ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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潜む影、狂気に狂い
日時: 2012/03/02 14:56
名前: ジェヴ ◆hRE1afB20E (ID: Aru5k1ow)

クトゥルフ神話生物が出てきます。SAN度注意(殴


【警告】…ただの注意です

・ちょいとグロいかも。クトゥルフ的な意味で(´・ω・`)
・舞台は現代、クトゥルフ神話生物登場?不幸な探偵の壮絶な(笑)お話
・二次小説に立てないの?うーん…考えた結果こちらに。理由は下記を見れば分かるかも
・更新遅いよ!ゆっくりしていってね。つ旦~
・探検者などといったTRPG的用語は使いまそん。スレ主もよくわかってないのだ^p^(蹴
・ということでTRPG要素はありません。ルールなんて無かったのよ…

以上



さーてスレ立てたけど続くかな。
スレ主の自己満足小説でよかれば見てやっておくんなまし(´・ω・`)

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Re: 潜む影、狂気に狂い ( No.1 )
日時: 2012/03/01 21:34
名前: コマンド (ID: LhIkzBF8)  

いきなりコメント失礼します。

私神話系大好きなんです♪

楽しみにしてます!!

Re: 潜む影、狂気に狂い ( No.2 )
日時: 2012/03/02 15:40
名前: ジェヴ ◆hRE1afB20E (ID: Aru5k1ow)

>コマンドさん
初めまして、初コメありがとうございます^^
クトゥルフ”神話”!と言っておきながら神話要素は殆どないと思われます!すいませぬorz
クトゥルフ神話自体架空の神話体系なのです^p^

更新頑張ります〜!




うーん、自己満足&本当の意味でただの小説になりそう(蹴
面白さは追求しないのです(殴

とりま今から序章書きます。
自己満足小説の序章を思い知るがいい!(タヒ
テスト終でテンション高いぜー、ひゃっはぁー!

Re: 潜む影、狂気に狂い ( No.3 )
日時: 2012/03/02 14:55
名前: ジェヴ ◆hRE1afB20E (ID: Aru5k1ow)

【書留】


クトゥルフ神話TRPGのルルブ(ルールブック)に載ってある「クトゥルー(クトゥルフ)の叫び声」という話を参考に書いています。
舞台は現在、原作に忠実ではありません。
主に出てくるのは

・現代人(主人公とか)
・旧支配者「クトゥルフ」(名前だけ)
・崇拝者?(教団は出しません^p^)

…うーん、原作すらまともに読めてない奴が大丈夫かな^p^
俺ワールド全開ですがよろしくお願いします。



大事なことなのでもう一度。面白さは追求してません^p^

Re: 潜む影、狂気に狂い ( No.4 )
日時: 2012/03/02 16:10
名前: ジェヴ ◆hRE1afB20E (ID: Aru5k1ow)


”私はもう、おそらくこの恐怖に身を支配されることになるだろう。
 故に、最後にこれだけは書き留めておきたいと思う。
 どうか、これを読んだ人が、この書物カキモノを人目に触れぬところで火に燃やし、 そしてこの書物に書いていた事をすべて忘れ去って欲しい。

 これはこの書物を手にした人間に限らず、すべての人間が知るべきでは … ”


とあるマンションの一室、私はそこまでそれを書き——程なくしてペンを走らせていた手を止めた。
そうして、たった今書き始めたばかりのそれを、ぐちゃぐちゃに丸めてくず入れに放り込む。
あぁ、こんなことをしても無駄であるというのに。
私は何故、こんなことをしてしまったのだろう。
私もとうとう、「大いなるもの」の力で狂わされ始めているとでもいうのだろうか。

私は、座っていた木製のイスにもたれ掛かった。
不意に、目の前の窓から見える景色に目をやってみれば、うっすらと夜は明け朝日がビルとビルの間から差し始めていた。
そんな景色を見ながら、私はふうとため息をつく。
——ここへ来て、1年は経っただろうか。
——ここでの生活も、もう終わりなのか。
長いようで、短かかったものだ。いや、私にとっては十分すぎた時間だったか。
…私は、目を瞑る。
そうすると無意識の内に、今までの出来事が脳裏をかすめていった。
そうしてから、私はつぶやく。
「…最後くらい、ゆっくり振り返ってみるのも悪くはないか」
私は、自分に言い聞かせるように呟いてた。

”あれから”、自分の過去と向き合うことの無かった私は、初めてそれを試みるのである。



Re: 潜む影、狂気に狂い ( No.5 )
日時: 2012/03/04 21:53
名前: ジェヴ ◆hRE1afB20E (ID: Aru5k1ow)


私は、昔から妙な夢を見る。
とは言っても、年に二、三度しか見たことがないが、この夢は一貫して同じものばかりなのだ。

そこは、古代都市とでも言おうか、見たことのない奇妙な石造りの宮殿、あるいはローマ遺跡みたいな場所で、それらは謎の緑の噴出物で覆い尽くされており、妙に湿っぽい。私はただ、その景色だけを夢で見る。暗く、”日の光が刺さないそこで”、私は何故そんな物を見ることができるかわからないが、到底は夢であるため深く追求したことはない。
だが、そこにはそれ以外何もないというのに、私はそこで妙な声を聞く。
いや、あれはそもそも声なのか?音なのか?はたまた、脳に直接響いてくるのか、聴覚的に聞こえてくるのか?それすらもわからない。
そして、あえてそれを言葉にあらわすのであれば、

「くとぅる・ふだぐん」

この言葉が、一番それに近いだろう——


*


ある春の朝——私はまたあの夢を見た、あの妙な声が聞こえる夢だ。
「…っ!?、………また、あの夢か…」
私が勢い良く瞳を開くと、朝の日差しが丁度目に入ってきた。
——またあの夢を、悪夢を見た。
私は荒れていた息をゆっくりと整える。

あぁ、今日はついてない。
あの夢を見るたび得体の知れない恐怖に蝕まれ、目覚めは最悪だ。
額もうっすら汗ばんでおり、手には汗を握っている。
今日は”例の依頼”があるというのに、こんな日に限ってあの夢を見るとは…
「!そういえば時間…」
私はその事を思い出し、目覚まし時計に手を伸ばす。
…時刻は九時半過ぎ、寝すぎたことを後悔しながらも、私は安堵のため息をついた。

——郡司 優哉(グンジ ユウヤ)24歳、探偵。
1ヶ月前までとある探偵事務所に身を寄せていたのだが、今はそこを出て個人で探偵をしている。
と、いってもそれは——今日会う人物に依頼を受け、渋々ここまでやって来たのだが。
なので、探偵事務所を出たのも一時的なものだ。

私は食パンをオーブンに放り込んだあと、先に作っていたコーヒーを口に流し込んだ。
量を間違えたのか、少し苦い。少し表情を歪めた。

パンがやけるまでの間、少々時間が空いたのでテレビのリモコンに手を伸ばした。
すると、いかにも気難しそうなニュースキャスターが何やら真剣な面持ちである事件について述べている最中だった。

『——、…で27歳前後と思われる女性が行方不明となり、今月でも女性を含め6人が行方不明となっています。
 このような失踪事件が相次ぐ中、行方不明となった人物の目撃証言も無く、捜査は難航——
 警察は———』

失踪事件、そういえば最近耳に挟むようになった。
何でも接点の無い無特定多数の人物が姿を消しているそうだ。
私は何となくそれを見ていたが、恐ろしいことに気がついてしまった。
「…待てよ、これ……近所じゃないか?」
何も考えずここへ——このマンションへ越してきたのだが、今思えばこの失踪事件がおこっているのはこの辺だ。

いちほ(ぇ


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