ダーク・ファンタジー小説

Re: お湯を沸かせば出来る魔法書を読みましょう ( No.15 )
日時: 2014/03/07 18:19
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)

俺は何時も万全にあいつらを守ったことがほとんどない。

どうすれば…

人質に取られた星哉を救出したものの、これでは俺の気は収まらなかった。

「怪我してないか?」
うん、と頷いた星哉のロープを外してやる。

夜明けが来た。

日の出が森の奥深くに見える
俺は、ずっと考え事にめぐらしていた

(…カイト)

アイボリー界から来た。と言っていた

そんな場所 俺は知らないのだが…

「くっそ」
考えてても、もう何も出てこない!!

バ——ン!

俺の指先から出た紅焔の炎の銃弾が飛び散った。
その炎の弾丸は、空を斬り、真っ赤な炎を上げて森を焼いていく。

「……火の、力?…」
火炎の向こうから、聞き覚えのある少女の声がした。


「—————……か、——!」

——————
to遥花

「薬草…」
森に生える薬草の見極めは とても難しいのだけれど、この*力*を持って難しいことなどなかった。

怪我に効くアロエやまたいろんなハーブを、瓶にいれていく。

「・・あ」
夢中になって気が着いたら、もう真っ暗で。

(…やばい、かも)
自分を心配して動いている人が居るはず
となると…

ピポットを取り出して、私は周りを見た。

——————————————
ピポット 2014.3/2 AM12:18

漆本遥花 29LV  ●●■■◆
          ○□○□◆
HP2900/3000    □▲★■▽
攻撃力300/5000   ◆◆▽◆○
防御力1000/3000
———————————————

「あれ?」
楓とは遠く離れてて

志乃と優希とも近くはない

……でも

「翔太…消えた?」