PR
ダーク・ファンタジー小説
- Re: 闇に沈んだ校舎【オリキャラ募集】 ( No.2 )
- 日時: 2013/03/17 14:49
- 名前: 水奈 ◆y4sWQj6Fr6 (ID: iTW0Fx5P)
日常 〜夏休み前の日々〜
「テスト面倒くさいね……」
テストで出される範囲が書いてあるプリントを貰い、彼女はため息をついた。
「あぁ〜……。またテストの時期がやってきたね……」
彼女の後ろの席に座る、茶色いショートカットだが少し癖っ毛の女子がそう言う。
「うん。なんとか目標の大学へいけるぐらいの点数が取れればいいんだけど」
まだプリントを見つてめる彼女は、大学進学を考えている真面目な子だ。
彼女は真剣に今後の事を考えている。
「私は赤点さえ取らなければ大丈夫なんだけどなー」
彼女、東雲 麻妃に後ろから話しかける女子はどうやら大学までは行かないようだ。
「奈緒はこれで就職だったよね?」
「そうそう。大学はお金がかかるし」
家庭の都合上、如月 奈緒は大学には行かず、就職して働くつもりだ。
「ねぇ、今日勉強教えてくれない?」
奈緒は前の席にいる麻妃に勉強を教わろうと頼み込む。
「いいよ。じゃ、いつもの場所で待ち合わせしようね」
「サンキュー! いつもの店で待ってるよ!」
二人で勉強会の約束をし、その後は授業に意識を戻すようにした。
放課後、麻妃は学校を出て国道沿いのお店に向かっていた。
彼女たちの待ち合わせ場所はいつも国道沿いのファミレスなのだ。
麻妃が待ち合わせ場所であるファミレスに向かっていると、突然携帯が鳴る。
彼女は携帯をポケットから取り出して確認をすると、どうやら奈緒からのメールのようだった。
中身の文面には、『麻妃、今日の勉強会にあいつも連れて行っていいかな?』と書いてあった。
麻妃は届いたメールに返信をする。
『別に大丈夫だよ。みんな居れば楽しいし!』と打ち込み、奈緒へ送信する。
「彼も来るんだ。久しぶりな気がするなぁ」
そうつぶやくと、麻妃は待ち合わせ場所へまた歩き出した。
PR