ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 失恋少女は自分が分からない
- 日時: 2012/01/21 13:49
- 名前: 季節 (ID: Nt.wHtNX)
ちょくちょく更新していきます。
思いついたら書く派なので、遅くなるかもしれません。
人物(詳しくは書きません)
春 冬と夏の親友
夏 冬と春の親友
秋 冬と春の好きな人 秋は春が好き
冬 春と夏の親友 主人公
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- Re: 嘘をつく矛盾少女 ( No.1 )
- 日時: 2012/01/15 17:09
- 名前: 季節 (ID: gdQ75u9F)
プロローグ 会話文だけなのは仕様
「恋ってなんなんだろう?」
「さぁ?あたしは恋なんてしたこと無いから分かんないな〜」
「私は少しならわかるよ!」
「へ〜…」
「恋っていうのはね、相手の事を考えると、胸が苦しくなったりして、気になる?事だよ!」
「?が気になる…てか、春は何で恋の事知ってんの?」
「え、えと、…えへへ……」
「まさか!誰かに恋してたり!?」
「……えへ★」
- Re: 嘘をつく矛盾少女 ( No.2 )
- 日時: 2012/01/15 17:35
- 名前: 季節 (ID: gdQ75u9F)
「…え………」
とある日の放課後、なぜ、私が交換ノートを持ったまま目を見開き、一階の廊下で棒立ちしているのかというと
「…春は、面白い子だね」
「そ、そな、そんなことないよ」
下駄箱から、春と秋君の笑顔で話している姿が見えたからである。
何?それだけで驚く理由がわからない?
それは、私が秋君の事が好きなのと、春の好きな人が判明したから。
それに、春も若干頬を染めて、秋君の事が好きなような素振りを見せたりしたし。
秋君も満更でもないような顔をしているから、多分春の事が好きなのだろう。
わー、すごい。 二人とも両思いだねー こういうの初めて見たー
失恋したことを認めたくなくて、私は心の中で祝福の言葉をつぶやく。
もう、下駄箱には二人の姿が無くなっていた。きっと下校したのだろう。
ふと気が付けば、私は目から大粒の涙を流して、泣いていた。
声なんか出てなかったから、全然気が付かなかった。
…一回、教室に戻ろうか。
- Re: 嘘をつく矛盾少女 ( No.3 )
- 日時: 2012/01/15 17:44
- 名前: 季節 (ID: gdQ75u9F)
教室に戻った途端、私はその場に泣き崩れた。
「…うぇ……ふ、ぅ……」
此処は誰もいないのをいいことに、思いっきり泣いた。大きな声を出しながら、目から大粒の涙をこぼして、床に水たまりをつくりながら。
それから十分後、泣き止んで、春と秋君の恋を応援しようじゃないか、と、心に決めて、家に帰った。
- Re: 嘘をつく矛盾少女 ( No.4 )
- 日時: 2012/01/21 13:48
- 名前: 季節 (ID: Nt.wHtNX)
翌日 学校にて
昼休み。私は呑気に牛乳を飲んでいた。
そういえば、春と秋君は、どうなったのだろう?交際しているのだろうか?
もしかして、春の事が好きな人がまた出てきて、喧嘩になってたり?
ま、どんなことがあっても、私は二人の事を応援し続けますけどね。
ちょっと心が痛いけど、親友が幸せなら…それでいい……と、思う。
…自分の気持ちが分かんないや
はぁ…と私はため息をつき、机にぐたーと寄り掛かる
すると突然、教室のドアがあき、春と夏が私の目の前に来て、ニコニコしながら春は告げた。
「あのね、私秋君と付き合うことになったんだ!」
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