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【そして、今日もまた。】

もう直ぐだ。
もう直ぐだ。
もう直ぐで。

隣に在るのは愛しき君。

ああ、なんて残酷な運命だろうか。

夕焼けが何時もより赤い。
赤い、赤い、紅い、あか、い、アカイ。

何時もより？
それは有り得ない。
だってあたしは何度もこの景色を見た筈だ。

なのに何で何時もより……

…………………————

何だよ。
神様の悪戯か。

其処には「何時も通り」の夕焼けが広がる。

赤くなんかなかった。

さっきの少しの希望なんか消え去って。
また憂鬱が心を埋めて行く。

そして……———

あたしは君を考えて、意識を飛ばしてった。