ダーク・ファンタジー小説

Re: 真夜中の始業チャイム(ヒーカside) ( No.7 )
日時: 2013/07/13 00:11
名前: +蘭夏+ (ID: jmwU8QL1)

<5限目>

 壁の隙間を、憂斗と大牙と一緒に覗いた。
 誰かが何かを引きずっているような音も聞こえて、ちょっと気になっていたから憂斗を押し寄せ気味に覗いた。
 でも、覗いてみて……後悔した。
 引きずってきたあとには、血……? みたいな紅い、紅いモノが床に付着してて……。
 あとは、——鬼が、元人間の肉を喰っていた。多分、新しく鬼に捕まった者だということがわかった。

 見覚えがある人がいたので壁に顔を寄せて目を見開いて覗いてみた。 すると……

「っ__!?」

 それは……、同級生で委員長の松谷と友達の玲奈が、鬼に運ばれて来たみたいで。
 鬼はどうやら女性らしい。長い黒髪をボサボサに垂らし、酷くやせ細っていて、黒いワンピースを来ている。黒いワンピースには、ところどころに赤い模様が付いていた。
 そして、鬼に喰われていたのが……砂中だった。砂中の姿は、足や腕の肉がなく、骨が見えてた。

 その鬼と死者の行為が、あまりにもグロテスクで……とても恐かった。とてもじゃないけど……見ていられない。
 すると、鬼が……

























 ——一瞬だけ、こっちを向いた気がした。
 吃驚して、「ひぃっ!!」と小さく声を出して尻餅を着いてまった。

 運が良く、鬼には気づかれていなかったみたいで。
 まぁ、そのあと……鬼がどこかに行ったので、大牙にこっぴどく叱られました★

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サイン⇒RAN◇(これからは担当のとこに書きます)