ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

【泡へと儚く】

私の運命は決められている。
其れが、辛くて…——

海は好きだけど、嫌。
嫌だけど、好き。
矛盾してる私の考え。

何時だって、夢を見ちゃってる。

光が届く此の場所。
直ぐ其処に或る筈なのに。
如何しても届かなくて。

もどかし過ぎて。

嵐が来たとしても。
私には、何も起こらないと思ってた。

貴方と出会ってから変わった。
愛せるから。
愛してるから。

キスをして？

…………私は、やっぱり貴方が一番。

欲を言えば、もう一寸此の時間を。
もっと貴方と居たかった。

自分の足で。
貴方と一緒に海沿いを歩きたかった……

例え…貴方の笑顔の近くに私が居なくても。
私には、幸せ過ぎるから。

最期に会えて、良かった。

貴方に会えたなら、私は意識を手離そう。

---------------

今回のお話は、あの有名な童話の人魚姫を元にしました。
原作の残酷な話に、少しばかり希望を入れ、アレンジしてみました。

お話の元↓

［人魚姫【アンデルセン童話】］