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暗い時代に生まれた不幸な少女
日時: 2012/02/23 18:33
名前: 空の音 桜の花 (ID: a8bifGsH)

 その頃は、暗い時代だった。
全てが暗かったんだ。みんな、みんな。笑顔が全然なかった。

 2054年から、
アメリカ・中華人民共和国・ロシア連邦・大韓民国と次々国は沈んでいた。あちこちの国の助かった人々が日本に避難してきた。だが、日本は物資が少なく、人口が3億を超えてしまった時にはもう全ての人々が貧乏と言っていいほどに食料がなくなり、飢え死にする人や自殺する人が増えた。一時は"死の国"と呼ばれた程だ。

 2072年、
人口が3000万人に激減した。日本はその頃、やっと食料が増えてきていて、人口も激減したことから地球温暖化も少し静まってきたようだった。人が使わなくなった土地も多かったため、そこは森林にし、気温も40度から30度にたった20年で下がっていった。
 みんな、安心しきっていた。

—————2100年、
その時代に生まれた不幸な少女の物語。


   登場人物
夜森凛華よもりすずか
扇樹奈小おおきなこ
Elizabeth・jan(えりざべす・じゃん)
李健二(り けんじ)

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プロローグですか? ( No.1 )
日時: 2012/02/23 18:48
名前: 空の音 桜の花 (ID: a8bifGsH)

 発達した文化。
人間は、2089年から絶滅の危機に陥った。今いるのは新・人類"人神"(じんしん)。人に神と書くだけあって、人間とは少し違う。
「…………ッチ。うぜぇ…」
「きゃああああああっ!! 」
叫んでその場に倒れこむ少女。恐らく人間。
人神は超能力がある、空を飛べる、(ジャンプ力が高すぎてそう見えるのかもしれれないし、重力をあやれるからそうなるのかもしれないが)
遠くに離れていても、ものを動かすことができる、人の心が読める、などなどだ。まあ人それぞれなのだが、なかでも運動能力が高い人々が多い、蹴力、腕力、……。
 今は、人間が約1200万人程で、人神が7100万、そして進化過程の途中の中人ちゅうじんとが1億人程。
 中人は人間よりは腕力や握力に優れていて、生命力が強いが、人神程超能力もなく、まあ昔のオリンピックにでれそうな人。と言う感じ。

 この小説の主人公、夜森涼華は14歳。人神だ。能力は珍しく複数ある。


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