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The alphabetGAME
日時: 2011/12/25 17:59
名前: スカー (ID: 8cTIMUus)


         〜ルール説明〜

皆さん、御機嫌よう
私はこのゲームの管理補佐兼説明役である「R」です
私の呼び方は特に決まってはおりませんので、呼び方は何でも構いません
さて、唐突な質問ですがこの文章を読んでいる方は……死を感じたことはございますでしょうか?
”死”というのは…様々な種類がございますね

交通事故やガン等の病気、凶悪殺人犯や通り魔に刺殺されたり工事現場の鉄骨が不意に落ちてきて…なんて事も、日常によくあることですよね

さて…話を戻して、手短に今回のゲームの概要は…


「決められたお題に沿ってそのゲームをクリアして頂く」

簡単に申すとそういう意味ですが……まぁ、実際に体感してもらった方が早いでしょう

それでは……あなた方の幸運とご武運を願っております



















〜登場人物紹介〜

御堂 雅人 ミドウ マサト♂

増田 正保 マスダ ショウホ♂

唐木 咲 カラキ サキ♀

阿部 庄治 アベ ショウジ♂

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Re: The alphabetGAME ( No.1 )
日時: 2011/12/24 21:13
名前: スカー (ID: 8cTIMUus)

ⅠGAME「招待状」



幼少期より英才教育を受けてきた俺は中学の時に猛勉強して、有名な高校に入った ある意味、俺は無敵だった

俺にある…決定的な弱点を除いて


「あっ」

早速始まった

俺の手に持っていたおにぎりが宙を舞う
おにぎりは風を切り、下を歩いていた通行人に直撃した

ヤバイ……そうだ、隠れよう

俺は隠れる事にした 
下を見下げていた首を戻すと、足早に下の人に見られない場所に移動した

その時

ズルッ

「おわあぁっ!?」

思いっきり滑る
起き上がり、打った手を擦りながらドアの方に向かう


状況を説明すると、だ

学校の屋上でお弁当を食べていた俺は手に持っていたおにぎりを落とし、通行人におにぎりが当たり、隠れようとしたらこけてしまった——





——そう、俺の弱点は…とてつもなく、不運

どんくさい、とでも言うのだろうか
とにかく、毎日が不運である

俺は、これを変えたかった この不運を吹き飛ばすくらいの運が欲しかった

しかし、幾ら運を欲しても、自分にのしかかる不運不運不運不運不運


俺の名前は御堂雅人 学力はナンバーワンであるが、運の無さもナンバーワンの男だ




















      そんな俺に……”チャンス”がやってきたんだ

Re: The alphabetGAME ( No.2 )
日時: 2011/12/25 18:26
名前: スカー (ID: 8cTIMUus)

ⅡGAME「始まり」


部活を終わらせ、帰路に着いた俺にも不幸は襲ってくる
野良猫に引っかかれたり、怖そうな人たちに絡まれたり…


とにかく、今日も災難だった

家に着き、何気無くポストの中を覗くと中にはポツンと封筒が入っているだけだった


『御堂雅人様へ』

と俺宛の様だったので、封筒を開けてみる

すると、中に入っていた手紙には綺麗な字でこう書いてあったのだ


『御堂雅人様

この度はThe alphabetGAMEに応募して下さり、有難うございます
見事、100人に1人しか参加できない低確率の抽選に当選いたしました
貴方様を正式な参加者として迎え入れます それでは、日にちと場所ですが……』


「何だよ…これ…!」

俺はこんなチェンメの類は信じなかったが、この手紙を見ると嘘では無い様だった

封筒の中をもう一度見ると、中には大量の札束が入っていて、雅人は確信する


「百万円……!!」

こんな大金は見たこと無い雅人にとって、百万円の札束は輝かしく見えた

こんな怪しい手紙に百万円…変な場所に連れて行かれるかもしれないと思った雅人だったが、手紙の最後に書いてあった一文を目にした瞬間、その気持ちは変わった

”このGAMEの優勝者には…どんな願いも必ず叶えると約束致します
超能力者にでも権力者にでも世界の王にでもならせてあげれます
巨額の富や世界からの名声もお約束しましょう”




















———ドクン

















”願いを叶えれる覇者は、我がGAMEを制覇したキングに相応しい…”

















———ドクン

















”集え!そして戦い、覇者となれ!”



















今の雅人を突き動かしているものは一つしか無い







好奇心


列車のように決められたレールの上を走る人生を送っていた雅人は、覚悟を決めた


















                              俺が…このGAMEの覇者に…! 


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