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午前三時のかくれんぼ
日時: 2012/01/14 23:23
名前: あーの (ID: ZGJ.R0ZI)

こんにちは。
一章が短いよ!
いきなりだけど、はじまります!↓


——————あの日…あんな事に興味を持たなければ。

——————あの日…あんな事をしなければ。

——————こんな事にはならなかったのに…。


第一章  出会い
私があの遊びと出会ったのは、8月の半ばくらいだろうか。
きっかけは友達の一言。私はその一言に興味を持ってしまった。
「あー!怖かった!午前三時のかくれんぼ!ひとりかくれんぼだよ!」
私………牧野理穂はこの『ひとりかくれんぼ』に興味を持った。
友達から
「ね、理穂は知ってるよね?」
といわれたので
「う…うん。」
と答えた。

家に帰ってパソコンを立ち上げて、ひとりかくれんぼを検索してみた。
「ひとりかくれんぼとは、一種の霊を呼び寄せる方法である…」
と書いてあった。実際私は霊感が強い。小さい頃から皆が見えていない物が見えたりして、怖かった。


第二章 コワサレタモノとコワスモノ
「やってみよう」
なんて。そう思ってしまったことが、実際に痛いことでもあった。
パソコンで詳しく検索して、やり方を覚えて午前三時に実行。
簡単なことじゃないか。

夕飯の時間になってリビングへ下りてきた時、妹が
「お姉ちゃん。今日の夕飯はね、ハンバーグだったんだよ!…もう食べ ちゃったけどね。」
と笑顔で話しかけてきた。
……何も知らない妹と、お母さん、お父さん。
妹に「あまった人形ない?」と無理やり聞こうとした時
「…あのね、お姉ちゃん。午前三時に何しようとしてるの…?」
筒抜けでしたか。妹は人の心が読める体質だ。だから幼稚園の頃から、
気味が悪いとか、怖いだとか言われてきた。その影響で病気になってしまって、今は車椅子。
そうやって私の心を読んだ妹への反感を押し殺して、私は妹にこう言った。
「何いってるの?私は今日気になるアニメがあるから、それを見るだ  け。」
「………そう。」
不満そうに戻っていった妹を見送って自分の夕飯を食べる。…孤独なまま。
食べ終わると私は自分の部屋に戻って仮眠をとることにした。
まだ8時23分。7時間は軽く寝られる。
そうおもって妹の部屋の横の自分の部屋に入って寝た。

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Re: 午前三時のかくれんぼ ( No.1 )
日時: 2012/01/14 23:32
名前: チェス (ID: VHEhwa99)

面白そうですねww
こうゆうの好きです。

Re: 午前三時のかくれんぼ ( No.2 )
日時: 2012/01/15 23:01
名前: あーの (ID: ZGJ.R0ZI)

チェスさん
そうですか?ありがとうございます!
なんか興味を持ったので小説にしてみました!

Re: 午前三時のかくれんぼ ( No.3 )
日時: 2012/01/15 23:18
名前: あーの (ID: ZGJ.R0ZI)

第三章 人形
カチカチカチカチ……
私はこの時計の針の音で目が覚めた。
「…ん…ふぁぁああ…ん?」
時刻はまだ午前1時。私はまだまだ重い体を起こして妹の部屋を見に行った。
妹の部屋は隣だけど、壁が厚いから1mくらいはある。多分寝ているであろう妹を起こさないようにゆっくりとドアを開けた。
「…すぅすぅ…」
良かった。寝ていた。まだまだ幼いその体。小学1年生の子にしては長い髪の毛。白いワンピースに白いリボン。病気をしているから、どこか弱弱しそうな子…。ん?部屋の異変に気付いた私。
「これ…」
そう、置手紙が置かれている…ベランダ…
「お姉ちゃん。何をしているの。」
「!ど、どうしたの?おきていたの…?」
「なんでその手紙読んでるの?」
「なんでって、置いてあったから…っ」
言い訳にしては慌てている言葉を紡ぐ。
「…そう。私はもう寝るから。お姉ちゃんも明日学校でしょ。寝たほうがいいよ」
「うん…」
妹の部屋を出ようとしたその時だった。車椅子から立ち上がったように
緋色の長髪をたなびかせた女の子が立っていた。
「ねぇ、お姉ちゃんさ、死にたいの?ひとりかくれんぼがしたいんでしょう?」
「なんで、それを…」
白いワンピースがふわりふわりと舞う。
「だって、私も…」


続く。

Re: 午前三時のかくれんぼ ( No.4 )
日時: 2012/01/20 21:02
名前: チェス (ID: VHEhwa99)

これって実話か何かを参照にしました?
都市伝説とかにありそうwww

Re: 午前三時のかくれんぼ ( No.5 )
日時: 2012/01/22 20:38
名前: あーの (ID: 3NeFJuEp)

使ってるPC変えましたw最終話。かなり長いですよw

チェスさん>>
ボクのいとこの話とボクとお兄ちゃんの話を混ぜました。あと少しキャラいじったり。
ひとりかくれんぼ自体は都市伝説ですよ。


続き↓あ、グロ表現があるかも。
最終章 「ひとりかくれんぼ」

「……嫌だ……来ないで!」
…?今まで見ていた光景が一瞬にして変わる。あれ。妹は寝息を立てて眠っていた。
「……夢…?」
「すぅすぅ……」
そうだよね。こんな小さな子が午前…何時だっけ。まぁ、遅くまでおきているわけが無い。
自分の携帯を見る。時刻は2時58分。そろそろ下に下りないと。


風呂桶に張った水。ひとりかくれんぼの始まりだ。さぁ、私を殺せるかな?
「最初の鬼は私だから…っ」
私は、風呂場の横の和室に戻り、10数えた。
「1…2…3…4…」
風呂場に行く。人形に向かって私は、こう話しかけた。
「次の鬼は…っクロだから…っ!」
クロは私が付けた名前。



…ここは何処だろう…何も聞こえない…

一人佇む少女が居るだけ。緋色の長髪を二つに結えた女の子。
…どこかで見たことあるな、こいつ。
あぁ。あの人形だ。妹が気に入っていた。
ってことは見つかったのかな。
その少女は私の体に自分の、赤い糸を結びつける。
…あたりが眩しいばかりの光に包まれる。
「私が貴方を見つけたのは、何も貴方のためじゃない。だから、現実へ戻りなさい。私の体を貸してあげましょう。貴方は生きるべきよ。妹さんも願うわ。…拒否するなら貴方をここで殺すわ。」
「じゃあ、もう私を殺して。もう疲れちゃったの!」
「…生きることができない哀れな少女…妹さんが泣くわよ。じゃあ…『神に仕えし我の魂よ。この少女を導きたり…願い、叶えます』」
緋色の髪の少女…クロは私の体に包丁を突き刺した…。
「…痛い?」
私の血塗れな手を握る。目には涙が浮かんでいた。
「ううん。痛くない。あなただから痛くない。大丈夫。…妹を…守…」
意識が、無くなった。

終わり

もしかしたら、この後の妹のこととか書くかも…?
とりあえずは、終わり。


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