PR
ダーク・ファンタジー小説
- Re: ムボウビトラップ ( No.15 )
- 日時: 2013/06/23 00:21
- 名前: 黒猫。 (ID: QYDGIf3B)
『ホント、ムボウビダネェ』
おい!
少しでも雑談で繋ごうとしている俺の気持ちを、
どうして踏みにじる!
「……」
(言っちゃったよ、とうとう)
「……」
(文字でもアウトだろうな…)
『……』
(ピッチャーアウト)
「つづけます、よね?」
『はい、これからカタカナデヤリマスカラ、
ワタシマスカラ、ツケテマスカラ』
「あ、そう」
そんなつまんないギャグ?を聞き受け、
素晴らしくスルーをするー。
『ッ!』
自称、トラップ少女は驚いたような演技、
いやいや、驚いたような声をあげた……!
「ざぁまぁ」
奴はドヤ顔でニヤケル。
「なにしたんだ、姫?」
「姫?…姫か、それはないわぁ…
?何って決まってるじゃん!
仕返しよ、仕返し」
「だから、なにしたんだよ」
「具体的に言うと、
こっちに仕掛けてるor仕掛けようとしていた罠を
反転させたのよ」
「つまり?」
「だぁかぁら、こっちに撃ったor撃とうとしている
物を撃ったら後ろからそれが帰ってくるっていうこと。
自分に撃っているみたいなもんよ」
奴が説明している時、
上、つまり天井で物音がする。
『や、やめてぇー!!』
PR