ダーク・ファンタジー小説

Re: 約束を拒んだ少女。 ( No.10 )
日時: 2013/06/17 17:29
名前: 黒猫。 (ID: lPf5Kk9x)

「わかる気がするんだ」

え…。

「私達、人工生命体、アンドロイドの事。
感情がない人間なんてただの人形だって。

私には日和みたいな感情はあんまりない。
怒る、悲しむ、喜ぶ、そんな感情はしらない。

だけどね、私にはないけど、日和はあるんだよ?」

遥がこんな事をいうなんて、最初は思ったりしなかった。
遥はそんな感情をしらない。
だからちょっと悲しいかな。あんなに突っ走って
騒いじゃった癖に、遥にそんなことを言われるなんて。

ばかみたい。

「うん」

「遥はまだ人間。感情はまだあるから、やれることあるんでしょ?

だから、アンドロイドになるのを拒んだんでしょ?」


「うん。遥のいう通りだよ。

わかった」