ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- _ 隻眼の猫と鉛の注射器 _
- 日時: 2012/01/15 22:14
- 名前: 明日屋 ◆xNApEcvcgo (ID: WYyERamx)
名称【ベルベットカラーズ】
[ 化物。人を喰う。 ]
[ 元は人間らしい。 ]
[ カラーズ実験によって生み出された。 ]
[ 弱点はそれぞれ違うらしい。よって対策も生み出しにくい。]
[ 俺達が倒さなきゃならない。 ]
…………とあるヤブ医者の手記より。
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厨2病な小説です。
宜しくお願いします。
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- Re: _ 隻眼の猫と鉛の注射器 _ ( No.1 )
- 日時: 2012/01/15 23:22
- 名前: 明日屋 ◆xNApEcvcgo (ID: WYyERamx)
「ほーう……ほうほうほう……これはぁ……奇妙ですなぁ」
「あ、あんまり見ないでください……」
「見ないで、と言われましてもねぇ、こちらも仕事なんで……ヒヒ、それに見るなと言わると見たくなりますねぇ」
「……っ早く診察してください!!」
「おーっと怖い怖い。えー……じゃあお望みどおり診察してあげちゃいましょうねぇ。その症状はいつからですか?」
「……3日前ぐらいからです」
「あ、じゃあもう手遅れだ」
「ちょ……何言ってるんですか」
「貴方のみたいなキモい病気はね、3日たつともう体中に蔓延しちゃうもんなんですよー。それじゃ、お疲れ様でしたー気をつけて帰ってねー」
「いい加減にしてくださいよ!! こっちは真剣に苦しんでるんです!! 医者なら医者らしくもっとちゃんとした診察しなさいよ!!」
「あーもう五月蝿い女ですねぇ、んじゃあ治療しますよ。すりゃあいいんでしょ。じゃあ、ほら」
「な、何ですか」
「治療費ですよ。300万。所詮はお金なんですよお金。お金が無きゃあなーんにもできないんですからね。あっ、もしやお持ちでない?」
「当たり前じゃないですか!! ぼったくりですよこんなの!!」
「じゃあ仕方無いですねぇ、お帰り頂くかそれとも……貴方のその豊満なボディで支払っていただきましょうかブフォアッ」
「サイテー!! 変態!! ヤブ医者!! ヤブ医者————!!!」
荒々しく引き戸が開き、中から出てきた眼帯をした女性の表情はさながら般若のようだった。
奥に見えた診察室の中には、蛙の様にひっくり返っている丸椅子と、ヤブ医者が居た。
診察室の壁が薄いのか、中で喋っていた本人達の声が大きいのか、会話が全部筒抜けだった。
よってあのひっくり返っている医者がヤブ医者だということを知ってしまった。
……帰ろうかな。
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