ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 始末屋 匳 〜赤い涙〜
- 日時: 2012/01/06 13:34
- 名前: 美亜 ◆qaGOvMmkNg (ID: is8naGvj)
はじめまして!
初小説、美亜です
下手だと思いますが、悪口、荒らし、チェンメはおやめください!
お願いしますm(_ _)m
それ以外のコメントなら、バンバン募集です!!
ぜひ、コメントしてください♪
○登場人物○
〜始末屋〜
・赤神 匳 (16)高1 始末屋として、凛花と動いている
・赤神 龍哉(20)成人 匳の兄 1年前に亡くなる
・瀬川 凛花(25)花屋 近所の花屋で働いている 情報屋
〜始末屋集団 RED MOON〜
・月宮 翔 (20)カフェ店員 RED MOONのリーダーで赤神家のカフェで働いている
・桜葉 和花(18)高3 RED MOON副リーダー 匳の学校の先輩
・沖野 聖 (16)高1 匳と同じクラスだが匳の正体に気付かない いつも小さいキツネと一緒
・アポロ 聖のペット 肩に乗るサイズ
・大倉 大輝(23)ガラス細工職人 凛花の後輩で情報屋
☆匳のクラスメート☆
・姫野 花音(16)匳のクラスメートで席が隣
〜〜〜〜
また、追加するかもしれません^^
〜オープニング〜 >>1
【第一章 俺は・・・始末屋だ】
SCENE 1-1 >>2
SCENE 1-2 >>3
SCENE 1-3 >>4
SCENE 2-1 >>5
Page:1 2
- Re: 始末屋 匳 〜赤い涙〜 ( No.4 )
- 日時: 2012/01/06 12:31
- 名前: 美亜 ◆qaGOvMmkNg (ID: is8naGvj)
SCENE 1-3
黒い衣装に身を包んだ、匳
今、ビルの路地裏だ
匳(・・・長谷川・・あいつか)
高級車に乗った男
カチャリと、日本刀が鳴る
匳(あいつが、一人になるのは・・・自宅前で車を降り、自宅に入るまで)
匳は、メモの地図を見て自宅に先回り
大きい庭のしげみに隠れる
匳(!!・・・来た)
何も知らず、車を運転手に頼む長谷川。
防犯カメラもない、玄関に向かってくる
すぅ・・・
長谷川「!?なんだ、お前!!??」
いきなり前に現れた男に、驚きを隠せない長谷川
匳は、長谷川と向き合う
長谷川の上等な白いシャツが、光に当たり輝いている
日本刀に手をかける
匳「お前の、その白いシャツ・・・」
日本刀を鞘から抜く
長谷川「!?」
匳「真っ赤に染めてやるよ」
匳の顔は、悪魔の笑み
獲物をみつけた、獣のような・・・
目
長谷川「や・・・やめ!」
ザシュ!!・・・
匳「・・・おせぇんだよ・・バーカ」
腕に付着した返り血を舐め、その場を後にする
後の警察の調べだ分かったことは
刀で切られたこと、防犯カメラは全て壊されていたこと
それ以外・・・
ない
- Re: 始末屋 匳 〜赤い涙〜 ( No.5 )
- 日時: 2012/01/06 13:33
- 名前: 美亜 ◆qaGOvMmkNg (ID: is8naGvj)
SCENE 2-1
龍哉「匳・・・よく聞け」
匳「何?兄さん」
龍哉は、匳の頭に優しく手を乗せる
龍哉「いいか?始末屋は、人をただ始末するだけではただの殺人犯だ。依頼があってこその、始末屋なんだ・・・いいな?」
匳「分かったよ!兄さん」
龍哉「よし、匳は頭がいいな!!・・・お母さんとお父さんの分まで頑張るんだぞ!」
匳「うん!」
母さんと父さんは、匳が3歳のときに事故死した。
それから、身内も頼れる人がいないため凛花の家に来た
なのに・・・・
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ガラララッ!!
匳「兄さん!!!」
龍哉「来るな!!匳」
匳「今、助ける・・・」
必死に、兄さんの上に乗った鉄パイプをどかそうとした
だけど、力が・・・・
龍哉「匳!!お前には、無理だ」
匳「でも!!」
龍哉は、匳の手を握る
龍哉「お前は生きて・・・俺の分まで幸せに・・生きてくれ」
匳「兄さん!!」
凛花「匳!!行くよ」
凛花は、匳の手をつかみ連れて行こうとする
匳「いやだ!兄さん!!」
その時・・・
パッ・・
龍哉の手が、温もりが、離れた
匳「兄さん・・・?」
龍哉が、目覚めることは・・・
・・・・なかった
匳「兄さん!!!!!」
匳は、飛び起きた
匳「なんだ・・・夢か・・」
目をこすると、すこし濡れていた
匳「・・・兄さん」
あいつらのせいだ・・・
絶対に・・・
匳の目は、憎しみの色に染まっていた
- Re: 始末屋 匳 〜赤い涙〜 ( No.6 )
- 日時: 2012/01/07 08:50
- 名前: 美亜 ◆qaGOvMmkNg (ID: is8naGvj)
SCENE 2-2
【聖Side】
聖「ふぁ〜」
アポロ『遅れるぞ』
聖「わーてるよ・・・昨日の始末はつまんなかったなぁ」
制服に腕を通す
聖「おはよう!!匳」
匳「ん・・・あぁ」
いかにも、眠そうな顔をしている
聖「おまえこの頃、学校来るの遅いよな」
匳「まぁな」
アポロ「フゥゥ」
アポロは聖に、威嚇している
聖「早く行かないと、遅れるな」
匳「ああ」
この時、気づいていなかった
隣にいる、友達が、この男が
始末屋だっていうことに
- Re: 始末屋 匳 〜赤い涙〜 ( No.7 )
- 日時: 2012/01/07 09:32
- 名前: 美亜 ◆qaGOvMmkNg (ID: is8naGvj)
SCENE 2-3
【聖Sied】
キーコーカーコン
聖(来た・・・)
また、殺しの時間が
聖「いくぞ!アポロ!!」
アポロ『あぁ!!』
『カフェ:レインボー・ムーン』
カランカラン・・・
翔「おう!聖!!」
笑顔の好青年。
この人が、最強始末屋リーダーだということは
誰も気づかない。
聖「和花さん!大輝さん!」
カフェの中には、一人の男性、大輝さんと女性、和花さん
それ以外は、俺と翔さんだけ
翔「ほかの奴らは、帰らさせた」
翔が二人のいる席にすわったので
聖も慌てて座る
翔「大輝、今日の依頼は?」
大輝さんは、小さいメモを出し読み上げる
大輝「△○会社の取締役、坂田。その他上司、亀田、山野」
翔「了解」
ニヤリと笑うその姿は
悪魔の微笑みと言っても、過言ではない
翔「聖、おまえは山野をやれ」
翔は、俺を見つめて言う
聖「はい」
翔「和花は、亀田をやれ」
次は、和花さんを見つめ言う
和花「は〜い♪」
流石、和花さん。
学校一の美人と、いわれることだけあり
いつも、笑顔
大輝「よろしくね♪」
メモは、マジックのように
大輝さんの手の中で燃える
流石、元始末屋
さぁ、仕事の時間だ・・・
- Re: 始末屋 匳 〜赤い涙〜 ( No.8 )
- 日時: 2012/01/07 12:48
- 名前: 美亜 ◆qaGOvMmkNg (ID: is8naGvj)
SCENE 2-4
【聖Sied】
聖(・・・)
聖は、待ち伏せしていた
・・・獲物を
聖(大輝さんは、やっぱすげぇなぁ)
大輝は、山野が飲んでいることを知り
山野の家までの道をすべて封鎖した
・・・・この道以外
この道は、狭い路地裏で周りに人はいない
絶好の仕事現場
聖(バカな人間どもを・・・始末してやる)
その顔は、誰も見たことのない
学校の聖とは、別人のような・・・
山野「ったく、なんでこの道しかねぇんだよ!!薄気味わりぃ」
その時、前に人影が
こっちに向かってくる
聖(来た・・・)
聖も歩き出す
山野「ん?人がいる!あいつに道を聞こう!」
下を向いてくる聖に
何も不信感も抱かなかった、山野
その言葉を聞くまでは
山野「おい!おまえ、道を教えて・・・」
聖は山野の前で止まる
すると、顔を上げる
山野(!?・・・なんだ、こいつ!?)
まだ、中学生、高校生ぐらいの顔立ち。なのに・・・
山野(なんだ・・・この恐怖は・・)
どうしてだか、足が震える・・・
聖は、口を開く
聖「邪魔だ・・・どけよ・・コラ」
その手には・・・
・・・・・・拳銃
山野「おっ・・・おまえ!!や・・め・・ろ」
元来た道を走る
一つの廃ビルを必死で叩く
山野「だ・・誰か!!たっ・・・たっ・・・助けてくれ!!」
背後に、人の気配
恐る恐る、振り返る
聖「無駄なんだよ・・・おめぇを助ける人間なんて・・・・・・いねぇ」
バンッ!!!!
血を流し、倒れこんだ山野を見下ろす
聖「・・・始末・・・させていただきました」
そう言うと、闇へと消えて行った・・
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