ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

狂気のメッセージ
日時: 2012/01/24 20:44
名前: 苺大福 (ID: ..71WWcf)

プロローグ

同情、愛、嫉妬、怒り・不満。

人類は、こんな醜い感情を必ず持っている。
・・・人とは時に、このような存在にすがらなくてはならない程に
沈んでしまうことがあるだろう。

しかし、このような感情にすがり続けたとして。
その者に果たして、幸せという物は訪れるのだろうか。

絶対に、『「得」だった』と、果たして言えるのだろうか。

もしも、こんな感情にすがり続けていたならば。



果たして、世界はどうなるのだろうか。

Page:1



Re: 狂気のメッセージ ( No.1 )
日時: 2012/01/24 21:14
名前: 苺大福 (ID: ..71WWcf)

初めまして・・・でしょうか。苺大福と言います。この名前は、
「苺大福って美味いよなぁ・・」と思い、美味しそうな名前にしたかったんでこうなりました。

この小説は、「もしも人類が狂ってしまったら、世界はどうなあしるの!」
というテーマで書いていきます。応援してくださると嬉しいです。

では、注意とオリキャラ設定(最初に出てくる奴ら)です。

注意

荒らし・悪口等は止めて下さい。

パクリなどを掛けるのは止めてくださいね?

あんまり駄目だしは、作者が傷つくので控えてください。



オリキャラ

水里 優菜

昔会った人が言っていた、「狂った人は救ってあげなさい。」
という言葉をつらぬくまっすぐな少女。
令嬢。水の力を持ったセイバー。
容姿・短いツインテールで黒髪と金髪がミックスしてる。
   目がパッチリしてて色はオレンジ×茶色。

優菜が昔あった男

詳細不明。ただ確かなのは、優菜に大きな影響を与えたという事。

ぐらいです。他の人は、作中に出てきたら書きます。

Re: 狂気のメッセージ ( No.2 )
日時: 2012/01/24 21:32
名前: 苺大福 (ID: ..71WWcf)

一話「皆」

いつもの教室だった。私が入ってきても誰一人見向きもしない。
そう、何も変わらない、・・・・・・と、思いたかった。
しかしこの光景を見て、普通と考えるのは、あまりに異常な者だけだろう。

一人、隅の方で何か独り言を唱えている。
一人、楽しそうに話してる男女を見て、嫉妬深そうに睨んでいる。
一人、ずっと嘆き叫んでいる。


一人、ベランダで・・・・・・死んでいる。

一度確かめておこう。


       ここは、小学校何だろうか?

そもそも、地球・・・・だろうな?

この光景は、普通に考えておかしいはずだ。なのに、
なぜ、皆平然としているのだろう。
私の頭の中で出た答えは、ただ一つ。


       『皆、狂っているから。』

Re: 狂気のメッセージ ( No.3 )
日時: 2012/01/24 22:31
名前: 苺大福 (ID: ..71WWcf)

二話「あの日の言葉」

あの日、あの人が言っていた言葉。今なら何となく分かるような気がする。「狂った人」・・・。あの時は、全く実感が涌かなかったけど。

今、この人達を見ていると、「あぁ、こういう事なんだ」って、
はっきり分かる。
大人達は、こんなのほっとけば、いつか終わるよなんて呑気にも程がある発言をかましていたけれど。私は、ほっといたらきっと、もっともっと悪化して、手が付けれなくなると思う。それどころか、大人達も
狂ってしまうのでは無いだろうか。


・・・・私は無力だ。そんな事は、ずっと前から知ってたけれど。
こういう事になると、何にも出来ない自分がもどかしい。だってこうやって呑気に考え事してる今だって、狂ってしまってる人が居るだろう。
なのに、そんな事分かってるのに、助けてあげることさえもできない。
悔しい、悔しい。私が悔しがってたって、どうにもならないのは分かってるけれど。でも、祈るだけしか出来ない私は、この悔しさを押さえ込む事は出来なかった。


あれからしばらくたった。
私は、一生懸命祈った。毎日欠かさず、「終わりますように」
って祈ったのに・・・・・



神様に私の思いが通じることは無かった。

Re: 狂気のメッセージ ( No.4 )
日時: 2012/01/30 16:43
名前: 苺大福 (ID: 7.F5HCJo)

三話「味方?」

ある日から、クラスの皆どころか、先生、近所の人、家族に至るまで
ほとんど全ての人々が狂っていった。

しかも皆、狂っている自分ではなく、「狂っていない私が変な奴」
とでもいいたげに、私を冷たい目で見つめるのだ。

つまり、私の知ってる世界には私の味方は誰一人居ないのだ。
私が平常なのは百も二百も承知しているのだが、
皆にそんな目で見られると、私が変な気がしてきて・・・・。
徐々に私自身も狂って行っているようだった。

・・・ふと顔を上げると、一人の女の人が立っていた。

女の顔は、髪で隠れていてよく見えないが、なんだか
泣いた後のように、目が赤く、腫れていた。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。