悪物語 | ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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悪物語: 日時： 2012/03/10 23:23; 名前：いーくん（ID: Aj4Ev7bA）; 「で？結局君の答えはなんなのさ」
薄暗い部屋で一人の少女が問う。
「答え？なんの答え？」
薄暗い部屋で二人の少年が問う。
「なんの？なんのって決まっているじゃないか。死ぬのか死なないのかだよ」
薄暗い部屋で独りの少女が答える。
「さぁね、知らないよ。死ねと言われれば死ぬし、死ぬなと言われれば死なないさ」
薄暗い部屋で弐りの少年が答える。
「じゃあ私からのお願いだ。」
独りの少女が問う
「私と一緒に死んでくれ」
「やだね」

プロローグ　自殺志願と他殺志願

「はぁ、またか」
彼女。三木夏樹は本日5回目の憂鬱を迎える。
「誰だよビニール袋をかぶって寝れば死ねるだなんていった奴は」
本日5回目の自殺行為に励んでいた。
「あーもう何で死ねないもんかね」
そういいながら起き上がり時計に目を向ける。
８：１５
「遅刻したな。あー人生うまくいかねー。死にたいわー」
急いで支度をして家を出るとき
「途中車にでも跳ねられようか」
と適当そうにつぶやいた。

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