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“ごちゃまぜなんでも大会☆”


「意義アリーっ！」


声を上げたのはアリスだ


「はい、何ですかー？」
「なんであたしと綾音ちゃんが違うグループなの！？おかしい！やり直しを求めますっ！」


ビシッと彩女に指を突きつける


「あ、アリス・・・」


綾音が止めに入ろうとするが、既に遅し


「何か文句でも？」


マイクを片手でひねり潰すほどの勢いで拳に力をこめ、ついでにそばにいる手李拏を片足で踏んづける


「お前、Ｓか！？女王か！？なんで俺なんだよ！」
「うるさい、足元でギャーギャー騒ぐな」


ギロリと本性で鋭く睨むと大人しくなる


「な・・な・・・なんでもありましぇん・・・っ！」


フルフルと震えて綾音に抱きつくアリス
そんなアリスの頭を撫でて慰める


「よし、では最初のゲーム説明をするヨー」
「キャラ変わりすぎだろ」
「同感」


泡沫と手李拏が小声でそう語った



「最初のゲームは“借り物競争”だ！！」


ルール説明↓


この研究所の屋上にあるものの中から自分の選んだ紙に書いてあるものを探して、この部屋まで帰ってくる


「ね、簡単でしょー？」


ニッコリと楽しそうに笑う


「まぁ、大丈夫なんじゃないかな」
「フン、戯れ程度だな」
「あ、リレー形式だからね♪」


そして第一走者がスタンバイして・・


「あ、言うの忘れてたけどトラップもあるから」
「「「早く言えーっっっ！！」」」
「よぉーい・・・・・・・・・スタート☆」


ドンッ


第一走者が走り出した
あっという間に姿は遠ざかり・・消えた


「さって、誰が帰ってくるのかなぁ？」
「モニターでチェックだね♪」


近くにあるテレビに手をかざすと、監視カメラからの映像がうつった


〜つづく〜