ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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  道化師は盤上で笑う
日時: 2012/02/03 20:38
名前: 紅城 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6027

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         道化師は盤上で笑う
        (——さあどうしたものか)








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  はろー、ないすとみーちゅう。
 紅城/べにしろ でございます(・ω・)
 如月だとか蘇芳だとかの名前でいろいろ活動してます((
 拙い文章ですが見ていただければ幸いです。
URLは本作のオリキャラ募集スレです。
オリキャラを投下してくださる方は是非ご入場ください。



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@ さようなら


・最低限のルールを守れない方
・荒らし/中傷をしにきた方
・紅城が嫌いまたは紅城の文章が嫌いだという方
・シリアス・ダーク小説が嫌いな方


@ こんにちは


・私の亀更新許せるという寛大な心をお持ちの人
・私の駄文脱字誤字を許せるという広々とした心をお持ちの人



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@ 目次

>>1/>>6 登場人物
>>9 提供してくださったオリキャラ達
>>5 用語集
>>3 第01話
>>10 第02話

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@ 最終更新日
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@ お客様
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Re:   道化師は盤上 ( No.2 )
日時: 2012/01/31 20:58
名前: 相良ユウ ◆Iu59pdGNU6 (ID: khvYzXY.)

小説の方にあまりこない相良がこんばんは。ヴィオーラの投稿者です。
スレ、建てられたのですね!更新楽しみにしております。
短いくせにスペースとってごめんなさい。
では!

Re:   道化師は盤上で笑う ( No.3 )
日時: 2012/02/01 21:54
名前: 紅城 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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 馬鹿みたいだ、と男は笑った。
満足そうに微笑みながらワインの入ったグラスを傾けた。ゆるゆるとグラスを揺らしながら一口喉に通す。
すると、一人の使用人が息を切らしつつ、部屋に入ってきた。

「皇帝!〝奴〟が此の国に来たとの情報が!」
「……そうか、来たのか!総帥に今すぐ連絡しろ!軍隊を急いで奴の現れる場所へ!」
「はっ!」

男は楽しそうに顔を歪めて、声を荒げた。
使用人は平伏すとにっこり笑ってそそくさと部屋から出て行った。
男は使用人が出て行くなり椅子から立って大きな硝子張りの窓へと向かった。
外では青い空が何処までも広がっている。男は窓の側にある長い刀を背負った。そして笑いながらぽつりと呟いた。

「さあ、道化師は何処まで観客を楽しませてくれるのかな?」






    ——第01話  道化師は盤上で笑う






「っくそ、何処だよ此処……!」

——男、蓮見翔太は側にあった木に拳を打ち付けた。
その声は苛立ちと恐怖、焦りに震えていた。
翔太の身に有り得ない事が起きたのだ。

ファンタジー系の小説によくある台詞であろう。
——ドアを開けたら違う世界でした☆
翔太の今の状況は正にそれだったのだ。

「うあああッ!マジで何処だよ畜生!」

周りは木、木、木。何処までも青々と生い茂る木たち。
翔太のいた場所とは似ても似つかなかった。
頭を抱えて叫ぶと、草を分けてこちらへ進んでくる音。
翔太は近くにあった棒切れを掴み、そちらへ視線を向けた。

「居ました!異端者(ヘレティック)です!」
「……!て、てめえら!誰だ!」

草の間から出てきたのは沢山の人間だった。
しかし人間というには作り物のようだと思う。作り物のような整った顔、スタイルのよさ過ぎる身体。何より声も感情が篭っておらず、まるで機械音のようだ。

「私達は国家戦闘組織人造部隊に所属している人造人間(アンドロイド)で御座います。」
「あんどろいどォ?」
「皇帝の命により貴方を捕らえさせていただきます」

人造人間だという男は翔太をがっちりと掴んだ。
その手は冷たく、思わず飛び上がってしまう。

翔太は引きずられながら空を見た。
何処までも青い空が広がっている。
今なら死ねる、そう思った。



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Re:   道化師は盤上で笑う ( No.4 )
日時: 2012/02/01 21:56
名前: 紅城 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

>>2 相良ユウ様



来てくださったんですか!
はい、それはもう頑張りますとも!
いえいえコメしてくれるの本当ありがたいです!
しかもあまり小説版に来ないというのに…
有難う御座います!

Re:   道化師は盤上で笑う ( No.5 )
日時: 2012/02/02 17:19
名前: 紅城 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

用語集



ルドルフ帝国
 皇帝が君臨する軍事国家。
 技術が進歩しすぎてウイルスを発生させてしまう

破壊組織(ウイルス)
 様々な機械から発生した害を及ぼす生物。
 いろいろな種類があり、中には人間に憑依すつものも。

破壊組織対策本部
 政府が対ウイルスとして設立した戦闘部隊。
 
国家戦闘組織
 帝国を守るための戦闘部隊で警察のようなもの。

破壊組織対策者(ウイルスバスター)
 育成学校を卒業した者がなれる。
 対ウイルス専門の人で、討伐が主な仕事である。

破壊組織対策本部直属育成学校
 通称「バスタースクール」
 此処を卒業すれば破壊組織対策者になれる。

人造人間(アンドロイド)
 対ウイルス専用に政府が作った人間型機械。

Re:   道化師は盤上で笑う ( No.6 )
日時: 2012/02/02 21:06
名前: 紅城 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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「お前に従うくらいなら俺は破壊組織対策者にならねえ!」
名前/フィル・ウルスーザン
年齢/14歳
一人称/俺
二人称/お前/てめえ/
性別/男
階級/彗星
立場/破壊組織対策本部直属育成学校生徒
武器/二丁銃「零/ゼロ」と「壱/ワン」を使う。
性格/口は悪いが大人しい性格。恐らく一番まともなキャラクターであると考えられるほど真面目で几帳面。しかし怒りっぽく何時も誰かをしかっている。歯ブラシなどの向きが超気になる。
容姿/蜂蜜色の髪をピンで軽く留めている。青色の目に、スッと通っている鼻、形のいい唇——中性的な顔立ちで女顔であることを凄く悩んでいる。可愛い顔立ちをしていて男にモテる。
普段は水色のパーカーを着ている。
備考/ガムが限りなく好きで食べ過ぎてよく腹を壊す。
家が政府公認の武器屋でお金持ちのお坊ちゃんである。
だからかなのか、金銭感覚がない。
サンプルボイス/
「俺、フィルって言うんだ!フィーって呼んでくれ」
「うっせ!俺は女じゃねえんだよ、男だ お・と・こ!」
「ガムだけは手放せねえよマジで、だって超うめーんだぜ?」
「俺?まあ確かにウルスーザン武器屋のムスコだけどお坊ちゃんではねーよ?だって月の小遣い10万円だぜ?少なくねえ?」


「馬鹿みたいでしょ、けどあたしはアイツを倒すって決めたんだ」
名前/セナ・ハルスワイツ
年齢/14歳
一人称/あたし
二人称/アンタ/君
性別/女
階級/金星
立場/破壊組織対策本部直属育成学校生徒
武器/体術(空手/少林寺拳法/カンフー等)
性格/サバサバした明るい女の子。何時も笑っているおちゃらけた性格であるが笑顔の裏ではいろいろなものを抱えているらしい。過去のことは振り返らないらしく、復習テストは何時も0点同然。
容姿/濃い藍色の髪に黒い瞳でかなり日本人のような顔立ちをしている。
美少女というより他人よりは美人な平凡な女の子のような感じである。
チャイナ服を改造したような服を着ている。
常にラフな格好をしているのは戦いやすいから。
備考/フィルの幼馴染で代々伝わる中国拳法の道場の娘。
サンプルボイス/
「セナだよーん、宜しくね!セナちゃんって呼んでくれていいよ!」
「聞き分けのない男は嫌いだな……そう、例えば貴方みたいな」
「あたしは過去を振り返らないんですう!だから復習なんてものはしないの!予習は勿論するけどねえ」



「制御不能、です……此のキモチは何ですか?」
名前/人造人間零号機‐0589[不良品壱号目]
通称/コハク・アンドロメダ
年齢/134歳
一人称/僕
二人称/貴方/貴方様
性別/女
階級/木星
立場/破壊組織対策本部直属育成学校生徒
武器/弓「千歳」を使う。
性格/何事にも礼儀正しい頭脳明晰な女の子。
ロボットでも恋愛感情というものはあるらしく(自分では気づいていないが)翔太のことを少し気になっているらしい。
仲間意識が人一倍強い。
容姿/浅葱色の髪、銀色の瞳。目元には人造人間の証である刺青が彫ってある。作り物のような容姿(実際作り物なのだが)で息を呑むほどの美人。普段着は何時でも制服である。
備考/不良品の機械。人の感情まで精密に再現されており本物の人間のようである。確かにプログラムされた感情だが仲間のことを思う気持ちや翔太を想う気持ちだけは本物である(と思いたい)
サンプルボイス/
「僕の名前はコハク・アンドロメダで御座います。貴方様は蓮見翔太様で御座いますか。」
「『データヲ保存シマス』……ああ、すみません。僕機械なものですから」
「何でスか…コのキモチは……ボく知りマせン……制御不能デす、制御ふの…ウ」



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