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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ぼくきみ (短編の集まりですが)
- 日時: 2012/03/21 12:00
- 名前: 万屋 ◆yYd9Z6eRjk (ID: in0tr.0M)
初めまして、万屋と申します。
なんだか暗い…というより厨二な雰囲気がぷんぷんしますが、見ていっていただけると嬉しいです。
とりあえず、ちょっとした説明もどき(?)をば。
・短編の集まり(人は短編集と呼ぶ)です。
・登場人物は、大体が ××くん,××ちゃん,僕やら私やら(つまりは、一人称のみ) です。
以上…ですかね。
さてさてー始めましょうか。
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- Re: ぼくきみ (短編の集まりですが) ( No.1 )
- 日時: 2012/03/15 09:16
- 名前: 万屋 ◆yYd9Z6eRjk (ID: in0tr.0M)
この世界は、生きずらくて仕方ない。
だから、別の世界へ行こうと思った。
行くことにした。
『起きた?』
うん、起きたよ。
ぶくぶく。
01:水中
「……。」
ただいま、水の中。
浴槽に水を張って、その中に私は沈んでいます。潜っています。
「…っ」
息苦しくなってきた。
けど、このままこうしていたら、
別の何処かに行ける気がするから。
こんな世界、私には要らないし。
沈んで潜って別の世界へ。
・・・なのに、
「……っぶ、はあああ!!!」
…あーあ、また我慢できなかった。
意に反して、水から起き上がってしまう。いつも、そう。
いつもいつもいつも。
私が水に沈むようになってから、今日でちょうど三年目。
「……っは…あ゛ぅ………ぁ」
ちゃんと沈めなかったから、
ちゃんと此処からさよならして離れられなかったから、
今日も、生きなきゃ。
「めんどくさいなー。」
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