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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 【祝参照200突破!】チートコード【コーナー考案頼みますw】 ( No.73 )
- 日時: 2013/05/12 19:35
- 名前: ダイ ◆AEYoiw.IxM (ID: 9Mm1ZbHh)
第8話 「覚悟」
俺がそう言った後、父も、母も姉貴も、驚いた顔をしていた。
そりゃそうであろう。自分で言うのもなんだが、この15年間ずっと可愛がってきた大切な息子が、今危険と言われているモノに足を踏み入れようとしているのだから。
「お前、本気なのか。」
父が問う。
勿論本気だ。
「勿論。」
「駄目に決まってるじゃない! そんな怪しいゲームに参加して、悠が死んじゃったら……!」
そんなのは分かっているが、俺は行かなければならない。
「ごめん、母さん……」
長く重い沈黙の後、姉貴が口を開いた。
「お父さん、お母さん、行かせてあげようよ。この子の人生はこの子が決めなきゃ。でも、絶対死んじゃダメよ。」
何て素晴らしい姉なんだ。姉貴GJ!
今までウザいと思ってた姉貴は何だったんだろう。
「そうだな。だが、無茶はするなよ。」
「そうよ、お父さんやおねえちゃんの言う通り、無茶したりしちゃダメよ。」
父や母も許可してくれた。
これで俺は闇色GAMEに正々堂々と挑める。
「よし、そうとなったら早速帰るか!」
急に元気になる俺にみんなは笑う。
父さんが父親で良かった。母さんが母親で良かった。
姉貴が姉で良かった。冬夜達が友達で良かった。
俺は大切なモノ達を守る為、戦う。
第8話 END
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