ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

Unhappy warrior
日時: 2012/02/22 16:28
名前: 紫陽花 ◆kz7ZmccZWs (ID: 78sNkMqs)

こんにちは、紫陽花ともうします。
更新はPCの調子が悪い為のろいですが頑張ります〜

因みに題名は日本語に訳すと「不幸な戦士」になります。
戦争モノなんで、苦手な方は見ない方がいいかも;

〜ルール〜
・荒らしは絶対駄目!
・下手とか悪口とかも駄目!
・誤字・脱字があったら教える事

目次 >>1

Page:1



Re: Unhappy warrior ( No.1 )
日時: 2012/02/21 20:08
名前: 紫陽花 ◆kz7ZmccZWs (ID: 78sNkMqs)

目次
 1. Unhappy warrior >>2
 2.  >>3

Re: Unhappy warrior ( No.2 )
日時: 2012/02/21 19:51
名前: 紫陽花 ◆kz7ZmccZWs (ID: 78sNkMqs)

——1. Unhappy warrior

薄暗い部屋、弱々しい角灯の明かり
俺は一人、椅子に腰掛けていた。
飼っている猫は寝台の上で暢気に寝ていやがる。
戦争中だってのに、本当に暢気だ。

昔は、この部屋でよく悪友達と朝まで酒を飲んだものだが、その悪友達ももう居ない。
たまにしか会えない、それでも愛していた女ももう居ない。もう、みんな死んでしまった。

生き残ったのは、俺一人。

幸せな日々など、もう戻っては来ないだろう。
窓の外には昔と変わらずに輝く月と星が見えるのに。
もう・・・何もかもが違うのだ。

『お前は不幸な戦士だな』と、よくあいつ等に言われたっけか
——その通りだよ、俺は不幸な戦士だ。
みんな死んだのに、俺だけ1人、生き残っちまったんだから。

「見つけたぞ!あの小屋の中だ!」
「小屋を囲め!お前等は共に中へ突入しろ!」

敵国の兵士達の声が聞こえてきた。此処も見つかったか・・・本当に、俺は不幸だな

「クソッタレどもめ、あいつ等の仇、取ってやるよ」

——本当に、俺は不幸な戦士だな

Re: Unhappy warrior ( No.3 )
日時: 2012/02/21 20:07
名前: 紫陽花 ◆kz7ZmccZWs (ID: 78sNkMqs)

——2.

俺は愛用の銃を手に取ると、外に居る敵に向けて3発撃った。
頭、首、胸を撃ち抜かれ、敵の兵士が3人、永遠の眠りについた。

消音機能付きとは言え、それなりに音はする。
寝台の上で寝ていた猫は起きて伸びをしていた。

俺は玄関の方に向かい、外に出た。
敵1人につき1発、確実に当てていく。
弾が切れたら物陰に隠れ、入れ換え、すぐに撃った。

何時の間にか、飼い猫がすぐ近くに居た。
心配して来たのか、腹が減っているのかは分からない。

「ちょっと待ってろ、終わったらメシやっからよ」

猫に言って、敵をまた一人撃った。
数十分程経ち、辺りは静かになった。敵の気配もしなくなった。

「・・・よし、帰るか。メシにしよう」

猫は嬉しそうに鳴くと、足に擦り寄って来た。
俺達は小屋に帰り、メシを食って寝た。

永遠の眠りについた敵の肉は
 明日には綺麗に無くなっているだろう。
  森に住むクマやキツネなどが食うからだ。
 きっと、明日の朝には
森に、赤く染まり、ボロボロになった軍服を纏った骨が
 そこ等じゅうに、転がっているだろう——


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。