ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ハルの依頼解決簿
- 日時: 2012/03/12 16:15
- 名前: ヨキ (ID: 20F5x0q3)
はじめまして。初めての小説投稿となります。
ヨキと申します。
初心者なので、お手柔らかに。
更新はできるだけ週に1回できればいいなと思っています。
感想やご意見などどしどしお願いします!
それでは本編です↓
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- ハルの依頼解決簿 ( No.1 )
- 日時: 2012/03/12 23:58
- 名前: ヨキ (ID: y3VadgKj)
episode1
━『今日おれたちのクラスに転入してくる生徒いるんだってさあ〜』
━『あっ、それ聞いた聞いた〜!どんな子かな〜女子?』
朝っぱらからクラスでその話ばかり。時間がたてばわかる話であるのに。
(これだから『1−2は幼稚』とかほざかれるのに)
「椿知ってるか??」
朝からご機嫌斜めな[柏原椿(かしわばら・つばき)]は自分の席から海を眺めていると、友人Aが話しかけてきた。
「さあ?あんまり人に興味ないからわかんない。ごめん、ここうるさいからトイレ行ってくる。」
無愛想な返事をして立ち上がる。わざとらしくイスの音を立てながら。
クラスの人々の冷たい視線が刺さる。いつものことだ。
おれは気にせず歩きだした。
鼓膜に響くチャイムがなり、担任が入ってきた。
『今から転入生を紹介する。静かにしろよ』
そう言って、ドアの向こうの人影に合図を出した。
ゴクリ・・・ そんな唾を飲み込むみたいな音が響く。
人影が姿をみせた。そこに立っていたのは、少し赤がかかったような瞳の色をした少年だった。
- ハルの依頼解決簿 ( No.2 )
- 日時: 2012/03/12 23:59
- 名前: ヨキ (ID: k7pNoPCO)
episode2
「はじめまして。神矢春と申します。よろしくお願いします。」
ペコリとお辞儀したその少年は軽く笑みを浮かべ先生に問うた。
『ぼくの席はどこですか?』と。その言葉できづいたことがある。
(こいつの席は俺の隣じゃねぇか!!!!)
毎日女子が群がってきて大変だろうな・・・・
そんなことを思いつつ、隣に座る少年をチラッとみた。
少年と目があう。
(目が赤いな。こんなやつ初めて見た。吸い込まれそうなほど深い、赤だ)
「え・・えっと僕の顔に何かついてます??」
だいぶがっつり見つめてたらしく、不審におもわれるのもしかたがない。
「いや、別にきれいな瞳の色してんな〜と思ってただけだよ。悪いな。」
そう言うと、少年は驚愕を顔に浮かべたものの、すぐに元の顔で「ありがとう」とつぶやいた。その時、俺を見つめる少年の瞳が、少しだけ明るくなったきがした。
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