PR
ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- とある人外の人間破壊記
- 日時: 2011/12/30 17:54
- 名前: 紅い柘榴 (ID: Jc47MYOM)
彼女、佐藤美影はいつもの席でいつものように、窓の外を見ていた。
彼女の席は、窓側にあり。その窓からは大きな木が見える。それは、教頭先生と生徒会の生徒たちが育てた木である。その木の隣には百様箱がある。そして、必ず朝の8時には生徒会の二人と体育教師が一緒になって木に水をあげて百葉箱の温度を測りにくる。だから、美影はその窓から、朝の8時にくる人間を見る。それが日課になっていた。
その日は全校朝会で、朝の8時15分には全校生徒が体育館に集まらなければならなかった。でも、美影はいつもと変わらずその窓から景色を眺める。そして、彼女は、、いつもと違う景色を見た。景色を見る窓を間違えた訳ではない。ただただ、いつもの窓から。大きな木、百葉箱も見えた。ならば何が違うか。いつもの生徒会の二人が百葉箱の温度を測る、二人の首に体育教師の手が伸びて、やがて生徒会の一人が首を絞められて・・もう一人は驚きと恐怖が入り混じった顔していた。そして、生徒会の一人は地面に落ちた。堕ちた。墜ちた。つまりは死。残りは、体育教師と生徒会のもう一人、体育教師は残り一人に暴力を振るう。殴り、蹴り、目を潰したかと思うと。頭を地面に叩きつけた。これも死。
死、死、殺死。殺し。殺人。撲殺。絞殺。
現在 8時5分
先生の「皆ー廊下に並んでー」と言う声が聞こえる。
となりの席の男子が
「おい、何やってんだよ。全校朝会だぞ。並ばねぇのか」
と言う。美影は
「え、あ、うん。わかった」
と言い、男子生徒と共に廊下え向かった。窓の外から視線に気づかずに
Page:1
PR