ダーク・ファンタジー小説

Re: ワタシニコイシテヨ ( No.2 )
日時: 2013/06/19 22:36
名前: 黒猫。 (ID: qMyz0mD0)

どうやら俺にもやっと
周りの状況、つまりあいつの声が聞こえて、

『タスカリタイカ』

と聞こえてきているような気がした。
その言葉がまさしく、
神の救いのように見え…
「Yes,fallin loveッ!!!??」

なんて叫んでしまった。

「ふぉ、ふぉーりんらぶ?!
何を言ってんだよ…お前は」

「ああああ、ななんでもない。
口が滑った」

「助かりたいのか?」

「助かるもんなら助かりたいさ」
そりぁあな、死ぬよりマシだ。

「ふぅん、じゃあさ、私に恋してよ」

「え?」

何と言っただろうか。
一瞬にして消え去った言葉だが、
確かに俺にはこう聞こえた。

『ワタシニコイシテヨ』

「え?もう一度」
まあな、偶然だ。空耳だ。

「だぁから、私に、恋してよ!」