ダーク・ファンタジー小説

Re: ムボウビトラップ ( No.9 )
日時: 2013/06/20 22:33
名前: 黒猫。 (ID: qMyz0mD0)


なぜだか、寒気が…ぁぁぁ、する?
そんな気がしてならないが…。

『掛かった…』ぶい

な?

なんか『カカッタ』って聞こえた気がしたんだけど…
「なんか来そうだ…」
奴もそんな事を感じ取りながら、
ながら、

ピッ

いきなり電気が来れて、
エアコンが入る。

「さ、さみぃー」ブルブル

「何度に設定してあんのよ、こんな寒いなんて」

そうだそうだ、

『15度よ、寒いわぁ』

何故だろうか、
どこからか声がする。

さっきも『カカッタ』『15ドヨ、サムイワァ』
なんて、まさか、ここの自称トラップ少女なのか?

「何か声がする」
「するなぁ…トラップ少女?」
「かもねぇ」

まぁ、電気、エアコン、そんな古典的トラップが…

シュシュシュッ!

何故か忍者が手裏剣を投げるような効果音が…
って
「っわわわ」
「そこ、にぶい!」
食用ナイフが落下、

奴はピアノの上に移る。
『あーあ、ピアノダメなのに、踏んだら』

また聞こえる。
『アーア、ピアノダメナノニ、フンダラ』

ガラスの破片?
のような物が落ちてくる。

もう、だめだ、オワタ。

『ココで落としてあげる』

その言葉だけははっきりと聞こえた。

「や、やめてくれ!」
耳元には響くピアノの音、正直うるさい。