ダーク・ファンタジー小説

Re:   * 君と過ごした一週間 * ( No.21 )
日時: 2013/04/05 20:08
名前: 萌花 (ID: 6MOWHKAk)


第六章@_死。_

翌日。



忘れるんだ。忘れるんだ。
何もなかったんだ。

そう、自分にいいきかせる。


『はぁ・・・』


俺はあの時、店で撮った1枚の写真を破り捨てた。

『あああああああああああああああああああ』


昨日の事で、俺の人生の何かが終わった。
人生がすべて終わったようだ。

破られた写真をみると、俺はだんだん虚しくなってきた。

『はは・・・笑』

そうさ、俺はこんな運命なんだ。
一人ぼっちで、一生を過ごすんだ。
そうだよ。そうなんだよ・・・。


俺は無意識に学校へ向かっていた。
そして、学校の窓を近くにあった石で割り、進入した。

向かった先は・・・





             _屋上_






何しにかって?w


死ぬために決まってるじゃないか。

『さようなら。』

俺は飛び降りようとする。


『ダメッ!!』


下を見ると、広い校庭にただ一人少女が立っている——


『あれは・・・』


そう。


それは、緑川 美晴だった。