販機の前でピョンピョンと跳ねている少女に目がいく
身長が小さいせいか、欲しい飲み物のボタンが押せないようだ
「……これか?」
俺はその少女に近づいて、少女が見ていた飲み物のボタンに手をかける。
「え?」
「この飲み物が欲しいのか?」
突然話しかけられたせいか、俺を見ながらポカンとした。
しかし再度問い掛けられた質問に対してコクリと頷いたので、俺はボタンを押す。
[ガコン]
そんな音と共に少女が欲しがっていたジュースが自販機の取り出し口に出る
「はい」
俺はそのジュースを手渡しで少女に渡した。
するとその少女は物凄い早さでペットボトルのふたを開け
物凄い勢いでジュースを飲み干す
……相当喉が渇いてたんだな……。
- Re: Dear. ( No.6 )
- 日時: 2011/12/15 20:31
- 名前: ヵほ (ID: SCMOcoS4)
「ふぅ……」
少女は空になったペットボトルをゴミ箱に捨てると、俺に向き直る
「お兄ちゃんありがとう!」
「どういたしまして」
俺はそれだけ言い、自分の飲み物を買うためにもう一度財布を見る
その時、グイっという効果音が付きそうなくらい勢いよく服を引っ張られた
「お兄ちゃん、お礼に飲み物あげる!」
「え? いや、いいよ。自分で買うから」
「遠慮しないでついてきて!」
そしてあろうことか、少女は俺の服を引っ張りながら走り出した
腕や手ではなく服を掴まれた俺は
成す術もなく、その少女にどこかへ連れて行かれた。
—数分後—
「とーちゃく!!」
「……ここって」
「病院だよ! 大東病院!」
「病院……」
俺はきっとこの少女にからかわれていると思った
でも残念だな、夜じゃないから全く怖くないぞ。
「こっち!」
少女と俺はそのまま病院の中へと入って行った
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