ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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—ごめんね。
日時: 2012/03/03 23:12
名前: 真紘 ◆AfmxfPFl7Y (ID: ok2.wYGL)



>>4 scene1 病室
>>5 scene2 いじめ



*prologue*


5月。桜が枯れ落ち、夏の香りがほのかに香る、気持ちのいい季節。
中3の1学期、友達関係も勉強も少し落ち着いてきた。

私の名前は景夏真紘。(ひかりげまひろ)

親友の夏姫—雛影夏姫(ひなかげなつき)と一緒に、廊下で他愛もない雑談に花を咲かせていた。

真紘『ねえ!夏姫ってさ、好きな人とか居ないのー??』
夏姫『なっ...ばか!居るわけないじゃないの...もー!』

夏姫は、少し照れくさそうに、否定をした。

そんなことを考えてたら、いつの間にか夏姫はにやにやして、意地悪そうな目で私を見た。

夏姫『そーいうさぁ、真紘はどうなのさっ!』
夏姫は期待の目で私を見つめる。
真紘『いっ、居ないよ!!夏姫のばかぁーっ』

私はほんの照れ隠しで、夏姫を手で押した。
それまで笑っていた夏姫が、急に笑い止む
でも、特に気にしなかった。

…それが間違いだった

ドンッ

という何かが床に叩きつけられるような音で
私は気がついた

—凄く嫌な予感がした

見たくない、見たくない…
見てはいけない気がする。でも…

見てしまった。

そこには、想像した通りの夏姫の姿。
階段の一番下に横たわっている夏姫がいた。
周りには、赤い斑点—血だ。

真紘『ッ—!!あっ…や…』
恐怖で、声が出なかった。
本当は、そこで夏姫を助けるはずだった
でも、体が言うことをきかなかった
反射的に私はその場から逃げ出した。
恐怖と、罪悪感と、悲しみを深く噛み締めながら。

—ごめん、夏姫。

謝ったってどうにもならないって知ってた。
でも、謝らなくちゃ…って。

遠くから、叫び声が聞こえた

誰か、見つけたのかな。
どうしよう、私…どうしたらいいのかな…
私のせいだってバレたら、皆から—
夏姫から、嫌われちゃう。
嫌われるどころか、もう話せなくなるかもしれない。
やだよ…嫌…!!

皆からも嫌われて、きっといじめられるんだろうな

『お前が雛影のこと突き落として逃げたんだな、卑怯者!』
『あんたが夏姫を殺したのね!この、殺人犯!』

言葉が頭をよぎる



どうすれば…いいんだろう。






*あとがき*
すいませんwww
あの、授業中に何となく思いついたんです((え
なんか…ほんと、真紘ちゃんかわいそうだね(

ていうか、なんかもう死んだ設定になってるのは…
スルー願www

ええっと、では、感想などまってます!
続きは…
ご要望があれば書きたいと思いますw

では!

Page:1



Re: —ごめんね。 ( No.1 )
日時: 2012/02/04 22:56
名前: asuka (ID: JBoBzSSK)

どうも、asukaです(>_<)
夏姫、どうなるか気になります(T . T)
つまり、あの‥‥続きが読みたいです!
とってもとーーーーっても続きが楽しみです(。-_-。)

あの‥‥もしよければ、お‥お友達になって下さい(^o^)
それと、これからも読に来てもイイですか?
更新楽しみに待っています(#^.^#)

Re: —ごめんね。 ( No.2 )
日時: 2012/02/06 21:58
名前: asuka (ID: JBoBzSSK)

あの〜‥‥。
どうされました?

いきなり来て、お友達は欲張りすぎでした?
別に、良いんですよ?!

更新待っています(-。-;

Re: —ごめんね。 ( No.3 )
日時: 2012/03/03 22:39
名前: 真紘 ◆AfmxfPFl7Y (ID: ok2.wYGL)

〒asuka様

わっ!!本当に御免なさい;;
このサイトはあまり更新しないもので…;;
お返事大変遅れてすいませんでした><

友達、いいですよ!ありがとうございます、うれしいです//

Re: —ごめんね。 ( No.4 )
日時: 2012/03/03 22:50
名前: 真紘 ◆AfmxfPFl7Y (ID: ok2.wYGL)

scene1 病室


—ピーッピーッ

ここは、病室。
真っ白な壁に埋めつくされた、何もない空間。

そこは、ただ、暇で。面白味なんて一つもない
こんなとこで一ヵ月も過ごすなんて、病んじゃいそうだな、私。

まだ体調は良くないものの、緊急手術で一命は取り留めたらしい。

あの時のことは、よく覚えてないんだ。
頭を打った衝撃なのかもしれない

真紘だけが悪いだけじゃない
私だって、悪かったところはあったと思う
今更後悔しても遅いけど、皆に『真紘のせいじゃない』って
言いたい。きっと、真紘はひどく責められていると思う

ただ時が流れる空間で、ずっとそんなことを思っていた。

病室の窓からは、時折桜が入ってくる。
もう4月の後半だから、大分桜は散ってきているけど
まだその花弁には、元気が残っていた、

『大丈夫だよ』

そんな言葉が聞こえるような気がした
桜—…桜に限ってということではないけれど、植物の命は儚い。
或時まで自分の蕾が花開くのを待つまで、長い年月をかけて。
いざ蕾を開かせたと思うと、刹那のように散って行って…
時折、無駄じゃないか—って思うことがある。
でも、そんなことを言っても、植物たちはそれを受け入れて
一生を過ごして行くんじゃないか。って、私は思う。

それを思うと、人間の人生も呆気ないんだな、って思う。
いつ死んだって、おかしくない
もしかしたら、私もあの時死んでいたかもしれない。
ひどく頭を打ったから、脳に損傷は残ったけど
十分生きてるから、それでいい。
少しでも生きれたなら、人生とかどうだってもいいんだ

どうでもいい。

有意義に過ごせれば、それでいいんだ。

Re: —ごめんね。 ( No.5 )
日時: 2012/03/03 23:09
名前: 真紘 ◆AfmxfPFl7Y (ID: ok2.wYGL)


scene2 いじめ

男子1『おいっ!…お前責任取れよー!人に怪我させといてお前は平然としてるとか、お前悪魔だな!ハハハハハハハ!!』

女子1『キャーっ、きっもーい!来ないでくれる?私も殺されちゃうわ!怖いわー、この殺人者!』


私が夏姫を階段から落としてしまってから、一週間すぎて、丁度今。
私は、いじめられている。

当たり前のことだと思った。
大切な友達—親友を、階段から突き落としてしまったのだから。
『悪気は無かった』なんて言っても、信用なんてしてくれない。
誰も、私の言うことは信じない。信じてくれない。
私はただの、「殺人者」
もう、前の生活には戻れない。
私には一生この悪名が付き纏う

どうあがいたって戻れない過去。
それは、戻せない

一種の償いだと思って、耐えている、耐えた。夏姫のために。

でも、流石にいじめはきつかった。
前よりエスカレートした気がする

雑巾投げつけられたり、机に落書き、体育着を隠されたり…
色々あった。

—そろそろ、私も限界だった。
心も体もボロボロになった



…死にたい。


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