ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- AOⅠHITOMI〜私は化け物
- 日時: 2012/03/09 17:26
- 名前: mittyann (ID: QRCk5boE)
プロローグ・・・・・
私は人間じゃない「化け物」
こんな暗く光など一生ないような人生、私は生まれなくてよかったのにと何度も思った。
生まれても未来は絶望、先が見えないような未来
私は「化け物」だから狙われる
だけど死にたいけど生きなくてはいけない
母と交わした約束を守らなければ
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- Re: AOⅠHITOMI ( No.1 )
- 日時: 2012/03/09 17:21
- 名前: mittyann (ID: QRCk5boE)
『何いってるの、あなたは、決して化け物なんかじゃないわ』
ピピピピピピピピピピ!!
夢の途中だったのに目覚まし時計に起こされ朝からイライラした。
うるさくなっている時計を目をつぶりながら手探りで探し、そして丸い時計の上を
カチッ
と小さく音を鳴らして雑音がぴたりと止まった。
湿って冷たくなっている手を布団の中にずるずると入れ、ほっと安心してまた眠った。
ピピピピピピピピピピピピピピ!!
かん高く耳に響く目覚ましの音がして、またイラつきながらも起き上がり手で「カチッ」っと止めた。
濃い赤の色で手で持ち運びできるこのサイズの時計があんなうるさい音を出すなんて、時計を眺めながいろんな意味ですごいと思った。
じーと時計の針を見た。黒くて長い時計の針が八時ちょうどをさしている。
ゲッと思い、もう一回みる。やはり変わらず八時、
背中がサーと冷たい風が当たったかのように一瞬、寒くなった。
瞬時に床に放ったらかしている制服を着替え、着替え終わると掛けてあるバックをバッと取り検眼に急ぎ足で向かった。
白いへにゃへにゃしている靴ひもを大急ぎで結ぼうとするがどうもうまくいかなくさらにイライラする。
やっと両ほう結び終わるとやっと苛立ちから開放されて気分がよくなり銀色で鎖のようなチェーンを解き、玄関のドアを開けた。
だがそこにいたのは・・・・・・・
- Re: AOⅠHITOMI〜私は化け物 ( No.2 )
- 日時: 2012/03/10 22:22
- 名前: mittyann (ID: QRCk5boE)
男の人で黒いスーツを着ていて目つきが鋭く金髪で手をポケットに突っ込んでいる人がにこやかに
「やぁ久しぶり」
男の周りには無表情で黒いサングラス、それに黒いスーツを着ている背の高い男の人たちが10人以上いる。
首をあげ微笑んでいる男の瞳を見て
「なんですか?、何でここにいるんですか、帰ってください」
強い口調ではっきりと聞こえるようにそう言った。
男の人は口元は微笑んでいるが目が笑っていない、そしてさっきからじーとあたしの瞳だけを瞳を見ている。
微笑んでいた口元が一瞬にして変わり、口を開け
「君に手を貸してもらいたい、」
そう言って怪しく笑っていた。
そんな表情を見た瞬間「これはやばい」と直感した。「はい」と言ったら絶望の道をたどることになる。きっと死人も出ることも、
「・・・・・・何もしたくないです、帰ってください」
「貴様ぁ!!」
サングラスをかけた男の人はあたしに飛びかかろうとした。
だが目つきが鋭い男の人がポケットから手をすっと出し手を横に上げ男を止めた。
「やめろ、こんなとこで争いはしたくはないんだ」
きりっと顔をあげ目つきの悪い目で襲いかかろうとした人を男をにらんだ。
男は睨まれた瞬間体がびくっと動いて襲いかかろうとした手を下におろして
「・・・・・・はい、分かりました」
男の人はあたしの耳元で「ッチ」っと金髪の男の人に聞こえないように舌打ちをして、しぶしぶと後ろに下がった。
「話ぐらい聞け、いい話だ、国のためにやれ」
「嫌です、もう何も関わりたくない」
男はもう一度、あたしの目を見て怪しげに、にやりと笑った。私は恐怖を感じ、手の平から汗が吹き出してべったりとしている。
「関わりたくない?それは無理だな
お前は「化・け・も・の」だから」
それを聞いてあのころの恐怖と復讐を思い出した。
人が血を流している。倒れている、そんな姿を笑いながら見ているあいつらが にくい
そして、そんなこと楽しげにそういっている男の人をぶん殴りたい、そんな気持ちを押し殺して
「わかってるわよ・・・・!!、それぐらいっ!!」
そんな怒りをあらわにしているあたしを見て男はふっと笑った。
『化け物』この言葉があたしの頭から離れない。だが事実なのだ、本当の事、でも誰かが言ってくれたっけ「化け物」じゃない、と、うれしかった。お世辞でも
「じゃあ、明日、その資料ポストに入れとくぞ」
「いらない、捨てる」
「お前が拒否しても贈りつづけるぞ、ずっとな」
そんなことを男は平然と言っていたがこの時恐怖を感じた。
逃れられない、いや「死ぬまで逃れられない」と言ってるような感じに
「じゃあな、また来る」
そういってサングラスの人たちも一緒にぞろぞろと大群かやっと去ったかのように帰って行った。
残されたものは、苛立ちと恐怖だけだった。
- Re: AOⅠHITOMI〜私は化け物 ( No.3 )
- 日時: 2012/03/11 13:03
- 名前: mittyann (ID: QRCk5boE)
翌日・・・・・
早く起きたので玄関にある新聞でも取りに行こうとした。
パサッ
中を開けると先に白い封筒みたいなものが落ちてきた。
手に取って誰からなのか見てみると宛先が裏表なにも書いてない、つまり誰からかわからない、しかも分厚い、3センチぐらいありそこまで重くない
何が入っているか気になったので軽く封筒を振ってみた。
「しゃかしゃか」と何かが入っている音がする。しかも音からしてかなり物とかが入っているような気がする。
私はあっと思い昨日のことを思い出した。宛先が不明だし、あいつらが送ってきたのならつじつまが合う
あたしは封筒をリビングに持ってきて、机の上に置いてあった青いはさみをとり、じょきじょきと封筒を切った。
そして封筒をひっくり返すと、黒いシャーペンやらほかにもと一気にドバっと、しかも大量に出てきた。
私ははぁと深いため息をついて椅子に座り、まず、ペンをよく見ると上のほうに5ミリもなさそうな黒い小さいスイッチなようなものがあった
カチッと押してみると
『BマイナスAHOZ』教授のアンディオス博士が極秘に開発したウイルスで直径0.03ミリの殺人ウイルス、アンディオス博士は危険と判断しっため研究所でウイルスを破壊しようとしたらしいが何者かによって剣銃で殺害、頭に銃弾が一発ほかにも腕、足、腹、などの銃弾が7発見つかった。殺人ウイルスはなくなっており、犯人が持って行ったと思われる。このことは極秘にされており外部からは漏れていない、そして、ウイルスに感染されるとどんな症状が出るかも不明、検討中』
機械のような声が出てきた、女性の声だが感情がこもっていない。
「そして、あなたには犯人を追ってそいつらの組織に潜入すること、そしてウイルスを持って帰るということです。なお場所などは・・・・」
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