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- SA・KU・RA色の涙
- 日時: 2012/01/10 18:39
- 名前: 紗詩ゆめ (ID: 5ZyVc2k3)
「頼む、お願だから逝かないでくれ。
貴女がいない世界で生きる意味なんてねぇんだよ。」
僕は悲しみにくれた。
貴女の分も幸せに生きると決めた。
今までの不幸をすべて幸福に変えると誓った。
貴女は、儚かった。
誰よりも美しく、
誰よりも華麗に、
誰よりも強く
そして、貴女という花は、
無残にも散った。
それは、とても無様だった。
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- Re: SA・KU・RA色の涙 ( No.1 )
- 日時: 2012/01/14 12:06
- 名前: 紗詩ゆめ (ID: 5ZyVc2k3)
「君は誰?
どうして泣いているの?」
「わからない。」
私は言った。
でも、この声は届かなかった。
私は、思い思いの気持ちを言葉にした。
伝わらなかったけれども。
最後にこの少年と私は、ある約束をした。
この不公平な世の中、苦しみもがくものとそれを嘲笑い幸せなものが共存するのはおかしい。
自分たちが両者の代表として、自らの命で気ずかせよう。
15年後、この桜の木の下で共にに身投げをしようと誓った。
そして、口づけをした。
あの時のキスの味は、今でも忘れない。
とても優しいものだった。
私と〜山桜の少年〜が初めてであったのは、まだ3歳の時だった。
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