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- 実話 私と友情と優しさ
- 日時: 2012/01/24 16:14
- 名前: かたな (ID: R1HrIXSx)
登場人物
結城かりん
12歳。メイサを弱愛しており、メイサの周りにうろつく葉月を嫌がっているが、いじめたくないという思いもある。
鈴木メイサ
かりんの親友。お人好しで、葉月を嫌と言えない。
浜村葉月
クラスの皆に嫌われている。そのわけは、知的障害を持つからであった。わがままをしても許してくれる人になつくため、かりん曰く「次の標的はメイサ」らしい。
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- Re: 実話 私と友情と優しさ ( No.1 )
- 日時: 2012/01/24 16:46
- 名前: かたな (ID: R1HrIXSx)
一話
もう嫌だ。こんな生活。なんでよ。
私、かりんがこう思ったのは理由がある。
ある日のこと…。
不意に思った。なんで葉月の相手をしなきゃならないの?私はそのせいで友達が遠ざかっていく気がした。あいつは困り事があると
「メイサぁ〜」
って、、、。死ねばいいのに。何度も思った。メイサだけじゃない。私にも被害が及ぶからだ。例えば私の首を絞めたり、私を叩いたり・・・。もう我慢したくない。あいつさえ居なければ私はメイサや友達と幸せな生活を続けられたのに。でもママは、
「あの子は障害者なのよ!もっと優しくしてあげなさい。」
と言う。
葉月は、私達が何かされても我慢している事は分かっていないから、許してくれると思っている。だから、今日は更衣室で二人きりの時強く言ってやった。
「葉月は今日くらい一人で居たら?」
「アコ(私の友達)と遊ぶもん」
「あたしとアコ達は遊ぶの!だからあんただけ一人でいたら?」
「なんで、ウチの事全部決められてんの!?ウチは道具なんかじゃない!」「じゃあ、メイサは何なの?メイサは首を絞められてること言わないだけでホントは嫌がってんのよ!メイサの方が道具じゃない!」
ここまで言ってやると葉月は泣き出した。これだから、こいつはムカつく。だから、とどめを刺してやった。
「あんたが泣いても誰も心配なんかしないよ。泣いて許されると思ったら大間違い。」
私は着替え終わるとイライラしながら更衣室から出た。
・・・前編終わり。
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