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ふざけんなよ。
日時: 2012/02/11 22:17
名前: Aiki (ID: VKUUDnij)



クリックありがとうございます(・ω・ ≡ ・ω・)
あいきといいますm(__)m


誤字や、脱字など…  えぇと ごめんなさいっ


がんばります(。-`ω´-)













———————————————————……



一人の男は言う   ‘運命など変えられはしない’


一人の女は言う   ‘運命は変えられる’




一人の少年は言う   




‘運命など存在しない’



++++++






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Re: ふざけんなよ。 ( No.1 )
日時: 2012/02/11 22:54
名前: Aiki (ID: VKUUDnij)

1+





一人、 人が死んだ。


これは運命。







一匹、 犬が死んだ


これも運命。







何か失敗を犯した


これもまた運命





人は皆‘運命’という言葉のせいにして前に進む。




運命を変える、変えられないの話ではない。

運命などありはしないのだ。




*****









「零矢、今日は学校休みなさいね、母さん学校に連絡しといてあげるから」

「ん」


士流零矢(しりゅう/れいや)。
それが俺の名前。


ギッ



俺はベッドから起き上がる。
夜中にかいた汗で服が気持ち悪い。

身体の重心が定まらず、歩くとふらふらする。
熱のせいだ。


重い足取りで薄いTシャツに着替える。

カーテンを開けると桜が満開に咲いていた。
まぶしくて目が眩む。




飽きた。





昔から身体が弱い俺はこんな日々を送っていた。





高校も授業日数がたりなくて留年の予定。
でもどうせまたこの調子でダメだろう。


俺は留年をやめて退学を選んだ。
自主退学だ。



この先いいことなどないだろう。

時が止まればいい。
明日が来なければいい。


どうせ何もできないのだから。


でも太陽は毎日毎日昇っては沈む。

月日はあっという間に流れる。




何もできないままきっと俺は終わる。








これは‘運命’






  だと、 俺はずっとそう思っていた。









Re: ふざけんなよ。 ( No.2 )
日時: 2012/02/12 13:00
名前: Aiki (ID: VKUUDnij)

2+







夢をみた。




「運命は存在しない」


夢の中で一人の少年が囁いた。



暗闇で顔が見えない。

少年は続けた。



「運命という言葉をこの世界からなくせばいい。人は運命という言葉に縛られている。運命を変えられないと思う者は皆超えられない壁にもがき苦しむ。変えられると思う者は、なんの根拠もない努力をつみかせねている」


少年は俺の目の前まで歩み寄る。


一瞬光が差した。
少年は…






俺と同じ顔をしていた。














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