ダーク・ファンタジー小説

Re: ワタシニコイシテヨ ( No.4 )
日時: 2013/06/20 17:27
名前: 黒猫。 (ID: qMyz0mD0)


そう、確かに奴はこう言った。
『ワタシニコイシテヨ』
こんな学校にいても彼女は青春を求める
清純なJCなのか…。

って、そんなことを言ってる場合なんて無くて

何だ、そう、何だ、ああ言うのは、つまり

「告白ぅ?!」

「違う。あんたが私を好きになんの!
じゃないと…」

そんな事を言いかけている途中、
俺はその一瞬の光を逃さないため
叫んだ。

「わ、分かったっ、
好きになるから、恋するから助けてくれ!!」

嘘っぽいなぁ、おい。

「嘘でしょ」

だよなぁ、人生を殺されかけている奴に
いきなり恋をしろなんて言われても。

「…恋するから助けてくれ……」

(折れた)

俺のMyheart…

情けないなぁ…

「い、いいの?」

目を輝かす奴にやっぱ無理だわ…なんて
言えやしない。
ここで断ったらなんか男としても最低な気がするし、

「あぁ。努力するから、とにかくそこ、
どいてくれ…」

奴は俺の腹の上に足を置き、
見下げていた。

「まぁ、それより、謝りなさい」