ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 借金抱えてお仕事中♪
- 日時: 2012/02/11 15:13
- 名前: 睦月 (ID: L.7ldCZ1)
こちらでは初めましての、睦月です。
この話は、おもに殺し…ですね。
ノロノロと更新をしますが、よろしくお願いします。
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- Re: 借金抱えてお仕事中♪ ( No.1 )
- 日時: 2012/02/11 15:29
- 名前: 睦月 (ID: L.7ldCZ1)
1.授業は眠たい。
「おかあさん?」
「ごめんね、こうすることしかできなかったの。」
「やっ…やだ…。おいていかないで…。おかあさん!!」
「……ろよっ!!」
ゴンッ。頭に何かが当たる。
「痛っ!何すんの!?」
「なぁにが、「何すんの」だ。」
「あっ。」
気がつくと先生が目の前にいた。奥に見えるのは黒板。周りでは見慣れた友達がこっちを見てる。
「…授業中?」
「当たり前だ!何回目だと思っている!?」
そう言われても…30回ぐらいとしか覚えてない…。
「センセー。仕方がないと思います。星村さんは、ほとんど寝ていませんし。」
「関係ないだろう。」
「…分かりました。」
私は決心する。
「何がだ…?」
「今日はもう早退します。…では。」
そう言って私こと、星村真菜は学校を早退した。
- Re: 借金抱えてお仕事中♪ ( No.2 )
- 日時: 2012/02/11 15:46
- 名前: 睦月 (ID: L.7ldCZ1)
2.仕事はとても簡単です。
「こんにちわ〜♪」
学校を早退して向かった先は、今回の仕事現場。
「…誰ですか?」
いたのは1人の男の人。きょとんとしてる。
「星村真菜です!」
「はあ…。で、何の御用でしょうか?」
30歳ぐらいかぁ。
「……仕事をしに来ました。」
私はそう言うとかばんからハサミを取り出す。
「仕事?」
「はいっ。私の別名は、彼岸花です。」
「〜〜っ!?」
——気付くの遅いね。
ドスッ。
男の眼にハサミが突き刺さる。
「うっ…あああああああああああああ!!!!」
男は顔を押さえる。
「うるさいですよ。私、まだ2件も仕事があるんですから…。」
新しいハサミで男の喉を切る。
ビシャッ!
静かになった。倒れている男からハサミを抜く。
「仕事終了です♪協力ありがとうございました。」
————所有時間 約2分。
私は、裏の世界ではとても有名な殺し屋一族のひとりの…
彼岸花です。
- Re: 借金抱えてお仕事中♪ ( No.3 )
- 日時: 2012/02/12 07:20
- 名前: 睦月 (ID: L2AVnGiq)
3.質問攻めは嫌いです。
「なんとか終わった〜♪」
残り2件も終わり、私は一族のところへと向かっていた。
ボフッ。
後ろから誰かに抱きつかれる。敵!?
「やっほ〜!彼岸ちゃん久しぶりなのかな?」
…違う。敵じゃない…けど、この声は…。
「那血先輩…?」
「ピンポン♪」
そう言って私の前に現れる。…苦手なんだよなぁ、この人。
「彼岸ちゃんはどう?この仕事に慣れてきた?あっ。背が伸びてるよね?」
「まぁ…慣れてはきました…。背は、そうですね…先輩とは2〜3年ぶりなので、伸びてると思います。」
「やっぱり!さ、早く戻ろう?今日は…」
質問攻めはやめてほしい。
- Re: 借金抱えてお仕事中♪ ( No.4 )
- 日時: 2012/02/12 21:47
- 名前: 睦月 (ID: MmsT0Uvz)
4.今は10月ではありません。
「お〜?彼岸花じゃん。久しぶり。」
「あっ…与野さんじゃないですか。久しぶりです。」
「今日はもらいに来たの?」
「はい。15日分くらい、貯めていたので…。」
「そう。今ならたぶん…7階にいると思うから。」
「ありがとうございます。」
情報を信じ、7階へと向かう。エスカレータに乗って…っと。
「ひ〜が〜ん〜ば〜な〜さ〜ん♪」
「ひゃ!?」
首に息を吹きかけられ、身震いする。
「トリックオアトリート。お菓子くれなきゃ悪戯しますよ?」
「…甘味?」
「そうです♪」
横を見ると、グルグル飴をなめている女の子がいた。
「今は2月だよ?どっちかっていうと、バレンタインデーでしょ?」
「ハッ。じゃっじゃあ、チョコを…。」
「だめ。友チョコじゃあるまいし。」
「ぞんな〜。(泣)」
- Re: 借金抱えてお仕事中♪ ( No.5 )
- 日時: 2012/02/24 20:50
- 名前: 睦月 (ID: kXXcXbP9)
5.ボスは8歳のガキなんです。
甘味と別れて私はボスの部屋に向かった。
「失礼します。」
ボスの部屋に入る。
「うにゃん?」
ボスがこっちを見る。
——ボスは8歳の少女だ。しかも殺しはできないし…。
「今までの分を下さい。」
「は〜ん。君が1か月分の銭を貯めてたガキかぁ。」
ボスは私を見て指で指す。…調子に乗るなよ…。
「いいから早くお金を下さい。」
「OKOK。じゃあ、201000円ね。」
意外な金額に私は言葉が無い…。
「…いらないの?」
私が無言でいるとボスが訊いてきた。
「要ります!」
思わず低い声で言ってしまう。
「そういう風に言わないでよ〜、もう。かわいくないなぁ。」
どっちがだよ、8歳のくせに。
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